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感想
居場所と役割を見つけた女性の独り立ち。そこには優しさばかりではないかもしれないが。守ってくれた場所はやがて守るべき場所に。
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王道なのかどうかは釈然としないけど、大号泣しながら読んだ。トリスタンの存在感が大き過ぎる。もう一度は読めないかも。
シリーズ物という前情報なしで読んでいたせいで、「え、、、?これで終わり??……え?」と困惑。
きっと何百年にも渡る国史を紡いでいくんだろう。
ユリアが何故聖女と呼ばれるようになるのか?最終的にはエールデの物語になるのかな?
本巻はまごうことなくトリスタンの物語でした。
真っ直ぐに生きた子。最期に笑っていられた生き様。できることなら、もう少し早く自分の気持ちを大切にして素直になれたら、、、と思ってしまう。
トリスタンはきっと"幸せだった"って言うだろうけど、敢えて言おう。
幸せになってほしかったよ。
公式HPでガフのイラスト見て、確かに描写はその通りなんだけど、何故か脳内でもっと小汚い奴を想像して読んでたから混乱した。笑
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主人公ユリアがずっと主人公で巻数が進んでいくと思っていたので全てを読んで拍子抜け。
最初は淡々としていた内容も後半になるにつれ一気にヒートアップ。
初めて多崎礼さんの本を読んだが、言葉遣いが綺麗でとっても素敵。
2巻も楽しみ。
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美しい薔薇には棘がある を地で行ったような作品
寂しくも美しい幻想世界はその場で暮らしていない人にとってはとてつもなく惹かれるが毒でもあるのだと思った
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重厚なファンタジー作品。
物語展開がゆっくりで、背景描写も多く、非常に緻密に作られている。
文章表現が的確で、非現実であるにも関わらず、頭にイメージが浮かびやすい。
そうした世界観を楽しみつつ、終盤は風雲急を告げる展開で手に汗握る。
地名等、固有名詞は覚えるのが困難だが、なんとなくの理解でも問題ない。
メイン組の、シンプルなのに複雑な人間模様も丁寧に描かれていたが、サブ的ポジションの人物たちの言動にも、なかなかに感銘を受けた。
ボリュームがすごい(536P)ので、合わないと苦行になるかもしれない。
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多崎礼さんの作品は気になっていたので読めてよかったです。本格的なファンタジーで、楽しめました。歴史観があるのがいいですね。
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読書記録 2023.6
#レーエンデ国物語
王道ファンタジー、といっても剣と魔法にエルフやオークの世界ではなく、登場人物の心情に焦点を当てた物語。
種族の差別や偏見、神話に迷信、謎の疫病と超自然現象、それに人間の野心が加わって、骨太のストーリーを紡ぎ出す。
#読書好きな人と繋がりたい
#読了
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大人の異世界ファンタジー。ユリアやトリスタン達が冒険していく話!なのかと思えば、この一冊で序章だという・・・。
序章なのに、この濃密さ。国同士の政治は複雑で、うまくいかない。ヘクトルとヴィクトルの関係や、ユリアをめぐる周りの政治の動き、読み始めは読み切れるか、内容をきちんと理解できるか不安だったけど、まったく心配なく読みやすかった。世界観も頭の中にするするはいってきた。
外地の影響を受けない、自治の国レーエンデ。自分たちの暮らしに誇りを持ち、外の物資や知恵を入れていないのにたくましく生きるさまがいいなと思った。
光る虫で明かりを作ったり、古代樹の中で暮らしたり、あいさつの左手をあげる仕草はハズレ物の印を見分けるためであったり、夏至祭の赤と白の花の意味、特有の銀呪病、全員がどこかで血が繋がっているので、別の集落に出かけて血を薄くして子孫を残したり。ファンタジーならではの独特の設定がたくさんあって、胸が躍った。
トリスタンとヘクトルの友人とも思えるくだけた関係性が信頼し合っている感じがして良かったな。ユリアがマルティンで暮らしているのが素直に羨ましかった。私もあんなのどかな暮らししてみたいな~。
ユリアとトリスタンの恋が結局思いを告げるだけで終わってしまったのが・・・。お互いを愛しているのに一緒にいれない、離れたくないのに離れるしかない、なんて苦しくて悲しい恋なんだと思った。
久しぶりに別の世界に行って冒険をしてきたような気分。とても満足させられる一冊でした。
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トリスタンかわいそ過ぎない??笑。親に恵まれず銀呪病だからレーエンデから出られないし子は成せないし、ハグレ者になってエルウィン帰れないし……トリスタンがいつ銀の粉になっちゃうのか最後までハラハラしたし最後号泣。
逆にユリアにずっとイライラしちゃった笑。最終的に助けてもらうより自分の力でなんとか潜り抜ける場面欲しかった。
あと神の御子どうなった??産まれてみたらトリスタンとのお子を感じさせる何かがあるのかな〜と思ってたけど、特になかった笑。
あとプリメラあんなに優しかったのにマルティンの人達煽動してめっちゃ怖かった。リリスとホルトの話しもう少しほしい。総じてトリスタンかわいそう…が80%
けっこう長めの小説だけど読みやすいし、面白かった!
