杖と剣のウィストリア（６） みんなのレビュー

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投稿者：あり　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

魔法至上主義の教師の試験に落ち、「魔法の塔」への進学の道を断たれたウイルは、どん底に落ち込む。幼馴染と夕景を見たいという彼の夢は潰えたかに見えた。
ちょうど、一年に一度、空の結界を張り直す「境界祭」が始まる。華やかな祭りに突然現れた多くの魔物たち。次々と上級のメイジたちが倒される、信じられない光景が繰り広げられ、緊急事態が発動される。
魔法の効かない魔物たち相手に、剣を持って挑むウイル。しかし、相手の力は倒された魔物の魔素を吸いこんでさらに強大なものとなる。大切な友を失ったウイルは、どうするのか？
戦いのスピード、迫力もすごい。登場人物たちそれぞれの個性が馴染んできて、共感しながら、どんどん読み進んでしまう。他のダンジョンものとは一線を画す臨場感に、こちらの気持ちも高揚してくる。素晴らしい。