現代の若者の考え方について気付かされる1冊です。
2023/02/05 21:31
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ブラック企業のような厳しい仕事環境にない「ゆるい職場」で働いていても、その会社を臆することなく辞めて、転職する最近の若い社員。
彼らは働くこと、果てには物事をそもそもどう考えているのかについて、著者が言及した1冊です。
当書に書かれている今の若者の考え方は、1つ前の世代以上の年上の方々には、理解し難いものかも知れません。
ですが、物事の考え方は、世代である程度変わるものではないでしょうか。私は読み進めて、理解し難い部分はありましたが(余りにもドライに考えすぎているところとか)、今の若者の考え方について知り、気付いたものは多かったです。
「昔の方が情熱があって良かった」とボヤくだけではダメだと気付かされました。今の若い世代と人生の先輩の世代が分かり合える機会を、当書は提供していると言えるでしょう。
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管理職の人の人に読んでもらいたい本。
私自身、若者として共感できる本。
ブラック企業だから辞めるといった法令違反が原因ではなく、労働に対する価値観、意志、キャリアをどうするかといった「これから」を考える、将来観で悩む若者が多いことをデータを基にしてることで読みやすい。
ただ、データの参加者に偏りがあるのではと思った。
また自分以外の学生の動き(就職に対しての働きかけ)を少しでも知ることができるから学生や就活中の人たちにおすすめ。
ゆるい職場に属している私は共感、理解できる点が多かった。しかし、読者のターゲットが上の世代向けなので、そんな風に思われているのかと知ることができた。
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「会社で若者を育てるから、
若者が会社を使って育つ時代になった」
これは、どの立場の人たちも、肝に銘じる言葉だし、離職の距離感にグラデーションをつけ、
大きな器で、未来を担う若者を共に育てていきましょうよ。そんな社会にしましょうよ!
そんな、志高いメッセージを受け取りました。
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「今の職場、“ゆるい”んです」――。職場環境の改善が進む一方、そこを去る若者たちがいる。彼らが抱える不安の正体と解決策とは
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近年、労働時間の縮減など労働環境が急速に改善し、働きやすくなっているのにもかかわらず、若手社員が不安を抱え、その離職率が上昇しているという問題について、著者が所属するリクルートワークス研究所による調査データを中心とする分析により解き明かし、今後、職場でどのように若手社員と関係し、育成していくかの展望を示す。
「ゆるい職場」の問題という観点や、データを基に示される「「ありのままで」、でも「なにものか」になりたい」という近年の若者の感覚など、参考になることが多かった。関係負荷を少なく仕事の質的負荷を与えるということ、また、キャリア形成の鍵はスモールステップであるということなど、著者の示す今後の若手育成の方向性の指摘についても納得感があった。
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否定せずに読むことが大事。
否定したくなるが、それこそ老害。
こういう視点があることを理解することが大事。
※評価はすべて3にしています
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#ゆるい職場
#若者の不安の知られざる理由
#古屋星斗
22/12/8出版
人生最初の職場がゆるかったら、「これでいいのか?」と僕は感じるだろう。ゆるい職場を飛び出す若者たち、そのような危機感からの行動なのだろうか
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き
#読みたい本
https://amzn.to/3GDPYiq
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非常に勉強になりました!
現代の転職は不満ではなく不安にあるという著者の仮説の元、企業側はどうやって対策するかという話の他、私たち若者がどうすべきかまで書いており全方位でスキのない1冊だと思います。
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2010年代後半の働き方改革により、今までとは全く新しい「ゆるい職場」が生まれてしまったことや、それに伴う若者の変化が分かりやすく述べられていた。ただ問題を述べるだけではなく、それに対する解決策も論じられているので、読んでいてタメになる
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働き方改革により、残業規制やハラスメント対策の強化などが進み、労働環境は改善されてるはずなのに、なぜ若手が、特に優秀なほど辞めていってしまうのか、についてさまざまなデータをもとに分析し考察されている内容でした
自分の職場でも同じようなことが起こっており、参考になるかもと思い手に取りました
期待通りの内容で、とても勉強になりました
自分が若手だった頃に比べると、とてもラクになってるはずなのに、なんで?という部分
今の若手が置かれた環境から、不安を感じやすくなっていること、入社してくる若手が色んな意味で多様化していることなど、育成していくうえで、会社だけでは不足していて、育成内容、方法も一本足だと不成立、昔のやり方も当然通用しない、など、課題は山積していることが認識できました
ただ、悲観する必要はなく、どんどん社外や所属部署外、業務外の世界の経験も本人が希望するなら認めてあげて経験させてあげるほうが、得策であるという考え方など、新しい視点、提言がありとても参考になりました
今まさに、若手育成中のため、早速実践していきたいと思います
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日本の企業の96.5%のマネージャー達が、若手の育成に課題を感じているというアンケート結果。自分もその一人です。本書はタイトルで買ったんだが、思いのほか深みのある内容でした。かなり考えさせられることが書いてあったが、なかなかそれに対してじゃあどうすれば良いのかという具体的な打開策があまり書かれていなかったのが物足りなさを感じさせました。でも自社の経営陣皆んなに読んでほしい本だ。
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負荷は高くなく理不尽でもないし、叱られず居心地がいい〈ゆるい職場〉
けれどこのままでいいのか?と悩む若者に対しての考察。
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モヤモヤした感じは残りますが、若手育成や離職に悩む立場として、1人で抱え込まずに試行錯誤するしかなさそうです。
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■仕事の量的負荷は成長時間には関係がなく、質的負荷が高まると成長実感も高まり、関係負荷が高いと成長実感が低くなる。
・関係負荷(理不尽さ)をかけずに質的負荷をかけるアプローチが必要になる
・現状では質的負荷と関係負荷の間には強い正の相関が存在しており、切り離すのが難しい
■入社前の社会的経験は入社後の成長にプラスに効果がある
■企業が直面する若手育成上の難問は次の2点に集約される。
①仕事の関係負荷なく質的負荷だけをどう上げるか。通常質的負荷を上げようとすると関係負荷も上がってしまうが、どのように切り離すのか。
②(入社前から社会的な経験を持ち)自律的な姿勢を身に着けている若手の方が離職率が高い。この問題をどう解決するか。
■社会人になってから時間がたつほど自律的でなくなっていく傾向が日本の若手にはある。「会社人間になって会社に言われることだけ言われたとおりにこなす社会人になる」ことの魔力に抗うことがいかに難しいことか。「ゆるい職場」が多くの若者にとって「自律なき自由」になることを懸念する。
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コロナ後、新入社員との関係性が希薄になっていると感じていた。コロナ前には飲みニケーションでフォローできていた部分が出来なくなったからなのか…ぼんやりと考えていたことがこの本を読んでスッキリ。