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植物について、今まで経験したことがない切り口で考察されていて新鮮。柔らかい語り口が好き。文系と理系を跨っているような内容。以前読了した『トラクターの世界史』と同じ著者と知って納得。
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人間と動物の間に生じる種差別を撲滅したい、というところまでは諸手をあげて賛同する。では植物はどうだろう。日頃から植物を欲求のままに採取したり痛めつけたりしないように生きているつもりではあるけれど、では食べるなと言われると生きていけない。
今まで「当然」食べるものとして再考することのなかった植物について、結論や解決策は思い当たらないものの、疑問を呈し考えさせてくれた。
私の脳に種をまいてくれたと思っている。
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植物のあり方から、人間との関係、芸術、哲学、食、農業など、あらゆる分野の見方を変えてくれる貴重な一冊。ベジタリアンは動物には命があり、感情があるから食べるべきではないという。一見、平和主義的な考え方だが、なぜ植物種て良いのか、植物には感情がないとどうして言い切れるのか。著者はそこに傲慢さがあるのではと指摘する。全編にわたって、このような態度を一方的に批判するのではなく、その世な視点を持って考えるべきではないかという、適切なクリティカルシンキング。とても興味深い一冊だった。
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植物のことを書いたエッセイかコラム集。
研究者らしく出典をきちんと書いているが脱線は多い。
著者が「文章を書くという作業も削る作業だろう」(P92)と書いているので、濃縮させず脱線している事は、わざとである。
なので著者の思想や嗜好に共感する方が読むのは問題ないが、研究者の軸のみを本書に求めるとかなり失敗する
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ひとと歴史と社会の植物的なるものに関する、植物的な性質の視点からの考察。読書案内として秀逸。植物が動くに注目するのがなんかそれでいいのかという気もするのだが。
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物性研の所内者、柏地区共通事務センター職員の方のみ借りることができます。
東大OPACには登録されていません。
貸出:物性研図書室にある借用証へ記入してください
返却:物性研図書室へ返却してください
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人文学的にみた「植物性」について。
今一番興味があったところ。
これまでの見方をひっくり返されてワクワク。