とても参考になりました
2022/12/03 09:56
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投稿者:たさかな - この投稿者のレビュー一覧を見る
大学の授業で愛着障害について少しだけ触れたことがあり、興味があったので手に取りました。はじめは自分自身の生きづらさの正体を知り、整理することを目的としていました。私自身、親との関係でひどく塞ぎ込んだり、日常生活や行動を左右されたりすることが多く、自分の人生に役立つのでは無いかと思ったからです。しかし読んでいて、ふと「これは私だけでなく、親も該当するのではないか」ということに気づきました。これで実際、現実の生活が変わるわけではないかもしれませんが、ただ理不尽で不可解だと思っていた出来事にも、「もしかしたらあの人はあのとき、こういう事情があったのかもしれない」という想像の解像度が上がった気がします。
人間ほどめんどくさい生き物はこの世にいないと思う
2022/12/12 23:52
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投稿者:魚大好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本を読んでいたらほとんどの人が何らかの不安型愛着スタイルに当てはまるのではないかと思ってしまう。遺伝要因も子供の頃に経験した愛着スタイルに影響する事は想像できる。
たとえ自分の親やきょうだいであっても、居心地が悪ければ、距離をおくことはおかしいことではない。むしろそうすべきだとも思う。
不安型愛着を改善する方法の1つに自分の思いを書き出す作業があげられていて、他の書籍でも書き出す事は自分を知るうえでかなり重要なポイントになると紹介されていることが多いので、改めて大事なことなんだと思った。
自分自身に向き合うことは正直めんどくさくてしんどい。そして自分の気持ちに気づかない人も多い。だけど現状を変えたいならば、まず自分の気持ちを疑ってみること、自分を知ることから始めなければならない。他の誰でもなく自分の中にしか答えはないのだと受け入れることである。
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さすが岡田先生。『愛着障害』の本の詳しいバージョン。もう少しひとつひとつの項目についてしっかり書いてほしい気もするが…
p.30 何もかも話さずにはいられない
1人が苦手なのは、不安であれば不満であれ、心の中にしまっておけない、不安型愛着スタイルの特性とも関係している。心に抱えておくと言うことが難しいのである。ストレスがあっても、何も話そうとしない回避型(親密な関係を避けてしまう愛着スタイル)とは、対照的に、不安型の人にとって、自分の身に起きたことを話す事は、不安を解消するための重要な防衛手段であり、生きているのと同じ位重要なことである。楽しいことよりも、嫌なことや不安なことが多く占めがちだが、自分の心に抱いているよりも、洗いざらい、吐き出して、スッキリしようとする。不安が、他の人の不満や愚痴を聞く事は、その他パートナーとなったものの最重要な任務だと言える。その任務が解除されてしまったと言う事は、もはや関係が意味をなさ持たなくなったと言うことを示している。このタイプの人が、何も話すことがないと感じると、それは愛情生活の終わりが近いことを予兆している。
p.35 それがうまく働かないと、思い通りにならない子供を虐待してしまうことにもつながる。愛着障害の人では、オキシトシンがうまく働かないため、自分にも周囲にも厳しくなりすぎたり、極端な受け止め方や反応してしまいやすい。完璧主義な傾向の背景には、養育環境の影響とともに、生理学的要因も関与していると考えられる。
p.41 気配りし、世話をし、アドバイスし、手助けすると言う関わりでさえ、相手の気持ちやペースよりも、自分の気持ちやページになってしまい、相手には強制されているように感じられてしまうのだ。完璧にしようと言う強迫性の傾向や、自分の理想へのこだわりが強く、程良い妥協ができない。
