断罪の微笑２ みんなのレビュー

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投稿者：あり　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

マレイカとライラが別人だと知ったカリーファ。どれほど悔いても、ライラを凌辱し続けたこと、「断罪の微笑」の呪詛をかけたことは覆せない。毎夜、見る悪夢は、ライラを失う自分の姿。
一方、ライラは、マレイカと別人と分かってから抱かれなくなったことで、カリーファが稀イカを愛しているのだと思ってしまう。
すれ違う二人の想いーーー。
ある夜、ついにライラの亡骸を掘り起こす夢を見たカリーファは、あまりの絶望に、そばにいるライラに縋りつき「どこにも行くな。決して逝くな」と体を求めてしまう。
そうして、ようやく二人は互いに愛し合っていたことを知る。
「自分が選ばれることはない」と言う、とても、切ないライラの想いも、自分を呪いながら必死で呪詛を解く方法を探してきたカリーファのもどかしい想いも、読んでいて溢れるほどに伝わってくる。
「もし、方法が見つからなかったら、私もお前と一緒に逝こう」
どうか、呪詛を解く方法が次の間で見つかりますように。二人の、回り道をしてきた初恋が実りますように。。。