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投稿者:まかゆら - この投稿者のレビュー一覧を見る
まだ未読
積み本中
でも表紙からしてワクワク感がとまらない
前作みたいな話だったらいいな
楽しみです
早く読みたい
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芦花公園先生の《文字》で表す恐怖が不気味で鳥肌が。
でも、怖いだけでは終わらない。
最後の最後まで読まないと後悔します。
終わり方も好きです。これで終わり?と続きが気になってしまいます。
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恐い……わけのわからない何かが子供たちを苦しめてるのも辛いし、子供の身体の不自由が治ったと思いきや今度は精神がおかしくなったことに振り回される親たちも可哀想だし、それでも身体が動くように変わったことは幸せだと思い込む親もしんどいし、発端となった少女の背景もエグいしで、読みながらずっと恐い恐いとぼやくしかなかった。青山くんが最強キャラみたいで勝手に頼みの綱のように感じているけれど、今巻はちょっと疑わしい空気を漂わせていたので、それも合わせて恐い話だった。ただ、絶世の美青年が相変わらず絶世の美青年っぷりを発揮していたので、そこはとてもとてもよかった。
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ゲラ読み当たって書いた感想です。文庫買ってきたので貼ります。
これはなんというかめちゃくちゃ重たい作品だ。
今まで読んだ佐々木るみシリーズのなかでもっとも宗教臭が強くて、ヤバさが半端なかった。
佐々木るみを必要としているひとと、佐々木るみが必要としているひとたちが古い呪いと戦うおはなしとして読んだ。
佐々木るみの物の見方考え方を時々受け入れられないこともあったけど、今回のごちゃごちゃした思考回路は全く好みで、ゲラ読みという僥倖に預かったことが感謝しかありません。
物部斉清が死なない物語を望んでいたけど次くらいはもしかしたらな、雰囲気で苦しい。
片山敏彦と青山幸喜には佐々木るみをめぐってバトルを起こしてほしい気持ちもありますがそれはそれ。怪異をどんどん、拾ってきてもっとヤバいはなしになればいいと思ってます。
佐々木るみが自分の力を知った瞬間をもう少し詳しく知りたい。でもそのはなしを一冊の本では読みたくない。このシリーズはもっとぐちぐちぐちぐちした感じになってほしい気持ちもあります。
文庫刊行されたら必ず買います。
ありがとうございました。
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好きな作家さんが推すのでついつい読んでしまうのだけれども、最終的に合わないという悲劇。
合わない作家さんなんだよね、きっと。
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このシリーズのキャラクターが好きな人は買い。
各キャラに思い入れとか背景とかある人は色んな思考が垣間見れてすごく好きな本だと思う。
一方、ストーリーではミスリードを誘ってどんでん返し、みたいな流れをわりと当初から感じてしまっていた(ここは人によると思う)ので、ラストやっぱりな感があった。
ただキャラが育つ(次のきっかけになる)展開としては必要な段な気がしている。先の展開しらんけど。通読した後だと見えるものが違いそうなので再読予定。
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青山くんからるみへと視点が移り、陽キャの青山幸喜という人物が急に謎めいた霧にまかれ戸惑う。
るみが追う怪異案件の背後にチラつく人影が彼を匂わせヒヤヒヤのし通し。病気の子どもを持つ親の気持ちに感情が持っていかれるし、終盤の神の在り方の激突には三浦綾子さんの著作を読んだ時のような眩い衝撃を受ける濃厚な落ち着かなさの連続だった。
再登場の片山の活躍は今後楽しみだけど、物部さんには死亡フラグを感じたし、沢野の結末やあのラストはモヤモヤ、次はもっととんでもないことが起こりそうな気がしてしょうがないのは自分だけか…。
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途中までずっと「頼むミスリードであってくれ頼む」って気持ちと「いやそんなキャラ被りする奴いるか……?」って気持ちで揺さぶられながら読んでました。
シリーズが進むごとに読者とるみの距離感が近くなってきてるというか、『異端の祝祭』の頃はこんなに視点キャラクターとして違和感なく一緒に物語を追える人だとは思わなかったよ!
「見る」ことがフックになる怪異、厄介で怖いなぁ……。
病気が治る=幸せではないとか、怪異が祓われる=よかったね~で終わらないところが皮肉で芦花公園先生らしいなぁ。
最後の終わり方も……もうこんな締められ方したら今後もシリーズ追わざるを得ないじゃないですかー!
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今作は佐々木るみの視点の語り。
難病の子供たちが黒服の青年との邂逅により身体は回復するが異様な言動をするようになった、と言う相談が事務所に舞い込む。
るみ視点の合間に挟まれる黒服の青年視点では『かわいそうな子供』に極楽を見せて身体を癒し救っていく様が描かれる。
病気が治ったら幸せなようだけど、病気は治っても我が子が『違うモノ』になってしまっていたら親としてはやはり不幸なんだよな…
前作のラストもあり、読者もるみも青山くんを疑ってしまうけど…
ミスリードであってくれと祈りながら読んだ方多いはず。
そして今回も不穏な終わり方…
もとは住む世界の違ったはずのるみと青山くんに寄り添う覚悟ができたと思った矢先のこれは本当に怖い…
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ぞわぞわ、ざわざわ。
心が不安になる一冊。
わけのわからないものが、わからないことへの恐怖。
るみの視点で青山や片山、物部が語られ、生き生きとしていて、3作目にしてようやく人となりがわかる。
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シリーズ第3弾は個人的に今までで1番面白かった!