ときには、主役の本人を押しのけて、頑張ってしまうので、たとえその場には良い結果に終わったとしても、本人の主体性はないがしろにされ、本人としてはあまり満足感も得られない。一生懸命検診し気遣っているのに、感謝されないどころか、嫌そうな反応が返ってくることに、イライラや怒りがこみ上げてきます。
しかし、相手からすると、こちらを押しのけて、勝手に頑張っていたので、今度は急に起こりだしたと言う反応、戸惑い、どうして怒られなければならないんだ、と言うことになる。
p.45 イライラと怒りにとらわれた、玲果さんの状態だけを見れば、夫や子供に対する不満や不満を爆発させ続けるのを目の当たりにして、自分の感情に負けてしまう、なんと身勝手な女性だろうと思ってしまうかもしれない。しかし、普段の彼女に出会いは、なんと優しくて、気が利く良妻賢母型の女性だろうと思うに違いない。
それぐらい正反対な面が、彼女の中には同居しているのである。それは、決して二重人格と言うことではなく、献身と忍耐が限度を超えたとき、裏返ってしまうと言うことなのである。
p.47 不安型愛着スタイルの繊細さ者は、多くの人には、あまり気にならないレベルのことも、不快に感じやすい。感覚自体が過敏で、すぐ頭が痛くなったり、めまいがしたり、飲み物用意し、やすかったり、低気圧が接近すると、体調に響いたりと言うことも多く、体調が崩れやすい。女性だと、月経の前後の不調が強く出やすい人も多い。
そうした、生理的に体調に出やすいことにも増して、言葉に過敏で、さりげない一言が引っかかってしまい、急に怒りがこみ上げてきたら、相手のことが信用できなくなったりすることも、ときには起きる。
例えば、パートナーが一生懸命、会社であった不快な出来事の話を聞いてくれて、気持ちが少し落ち着いたと思った時に、パートナーが「あー疲れた」としか話さ瞬間、それまでの信頼が一気に崩れて、「私の話を聞くのは、そんなに疲れる嫌なことなのか」と思って、激しい怒りに囚われたりする。
…言葉の使い方にも過敏で、自分の言葉と違う言葉を使われたりすると、違和感を覚えたりする。こうした傾向は、こだわり、勝谷潔癖症の傾向と重なっていたりすると、余計に強まりやすい。
p.48 痛みや苦痛に弱い
不安型愛着スタイルの人の過敏さは、対人関係や心の瞳に限ったなのでなく、痛みや感覚的な深いものに対しても過敏の傾向が見られる。愛着ホルモンであるオキシトシンには、不安だけでなく、痛みを抑える働きもある。不安定な愛着を抱えている人では、オキシトシンの働きが悪い。そのため、不安が強いだけでなく、痛みは会社と言ったことに対して過敏になってしまうと考えられる。痛みやかゆみといったことで大騒ぎしたり、空腹とか睡眠不足で、ひどく、不機嫌になったりと言うことも起きやすい。
p.165 不安型愛着スタイルの抜本的な課題として、①愛情や商人への過剰な期待、②のために、「良い子」「いい人」「完璧」でなければならないと言う囚われ、③①や②が裏切られたときに生じる抑うつや怒り(攻撃)、が挙げられる。
p.166 それを克服するために必要なのは、一言で言えば、「ほど良さを取り戻すこと」である。ほどよく求め、理想や完璧を求めすぎず、欠点や不満な点は多めに見て、程良いところで満足し、を楽しむことができる。自分自身も、「いい人」や「良い子」になりすぎず、嫌なことにはノート言えるが、何でもノーを連発するわけではなく、ほどよく妥協しながら、ほどよく自分の主張もして、対等でバランスの良い対人関係を維持していく。頑張りたい事は頑張るが、気持ちや体を犠牲にしてまで頑張らず、ほどよく人生も仕事も楽しめる。そんな生き方が目指すべきところだと言える。決して達成困難なことではなく、今日からでも実践できることである。
p.167 この良さは、評価を客観視のバランスで生まれる
