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『人間の心に悩みの渦を巻き起こす原因はたった一つ。 それは、「人は、自分の心がわからない」ということです。 ・・・・・
ではなぜ、人は自分の心がわからないのでしょうか。 本書では、このことを皆さんに伝えていきたいと思っています。 ・・・・・
まずは自分の心の本当の姿に向き合うことからスタートしましょう。・・・ 』
と、記された『はしがき』から始まります。
この時点で、わたしの心は興味津々でワクワク‼︎‼︎でした。
実際の『テレフォン人生相談』の相談例を紐解きながら分かりやすく解説。
人の心の不思議さに、驚きの連続でした。
" 家族や身近な人の心に寄り添うために " などと格好つけて読み始めましたが、まずは、自分自身の心の闇に対峙すべきとの想いに至ります。
『本人はまったく気づいていないけれど、嘆いている人は、実は悩んでいることで相手を攻撃しているのです。』
多くの人がやっていることですよね。
『無意識下にどんな問題を抱えているかを見抜かない限り、解決には向かわないのです。』
『心のことをわかっているつもりの人が多い』
興味深い言葉が続きますが、まだまだ序盤です。
変装された言動・心・無意識・本当の自分。
『自分に自信を持てるか、持てないか、ということは、無意識の領域の問題』なのだそうです。 子育て中に知っていたかったな、とは想いましたが、今日から挽回です。 子どもの心を削っているのは親なんですね。
『変装に惑わされず本来の自分を知るために』は、あれもこれも変装なのかと知り、わたしにも思い当たるパターンがあり、学びとなりました。
そして、解決法は、自分の心と向き合うと腹を括れば、難しいことではないのが救いです。
これまで不快に感じていた他者の言動にも、「なぜ?」とその奥を考えることを常とすると、随分生きやすくなるなぁ〜と嬉しくなりました。
切り口が面白くて深い学びとなる内容でした。
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2022年からハマって毎日聞いてるラジオ番組
テレフォン人生相談の本、第二弾。
前作よりももっと密度が濃くなった内容だと思う。
小さな悩みから大きな悩みまで、多々あるけど
自分の心のまま素直に、無意識にしていることも全て受け入れるって
簡単であるようで、実は非常に難しい。
人の感情は変装して現れ、本質は仮面を被って現れる。
まるで巻末あたりのイソップ童話風みたいだと思ったけど
あぁ、確かに自分の身の回りでもこんな人いるなぁとか当てはまったり。
他人の実力を、あたかも自分のお陰の様に振る舞う人
周りの人を巻き込んで、自分を大きく見せる人
私のこと分かってくれてるよね、みたいな人
あなたのためだからと言いながら高圧的なことしか言わない人、云々
心から自分はそうでありたくはないなと、本当に思う。
等身大で生きる。これ大事。
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『テレフォン人生相談』は、ニッポン放送の長寿番組。
毎日1人ずつ電話で相談を受け、パーソナリティと専門家の先生が悩みに回答する。
聞き始めて20年超。
ラジオではなく、時々YouTubeでまとめて。
この番組と出演者の方々から多くのことを学んだ。
周囲の人の心理から、法律上の判断、社会のあり方、自分自身の本心まで。
相談内容を聞いているうちに、いつの頃からか、
本当は別のこういうところに悩みがあるんだろうとか、
幼い頃の親子関係がこうだったんだろうとか、
子供の相談と言いながら本当は夫婦関係の悩みなのだろうとか、
相談者の悩みを、自分もより深く洞察ができるようになってくるのが面白い。
また、法律に関する相談に弁護士の先生が回答することもあるが、実は純粋な法律相談というものは少数派で、
そもそも生活の中で法律で結論付けなければならない問題が生じている事自体が、既に人生の危機なのだと思わせられた。
書籍化されたのを嬉しく思います。
読んでみます。
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自分に嘘をつくと、自分が本当に何に悩んでいるか気づけない。
本当は何に悩んでいるかに気づく→心の声を書きなぐる→ゴール(希望)を見つける。
悩みは主観的なもの・自分で作り出している→自分でコントロールする、他人は助けてくれない。
幸せは存在しない、幻想。
何でもかんでも欲しがって自分の人生を選択する決断から逃げている(現実逃避) →諦めきれないで執着するから不安になる。
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「悩みは変装して表れる」から始まるこの本、なんとなくずっと思い悩んでいることは、実は別の所に問題があるけど向き合いたくないからそう思っているだけ(停滞させることで心の安定を図っている)など、グサグサ刺さる名言が多い。
子どもを心配するフリをして自分のメンツを保つ親、などラジオくらいでしか言えない重い内容も数多く出てきます。
心理学の内容がふんだんに盛り込まれた本なのに、軽く読めてしまうのは、著者がずっと考え続けていることのエッセンスを落とし込んでいるからだと感じる。
レベルの高いすご本です。