北朝鮮はしたたか
2023/08/22 17:25
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tad - この投稿者のレビュー一覧を見る
その昔北朝鮮の偽札作りは有名でした。そのあとのデジタル化は彼らにとっては福音だったのですね。
この本が読んでいて引き込まれるのは、北朝鮮のハッカーの話だけではなく、いかにして彼らが世界のお金を搾取してきてたのかを赤裸々に書いていることだろう。お金のデジタル化は彼らにとってウェルカムだったし、いくら世界が経済制裁を加えようがどこ吹く風って感じですね。タイトルに偽りなし、必読ですね。
偽100ドル札の専門家
2023/07/03 16:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラザルスグループって、何なんだ!それは北朝鮮政府の別動隊組織、危ない集団らしい。恐ろしい精度の高い偽100ドル札、ハリウッド映画への侵入、そして話は、あの金賢姫にも広がっていく
投稿元:
レビューを見る
北朝鮮の世界最強のハッカー集団
ATMの引き出し事件は日本でも起きたな
そしてマネーロンダリング
小さな国で一時騒がれた
思い出した
それにしても凄い
カジノでどこからのお金か
わからなくするなんて
北朝鮮はこれからどうなる
たった一人と親族のみで国をコントロール
するなんて狂気としか思えない
けど歴然とテロ国家として存在している
投稿元:
レビューを見る
非常に分かりやすいノンフィクション。北朝鮮のハッカー軍が世界中で盗みを働いている事が具体的にカバーされている。国家が盗みを働くと一企業や団体といえども対応できない事がよく分かる。非常に面白い。
投稿元:
レビューを見る
その造りの精巧さで有名な偽米ドル札のスーパーノート、銀行システムのハッキングによる偽の送金、ワナクライなどのランサムウェア、暗号資産のハッキング、など、北朝鮮が関与しているとされる事件が解説される。
我々通常の国に暮らす者にとって、この手の悪いハッカーというのは、身近にPCやネット環境がある中で育ち、自然発生的に生まれてくるものだけど、北朝鮮のようにPCやもネットもほとんど使えない国にあって、ごく少数の者が数学的な才能を見込まれてハッカーとして養成され、これだけの事件を起こすというのは、ある意味すごい教育システムなんだろうと思う。
投稿元:
レビューを見る
世界最強と言われる北朝鮮ハッカー・グループ「ラザルス」の内幕を明らかにした一冊。経済制裁にもかかわらず、国は転覆せず、なぜミサイルを撃ち、核開発を続けられるのか。どうやって北朝鮮が外貨を稼いできたのか、それがラザルスの活動だという。短距離弾道弾でも一発4〜7億円、大陸間弾道ミサイルは材料費だけで一発30〜40億円とされている。
朝鮮戦争の休戦協定1953年7月から、そして社会主義圏のソ連と中国による援助も徐々に細り、北朝鮮は世界から孤立していく。そして、絶対的な権力が、過激さを増していく。
当初は、製造した覚醒剤の対価として外貨を稼いでいたが、次第に手段が高度化し、額も大きくなっていく。続いてアメリカ百ドル札の偽造、銀行システムをハッキングして不正送金、不正引出し。ランサムウェアによる身代金強奪もあり、今ではビットコインの不正入手まで。その手口が常に最先端を走っていることに、著者は驚いている。
決定的な証拠にはたどり着けないものの、限りなく怪しい状況証拠は、明らかにされている。しかし、次第に手口は巧妙化し、ますます証拠をつかむことは難しくなっているようで。
投稿元:
レビューを見る
国レベルでやってるから巧妙だなぁ…
国民の生活は遅れているのにレベル凄い
ジュピターの件は偶然すぎる笑
そういえば中国に住んでる北朝鮮のプログラマーに下請してたみたいなニュースもあったよね
(偽ドル札作ってたの知ってたけど作り方までは知らなかった)
折角だからポッドキャストも聞く
投稿元:
レビューを見る
北朝鮮のハッカーたちの起こした犯罪の数々が紹介されていて、その進歩の速さと大胆さに驚かされる。
一部はの事件は報道で少し知っていたが、詳細な情報を知り唖然とさせられた。
おそらく、今もどこかでシステムに侵入して、金を奪い続けているに違いない。
そして、その金が核開発に使われて続ける事で、経済制裁は意味を成していない。
国際法を無視して国家ぐるみで犯罪を犯す場合に、ほぼ打つ手が無いことに焦燥感を覚える。
投稿元:
レビューを見る
北朝鮮のハッカーグループの事件簿について、北朝鮮の背景から詳しく説明してくれる良書。
だが北朝鮮の背景が長すぎて挫折しそうになった。というか挫折した。100ページぐらいななめ読みしかしてないです。
ラザルスが関与していると思われる事件について、それぞれを現場の当時の様子からラザルスの思惑の考察まで詳細に書かれていて圧巻である。
北朝鮮というとインフラも市民の生活も日本とはかけ離れていて、そんなに進んでいないのでは?と思いがちであるが、その技術はタイトルにあるように世界最強といっても過言ではないと感じた。
むしろ日本はこれほど恵まれた環境にありながら、この分野に関してちゃんと対策できているのか心配になった。