自分の視点を離れて、物事を見る能力が必要だ。この「自分の視点を離れる能力」にも、大きく2つある。1つは、相手の立場に身を置いて、相手がどう思うか、どう感じるかを察知する能力、つまり、共感的な察知能力であり、「メンタライジング」と呼ばれたりする。もう一つは、自体を少し高いところから、客観的に見る能力で、「リフレクティブファンクション(自省機能、振り返る力)」とも呼ばれる。不安型愛着スタイルの人では、前者の能力は、むしろ優れていることも多い。相手が感じていることが���わかりすぎるので、自分の言いたいことが言えないとか、相手が求めているようについ動いてしまうと言う人が多いのだ。HSP (過敏で傷つきやすい人)と呼ばれるタイプは、こうした特性を持つ人が中心で、医学的に見ると、不安型愛着スタイルがHSPの本体だと考えられる。
共感能力が強すぎて、相手の気持ちに巻き込まれやすいというのが、不安型愛着スタイルの人の1つの課題なのだが、そうなってしまうのは、自分の視点を離れる、もう一つの能力である「客観視の能力」が弱いことにある。その能力が弱いため、開いて本になりやすい。自分が犠牲を払いすぎていることや、バランスの悪い関係になっていることが見えにくい。この客観視の能力の弱さは、せっかくの優れた共感能力さえも、うまく生かせず、足を引っ張ってしまう。相手のことを考えすぎて、相手のためにならないことをしてしまうこともある。共感と結婚しな。バランスの悪さのため、相手の気持ちと、自分がどう思うか同一視され、本当に相手が感じ、を持っている事と、微妙にズレが生じ、行き詰まってしまったりする。相手をそこまで思っていないのに、こちらは本人より深刻に受け止めすぎたりする。相手がちょっとしかめ面をしただけでも、自分のことを快く思っていないのではないかと、妄想を膨らませてしまうこともある。これは、過剰な共感であり、思いを実際以上に読み取り過ぎてしまっている。それを相手の気持ちだと勘違いし、思い込んでしまうと、いろいろ不都合が起きてしまう。相手の気持ちを読み取っていると言うよりも、自分の不安や恐れを相手に投影し、押し付けてしまっている場合もある。自分の期待や願望についても同じことが言える。相手の言葉を、こちらの都合やき台に合わせて解釈してしまうことも起きやすい。相手の大した意味のない言葉を、自分に対する特別なメッセージのように受け取ってしまうこともある。客観性のない共感が暴走すると、それはただの独りよがりな思い込みでしかない。それ故、不安型愛着スタイルの人が、バランスの良い物事の見方や対人関係を手に入れるために、必要になるのは、正確の共感であり、そのためには客観視の能力を鍛えることである。
p.171 自分を振り返る習慣
悩みや迷いが生じたり、落ち込みや怒りにとらわれた時に何があったのか、その事実をできるだけ客観的に記載するようにしよう。自分が傷ついたり、衝撃を受けたり、葛藤したりした出来事について、あなたは相手のどういう態度や言葉を、どういう意図や気持ちの表れとして受け止めて、どう感じたのかと言う心の動きを、できるだけ停電だってよ。そうした作業することで、起きたことを少しずつ冷静に振り返っれるようになるとともに、とらわれていたいかりや衝撃が和らぐことも多い。自分が推測したことから悪く受け止めすぎて、傷つかないでいいことまで傷ついてしまったかもと思い会社たり、もしかしたら、相手はこちらを傷つけるためと言うよりも、別の人でそうした態度や言葉になったのかもしれないと考え直せるかもしれない。
こうした作業の最後に、その日たどり着いた、結論を書くようにすると、考えが際限なく、堂々巡りし、いつまでも同じ気持ちを引きずってしまうことを防ぐ効果がある。例えば、「結論:もっと優しくして欲し��っただけ。ただ、お互い疲れていて、余裕がなかったのかもしれない。別れを切り出した時、悲しそうな、顔をするどころか、まさかと言う顔をしたので、腹が立った。優しくしてくれないのなら、痛めつけてやりたくなる。いつものパターン。もっと素直になれたら。今度同じようなことがあったら、「優しくして欲しいな。でも、今は疲れてるんだよね」と言ってみよう
p.174 快刀乱麻を断つ