救いのない物語なのが現実的で良いなぁと思う。
よくあるハッピーエンドにならないところに魅力を感じる。
各自の苦悩がリアルだったため寄り添って読むことができた。
巻を追うごとに主人公の内情が暴かれていくのが良い。
読み手側と主人公が一体になっていく感覚がある。
そして青山くんがいい。行き過ぎた善性は狂人。なるほどなぁ、と。
絶世の美男子やイケメン陰陽師たちもサイコー!!
いろいろ性癖に刺さるシリーズなので今後も嬉々として追い続けます⸜( ˶'ᵕ'˶)⸝♡
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貧困やいじめ、病気や虐待…そうしたものに遭遇しなかったある種の恵まれた人間がそうしたものに遭遇した人とどう向き合うべきか…たまにニュースの特集などでこれらの現実を見て考えてしまう問題を本作でも考えることになりました。答えらしいものはなく後味の悪い、うにゃあと溜息を吐く読後感でした。
るみの視点がひねくれてるというか人間の悪いところに焦点がある感じでそこは共感しながら読めました。あいも変わらずドロっとしてハッピーエンドなんてない後味の悪い感じが個人的にやっぱり良いですね。
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佐々木事務所シリーズ第3弾。
芦花公園さんの作品の中で、1番好きな作品!!
芦花公園さんの作品は、ヒトの心の真髄をついているといつも感じる。
強い人から、弱い人から、様々な目線からの心の深奥を代弁されていて、共感できることばかり。
どの作品を読んでもそう思う。
対人関係で辛い経験しないと感じる事ができないと思ったが……。私がそう思ったからと言って、自分も繊細であると言いたいわけではないので、誤解なきよう。
ホラーというジャンルでこんなに人の言葉で考えさせられるのは他にない。
だが、そこもある意味でホラーだ。
るみの幼少期の経験から、こう思うようになるのは仕方ないよね。と片付けてしまわないのがいい。
『漆黒の慕情』からの登場人物である片山敏彦も、顔が良い為に対人に感じる気持ちや求めるモノが違う。
何でも持っている彼は、より人間らしい欲と感情を好む。
上っ面を見透かす力がありそう。
黒服の男が子供達と話をした後、難病を持つ子供たちが次々と完治していくという奇妙な現象が起こる。
その後、子供達は、同じ歌を歌い出す。
異様な行動を取る子供達に、周囲は振り回され手に負えなくなる。
るみの元に来る依頼人の相談内容に類似性があり、異質なものがるみへ寄ってきていると気づく。
心霊現象を扱う佐々木事務所と聞くと怖そうだが、怖くない。
四国に住む拝み屋や土着信仰、カルト教団やキリスト教、エクソシストまで幅広く物語を膨れさせ、満足度が高い。
ミステリーのような匂わせた仕掛けにも、言葉の端に伏線を残す。
『落角』の意味は、私が想像している通りで合っているのだろうか。
『聖者の』が、重要な意味を齎しているのだけど。
無意識の悪意。悪意のない悪意。
いちばんタチが悪い。
でも、気付いていないだけで自分もしているのかも。
芦花公園さんの作品の中で1番好きです♡
『とらすの子』も読みたい。
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神を騙る存在が対象とするのが先天性だったり難病で治せない病気の子どもたちで、神に入られて表面的には子供が1人で走ったりご飯を食べたりできるようになるけど様子がおかしくなる、というのがイヤな感じで良かった。たとえおかしな様子でも、以前より元気になった我が子のままでいてほしいと願うゆうくんママの心情の変化をもっと読みたかった。半永久的に子供の世話をすることになる親の視点でもっとみたかった。
青山も、るみも、作中最強格の物部も強くてなんでもできるスーパーマンではない、という書き方が新しい。1人でなんでもできないから周りに助けを求めるんだ、という流れが良かった。
最後の「ほほほ」で青山の怪しい雰囲気が次作以降で解決されるのか楽しみ!
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この世界観が良い。物部、るみ、青山、それぞれの力や雰囲気やるみの封じ込め方、敵対するものの存在感や事象、特に事象は毎度気持ち悪くて独特でとても良い。今回もどんな概念なのかはっきりしなかったりもするけど、力が強いというよりは畏れ多い感じで余計不気味。テーマは代償や不平等といったところか、少し哲学気味に、怪異を通して描かれてたように思った。るみの風貌がいまいち想像つきにくかったけど、コミカライズ絵が帯に描かれてて、これで上書きされそう。