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やり抜く人になるための戦略書
著:伊庭 正康
続けられないのは、意志の弱さや、あなたの性格に問題があるからではない。「続ける」ための方法を知らないだけである。
やりたくないことをやりたいことに変える方法、やり抜くための心の持ち方、スランプの打開策、弱きになったときのメンタル克服法、こうしたことは、すべて、意志の強さ、根性、努力などと関係なく、誰でもできる方法として紹介されている。
大事なのは、「仕組み化」「習慣化」である。
本書の構成は以下の7章から成っている。
①能力や技術よりもやり抜くことが成功への近道
②意志が弱くても仕組みさえつくれば続けられる
③やり抜くためのモチベーションアップ法
④中だるみに負けないちょっとしたコツ
⑤挫折しないためのメンタル強化法
⑥しつこくやりすぎて嫌われないためのポイント
⑦あの有名人も粘り強さで成功を手に入れた
やり抜くためにやることと言ったようなぼやっとしたことを概念的にぼやっと捉えてぼやっと解決法を提示するのではなく、形ある言葉と考え方、そしてその対処法についても行動ベースで目の前で出来ることに落とし込みながら私たちに提供してくれている。
迷わず、読み、そしてそれをできることからでも良いので行動すればしっかりと効果がだれでも現れるような形で本書は記されている。
やり抜く大切さ、真似ることの偉大さなど腑に落ちる概念と具体化のバランスは素晴らしくかっこつけようのない等身大の今やるべきことが惜しみなく提供されている。
成果に直結した近道を得るに持ってこいの一冊。