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投稿者:モンタワ - この投稿者のレビュー一覧を見る
30年後の再販とは思えないくらい今の問題と重なり怖くなった。
話題の教団をテーマにした本
2022/12/16 04:51
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投稿者:まさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
社会的な問題になっているカルト教団について書かれた約30年前の本を緊急文庫化して発売されたものです。物語はフィクションですが教団の反社会的な行動がリアルに描かれていて読みごたえがあります。
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カルト教団の手口を物語風に書き上げた、大変面白い小説であった。特に信者を作り上げるまでの洗脳のノウハウは今話題の統一協会のそれを感じることができた。
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これはかなり面白かった。30年前の小説ということだが、今年のあの事件をきっかけにクローズアップされた宗教団体を扱っており、今回文庫化したようだ。詐欺集団としてのそのマインドコントロールの見事さはぞっとする。
いま、世間では宗教二世の問題が取り上げられているが、この小説には、若い信者を取り巻く家族の苦悩が描写されている。自分がこの家族の立場に立ったら、どうするだろうか。自分がマインドコントロールされていたときに気づけるだろうか。
色々深く考えてしまう良い小説だった。
物語ならではの迫力があった。
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家族を壊すカルト宗教の恐怖! その洗脳と集金のシステムや家族を取り返すために戦う人々。カルト教団を描いた小説を緊急文庫化!(e-honより)
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カルト教団によるマインドコントロールの恐怖を描きます。
30年前の作品ですが、いまでも色褪せません。
新興宗教によって行われている布教には、大なり小なり、このような方法が使われているでしょう。
名前は変えてありますが、旧統一教会の原理や内実などが、詳細に書かれています。
「なぜ人はこうもやすやすと操られるのか?」
実は、簡単に騙されてしまうのが、私達なのです。
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再販 そうかだからか
昔 ワイドショーで連日報道されていた宗教団体
有名人か多数入信していたから TVをつければその話題だつた頃かあった
報道されていた事が文字になり 架空の人物だけど
人物像が浮き彫りにされていったが
…ワイドショーで見たのとかわらないかなあ
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著者中村敦夫は、言わずと知れた「木枯し紋次郎」だが、役者にとどまらず、ジャーナリスト、テレビキャスター 政治家等、経歴は多彩である。著者については、だいぶ前に評論「さらば、欲望の国」(2004年、近代文芸社新書)を読み、生きる姿勢、文章力とも私は高く評価していたが、この小説の存在は最近まで知らなかった。
テーマは統一教会(作中では「国際キリスト敬礼協会」)。不倫調査、興信所の下請け等で食いつないでいる冴えない探偵牛島に、「人さらい」の依頼が来る。依頼人は水回り職人の松本で、妙な宗教団体に行ったまま戻らない息子を取り返してほしいという。金になりそうもないし、面倒なので、牛島は費用を過大に見積もり、一度は体良く追い返す。しかし、たった一人の社員、受付の坂巻よねに人情がないと非難されたこと、その後入ったラーメン屋から、偶然、外を歩いている松本を見かけてしまったことから、長年忘れていた感情がよみがえり、支払いは後々相談ということにし、仕事を引き受けてしまう。
その後は、依頼人松本の息子の奪還を中心に、教団の勧誘の手口、洗脳の方法、教義のデタラメさ、信者の生活の様子や課されるノルマ、洗脳を解く過程などを巧みに織り込みながら、物語は展開していく。著者はフィクションと断っているが、教団に関する記述は有田芳生氏、浅見定雄氏らの著作に書かれていることと一致しており、深く調べ、正確を期して書いたことがうかがえる。娯楽小説としても、場面の展開が早く、登場人物が生き生きとしていて一気に読め、優れていると思う。
特筆すべきは。この小説が1994年に発表されたことだろう。1992年、統一教会は合同結婚式や霊感商法でクローズアップされるものの、その後、有田芳生によれは「政治の力」で、統一教会に関する捜査、報道は、安倍晋三射殺事件が起こるまで、事実上封印される。これが「空白の30年」であるが、この小説はその空白の中で発表されている。私はそこに、この問題をそのままにしてはいけないという著者の強い思いを感じる。全国霊感商法対策弁護士連絡会の方々、有田芳生氏、鈴木エイト氏等、様々な圧力に屈せず、統一教会問題に取り組み続けた人々にと同様、私は著者に敬意を表する。
安倍晋三氏が射殺され、空白の30年は一応終わりを見た。だが、教団で演説し、昔のアイドルもどきをそこへ連れて行った者、食口(信者)になり、ありもしない立場をでっちあげてごまかしている者、マザームーンと叫んだ者等、名前を書くのも汚らわしい政治家たちはみな、実質的に何の咎めも受けず、平然と権力の座に居座っている。変わっていない、というより、変えたくないのだ、多くの人が不幸になっても。まるでそれ自体がカルト集団であるかのような政党が牛耳る国。この国はとことん堕落してしまったが、著者のような人々の存在にわずかな希望を見出したい。
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本の題材は明らかにあの宗教だ。
まさかこの本の初版から30年経っても日本にまだ旧統一教会がはびこっているとは。名前を変えて活動するところまで変わらないとは。一方でこのカルトが人の劣等感にうまく漬け込んで近寄って操られていくあたり、リアルだ。家族の思いを思うにつけ苦しくなる。カルトに子供を取られた家族に救いの手を差し伸べる善意の人がいることだけが救いだといえる。
自民党よ、被害者により安倍さんも撃たれたことだし、この団体のヤバさには気付いてくれ。最近保守エリアでも勝てなくなっているらしいから、そろそろ問題に気付いてくれないかな…。
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これはあの宗教のことか!とすぐ分かる内容。
テンポよく進む展開に夢中になった。
探偵事務所を営む牛島が、出家した信者を家族のもとに取り戻すため奮闘する。
読みやすかった!
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⭕️️⭕️教会をモデルとしたカルト教団の実態を描いたフィクション小説、教団の経営や洗脳方法や組織図等が詳細に描かれていて成り立ちが良く分かる。
30年前に木枯らし紋次郎の俳優であり元参院議員中村敦夫さんが、執筆。日本を震撼させた安倍元首相暗殺事件をきっかけに再び注目。熱烈な信者の洗脳を解く事の難しさ、信者の家族側の立場になるといたたまれない気持ちになった。読みやすかった。