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時代ミステリー
2023/01/21 13:55
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
観衆の中、雪夜に舞う麗しの若衆が遂げた仇討ち。物々しいタイトルに反して幻想的な情景から始まったかと思うと、ひょうきんな木戸芸者のプロ語りはさすがに口が巧く、一章から読む手が止まらない。仇討ちの目撃者に訊いて回る人物の目的も、事の顛末もなかなかに見えてこない中でも、壮絶な人生をお芝居の様に魅せる目撃者達の語り口が、時代小説の堅苦しいイメージを打破した新感覚の時代ミステリー。
調子のいい江戸下町言葉
2023/10/13 09:26
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
調子のいい江戸下町言葉で描き出される「あだ討ち」物語である。次々と語り手を変えながら徐々に真相に近づいてゆくという構成、随所に泣かせどころを交えて ある意味見え透いたケレン味、最終章千秋楽での解決 と全盛期の浅田次郎を思わせる描きっぷりに引きづられて一気読みしてしまった。
見事な時代小説
2023/07/08 11:04
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても楽しめた物語だった。雪の降る夜に芝居小屋のそばで成し遂げられた仇討の一件をたどる物語だった。その芝居小屋に関わる人々の目で、あだ討ちの顛末が語られるのだが、ミステリーでのどんでん返しのような顛末だった。自分の想いを貫くことの難しさ、道理のままに行かぬ割り切れなさが、世の中に多々ある。それをしなやかに受け入れる人々の存在が、悔いのない生き様を生み出す力になるのだろう。見事な時代小説だ。
仇討ち、お見事!
2024/10/03 13:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタばれ
菊之助の仇討ち相手、作兵衛はどうやら大柄で悪辣な博徒という評判どおりの男ではないらしい、それがわかっている菊之助は作兵衛の首級(しるし)を上げたくない、しかし仇討ちの本懐を遂げなくては国元の母上が、と読んでいるこちらとしても何とかならないのかと焦ってしまうが、小道具の久蔵が登場する段になって、これは何とかなりそうな予感がしてきてホッと一息。木戸芸者の一八(母親は吉原の女郎)、立師の与三郎(元武士)、衣裳部屋のほたる(陰亡に育てられる)、筋書の金治(旗本の三男坊)、みんな菊之助に惹かれていく、というか惚れている、それは彼らの人生が険しいものだったから彼の苦悩が理解できるのだろう、これしかないという結末で満足、満足、どうしてタイトルが仇ではなく「あだ」なのかにも納得
納得
2023/11/09 13:21
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
最終章になにかあるかなと思いながら読んでたけど、
あんなふうに繋がってくるとは思わなかった。
見事。
もう一度最初から読み直したくなった。
関智一様の朗読
2023/11/01 18:16
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投稿者:ひーたん - この投稿者のレビュー一覧を見る
冒頭20分の朗読につられて購入しました。
武士の仇討ち。聞いた事はあるけど、うち果たさなければ国元へ帰れないとは。なんと厳しいことでしょう。
しかも菊之助が打たなければならないのは、幼い頃から世話になった家人の作兵衛。
辛い。辛すぎる。
武士の理と矜恃。人としての情。板挟みになり苦悩する菊之助。
そして出した答えとは。
読んで良かったです。
劇場の出入り口で
2023/08/22 06:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
演目や配役の読み上げを担当する、物真似芸人の口から語られていくのが面白いです。様々な角度から炙りだされる仇討ちと、芝居の世界との関係も密接でした。
ミステリー時代もの
2023/08/03 16:25
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
かなり凄いミステリーの時代物です、おしまいのところでは、なんだか、うるうる来てしまいました。雪の夜のあだ討ちなんですが……深い裏アリ。父親を殺めた下男を斬り、その血まみれの首を高くかかげた男の……。
歴史ミステリー
2024/01/16 19:11
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投稿者:ミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分は時代小説を読むことは少ないのだが、この作品はそんな自分でも楽しめたのでぜひおすすめしたい。本も分厚くないので気軽に読めるのもよい。