嫁は、事実と自分の推測を切り分けると言うことだ。書いて整理する場合には、明白な事実とあなたの推測とは、区別して記載するように心がける。決めつけたくなることでも、こちら画像を受け止めたと言う場合には、推測が働いていることになる。そういうことから、そう推測したかも。書くようにすると、いっそう深い振り返りになる。書いたものを使って、実際に起きた事実と、それに対する自分の感情的な反応を分けると言う方法もある。感情的な反応は赤線で、1つの軸分には、青線を引くなどして色分けすると、自分の反応パターンが見えてきやすい。語りながら整理する場合には、聞き手の方が、事実と推測を区別する意識を持っておくことが必要で、相手の話の骨折らないように注意しながらだが、事実なのか、あなたがそう思った(受け取った)の顔については、丁寧に分けて扱う態度をとることが、客観視の力を高めることにつながる。
もう一つは、自分の問題と相手の問題、そして、どちらにもどうすることもできない不可幸力の問題を区別することだ。自分の問題として認められたことについては、きちんと受け止め、反省を踏まえて対策を講じていく必要がある。だが、不安方、愛着スタイルの人の悩みの多くは、相手(谷)の問題や不可幸力の問題で、それをどうにかしようと苦しんでいる。これらの問題は、誰にもどうすることもできない。それが結論だ。どうにもならない問題悩んだり、悪戦苦闘したりするよりは、自分にどうにかできることに時間と労力を使った方が、ずっと幸せで有意義な人生が送れる。
p.205 程良い関わりと言うものは、ただ中間位にすればいいと言うように思えるかもしれないが、実際にはとても難しい。お互い関わりができるために必要なのは、相手の立場になって考え、気持ちを組む能力とともに、状況を少し離れたところから関するように客観視する能力である。
p.210 そうした不安定な状態から、脱する方法としては、大きく2つあることになる。1つは、安定感があり、変わらずに自分のことを想ってくれる。信頼できるパートナーや環境手に入れることである。これも大事な条件である事は言うまでもない。
しかし、これもまた、他力本願であることには変わりなく、どんなに信頼できる業者であろうと、亡くなってしまうこともあるし、様々な事情で心変わりすることもある。いつまでもは傘が続くわけではない。歳をとり、お互い洋食も衰え、性ホルモンの分泌の低下してくると、性的な結びつきも弱まっていく。永遠の愛に思えたものも、活発な生ホルモンの働きが生み出していた幻だったと言うことに気づかされるのである。
阿呆で、男性ホルモンが難しすぎても、同じ間だけでも満足できなくなり、指遊びを始めてしまうと言うこともある。変わらない愛を信じていた存在にと��ては、それは、世界が真っ二つに割れてしまうほどの、途方もないダメージとなる。そうした外的な事情に左右されず、安定を保とうとすると、もう一つの選択が必要になる。それは、自立すると言うことである。腕型愛着スタイルの人が、安定を獲得する上で、経済的、職業的、社会的自立を成し遂げる事は、しばしば、精神的な自立を出せにもつながり、とても重要だと言える。
p.235 ただ、弁証法的行動療法で言うところの「良いところ探し」が、悪いことにも良い店を見つけましょうと言うことにとどまらず、悪いこともその間固定してしまうと言うことである。例えば、リストカットしてしまった少女が目の前にいるとして、その行動を責めたり、たしなめたり、止めさせようとすることよりも、むしろ、そうした行動をする前には、意味があるはずで、その意味を理解した上で、そうするのも無理は無いと、むしろ正当化し、深いレベルで肯定すると言うことである。それがリハネンが禅から学んだ、常識を覆す発想の転換で、大変有効なアプローチなのである。
p.242 HRV(心拍変動)呼吸
HR V呼吸法は、血圧とリズムを合わせる× 0点自律神経が最も良いバランスになるコヒーレンス(波動が整っていること)の状態を作り、脳の機能を高める。この呼吸法は、リラクゼーションの呼吸ではなく、アクティブでいながら落ち着く状態を作り、ポジティブな感情やリソースを高めることができるとされる。HRVを高めることで、高血圧、心臓疾患、慢性疼痛、喘息、COPD (慢性閉塞性肺疾患(とじなどの生理的な健康の改善、不安や鬱、PTSD、過敏性、腸症候群などの心理的問題の改善、適応力、認知力、集中力、直感力、決断力、意志力、自己調整力、パフォーマンスや社会性、コミュニケーションを改善が見られると言う。
