大きな鼻の僧の話
2023/04/09 09:50
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
陰陽師シリーズの100本目らしい。挿絵が躍るようにきれいで、文章が流れるように読むことが出来る。不思議物語ではあるが、人の息遣いが聞こえるような話筋に、読書の楽しみを改めて感じる。短い話であるが、知らない摩訶不思議な話に出会えて幸せだ。
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投稿者:向日性の未来派娘 - この投稿者のレビュー一覧を見る
村上豊さんの絵がとても優しく、剽軽で愛嬌があり、味わい深く陰陽師の世界とよく合っていました。
夢枕獏さんによる村上豊さん追悼のあとがきも愛情に溢れていて良かったです。
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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
陰陽師ちょうど百話を記念した
絵付きの本。
あの善智内供をめぐるお話。
いよいよもう道満に悪役の気配はなくなったなあ。
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【晴明と博雅に神々の花びらが降りそそぐ】妙法寺の善智内供の長い鼻は、天竺の象鼻天・ガネーシャの因縁によるものだった――神々そして眷属が、桜吹雪のなか自由に舞い踊る!
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陰陽師絵物語の四冊目「鼻の上人」。
四冊目というものの、他の絵物語持っていないや。どこかで買い求めるのか、求めないのか。それはそのときどき次第ということで。
妙法寺の僧、善智内供の悩みは顎の下まで垂れ下がる長い鼻。悩みを抱える僧の前に蘆屋道満が現れて、という物語。
この長鼻の僧侶の話って、どこかで読んだ気がするけど思い出せない。元ネタを知っていると思うのだけど、どこだっけ?小坊主が食事の際に鼻を持ち上げて、の絵を見た気がするので、どこかで漫画見たと思うんだけどなぁ。思い出せない。
村上豊さん追悼の一冊となりました「鼻の上人」。
昔話の素っ頓狂な部分と、綺麗な場面が魅力的な絵を描く人でありました。陰陽師絵物語は、それを堪能できるものであったのか。
他の三冊も買わねば読まねばなるまいな。
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陰陽師100本目ということで、4作目の絵物語です。
絵を担当されていた村上豊さんが昨年ご逝去されたということで、自作は別の方が担当されるのか、もしくは絵物語はこれが最後になってしまうのか、ですね。
晴明と博雅の相変わらずの空気感に癒されながら、一足早く桜の季節を味わいました。
このシリーズに流れる情緒溢れる雰囲気がやっぱり好きです。
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絵物語に適した題材、陰陽師らしい筋立て。そして、陰陽師の時代の雰囲気を感じさせる挿し絵。 挿し絵画家追悼の百冊目。
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芥川龍之介の鼻のパロディの話。
博雅の演奏シーンが音が聞こえてくるような、ゆったりとした雰囲気が伝わってくるようだった。
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村上さんも随分長いこと、陰陽師の挿絵を描かれてるなぁと本を手に取って思っていたら、昨年亡くなられていたとは。
この飄々とした感じのイラストはもう見られないのか、と思うととても残念です。
それにしても鼻にそんなに異物が混入してたら大変だったろうな、和尚さん。毎回踏むほうも大変だ。
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アッほんとに芥川の『鼻』で有名な今昔物語の池尾禅珍内供鼻語ネタなのか…と思わせておいて、まさかのガネーシャ様
あまりにも有名なあのヒンドゥー教の象頭の神様が…
なるほど、巨大な鼻をそうかけたか…と尽きることのない夢枕氏のイマジネーションに感服
そして晴明と博雅は相変わらず…
こ、この安定感…『陰陽師』を読んでるって気がする…!!
シリーズ連載30周年らしいですが、もう30年でも300年でも続いてほしい
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2023年第1刷、文藝春秋の文春文庫。陰陽師シリーズはすべて既読、と思っていたのだが記憶にない。絵本的シリーズは読んでいないのかもしれない。それにしてもこれは陰陽師シリーズの中でも名作といえると思う。「鼻」のモチーフに道満を絡ませ方が特に秀逸である。
あとがき:「あとがき」夢枕獏、「あとがき」村上豊、「文庫あとがき 花咲か爺さん村上豊」夢枕獏、備考:初出「オール讀物」2015年4月号、単行本 2015年9月 文藝春秋刊、
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人の世界と神々の世界。これってメタ・バース?
神仏の世界も喜怒哀楽あって、なかなかたいへんそうだ。