HRV呼吸法では、いつもより少し深く、ゆっくりと呼吸する。5秒で吸って5秒で吐くリズムが多くの人に適しているが、自分にとって心地よいリズムで行う。呼吸トレーニングの目的はコヒーレンスを練習して、普通呼吸でも、コヒーレンスが高まり、回復力を養うことである。頭で考えずハート(胸のあたり)に意識を向け、5分間の呼吸を毎日1から3回ずつ行う。振り米樽ピロンって言う腹側迷走神経系は、人と人が穏やかにつながり、交流するための社会性のルートを持つが、HRV呼吸はこのルートを養うのにも役立つ。
p.252 心的外傷後、成長ができた人では、①人生を、これまでよりも肯定的に受け止め、感謝することができるようになる、②他者と新道で安定した関係が持てるようになる点③人に頼らずに自分の力で現実に対処できるようになる、④新たなチャンスや可能性が広がっていく、⑤精神的な視野の広がりや、バランスの良い考え方を手に入れる、といった変化が見られるとされるが、愛着の課題を乗り越えた人にも、そのまま当てはまると言えるだろう。
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岡田先生の本、2冊目。
愛着の課題の中でも不安型愛着スタイルに特化した一冊。
概要から対応方法まで網羅されていてボリューミーな一冊だった。
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仕事の合間の昼休み、本屋さんをフラフラ見ていて気になった本。
最初は「愛着スタイルってなに?しかも不安型??」と、よくわからないで読み始めたけれど、不安型愛着スタイルの特性が述べられる序盤で「これ私のことか?」となり、当事者意識を持って最後まで読んだ。
人の言動を深読みしすぎたり、人に期待したかと思えば嫌なところばかり目について一気に嫌になったり…身に覚えのあることがたくさん。
幼少時代の経験が愛着スタイルに影響を与えているようなので、昨年から少しずつ取り組んではいるけれど、やはりしっかりと子どもの頃の出来事や気持ちに向き合う必要がありそうだなと改めて思った。
自分のことも、他者のことも、客観的に捉えてバランスよく整理できる自分になりたい。長い間一緒に生きてきた愛着スタイルだし、重ねてきた思考だから、すぐには改善できないかもしれないけど、そういう自分のことも受け入れつつ気長に練習していこう。
図書館で借りて読んだけれど、読み返したくなりそうな本なので手元に置きたい気持ちも生まれました。
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まさに自分にぴったりすぎて耳が…いや、目が痛くなるような本でした。期待通り不安型について詳しく書かれていて良かったです。かなり暴走してしまう自分の性質に改めて気付かされましたが、良いところや、どうやって克服するかも書いてあるので希望が持てました。
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不安型愛着スタイルというものがあまりにも自分に当てはまり、びんびん響いた。同時に、自分はそれを克服している最中又はほとんど克服し終わったな、と感じた。「心的外傷後成長」というのをしたと思う。とはいえ、まだまだ不安型の特性は大いに持っているので、自分を客観視するためにこの本で不安型の特性を詳細に書いてくれてるのはすごく参考になる。ところでこの本、不安型から抜けるための方法は専門家とともに行う方法のさらっとした紹介と精神論が書いてあるのみで、そんなに参考にならなかったかな。そりゃ専門的に行うものだろうから、そうだよね〜。自分は、本を読んだり自分の分析を書いて自分なりに克服してきたので、そこの情報はなくても全然おっけ。