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久々に本格的ハイファンタジーを期待させる美しい表紙絵とタイトル。
思っていたよりライトだったが、昭和の少女漫画の様に綺麗で懐かしい雰囲気があるので、大人が読むと『毛布にくるまって読みふけったあの頃のあなた』に戻れる気がした。
ファンタジーを読み慣れていない中高生でも読みやすいと思う。
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ずっと積本だったレーエンデ1巻目をやっと読み終えることが出来た。読み始めて2日で終わったので、内容はスラスラ頭に入ってきた。
続き物なので、この1巻目は物語の序章なのだろうか?まだまだ面白くなるのはこれからと言った感じ。王道なストーリーで好みだった。
ユリアが(ウル族にとっては)悪魔の子を妊娠したとわかった瞬間、今まで良くしてくれていた人が豹変して辛かった。この世界における予言をどれほど信じているのかにもよるかもしれないが、盲信とは恐ろしい。けれど、ユリアの子供が生まれたことでレーエンデで戦争が起こったことは真実で、ウル族の予言が当たっていたともいえるのかもしれない。
神の子が生まれる予言と悪魔の子が生まれるという予言。相反するのに似ている予言が存在した理由はこれからわかっていくのだろうか?
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最初はレーエンデの世界に溶け込めず、ゆっくりと読んでいたけど、途中からレーエンデの世界にどっぷりはまり駆け足で読み切った。
トリスタンの献身的な姿に涙が止まらなかった。
面白かったけど、ユリアが産んだ神の御子(レーエンデ側から見たら悪魔の子?)がどうなったのか、気になって仕方がないため、星1つ減らして星4個としました。
ユリアは後に「レーエンデの聖母」と語り継がれるそうだが、レーエンデ側から見ても、そうなのだろうか?
続編で語られることを期待します。
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世界観が綺麗で、もののけ姫を思い出しました。
ファンタジー小説で、色んな国や種族を覚えられず一度は挫折してしまったけど、本屋大賞にノミネートされてから再挑戦!
苦戦したのは最初だけで、中盤からはスルスル読めました。
キャラの幸福度がジェットコースター。
上がって下がってまた上がって。。。
とりあえず、地名とか色々忘れる前に続編を読んだほうがいいと思いました。
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帯の言葉と表紙に惹かれるままに購入した本。
買って正解だった!
本格的なファンタジー、距離の単位すら異なる世界で広がる壮大な物語にとても心惹かれ、夢中で読んでしまった。
前半はレーエンデ国の美しさや、魅力的な人達に魅了された。そして後半は怒涛の展開。
本当に楽しい読書だった。
ナルニア国物語などが好きだった人はぜひ読んで欲しい。
日本人の書くファンタジーということもあり、この世界により没頭出来ると思う。
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銀色の幻想的な世界、信頼できる仲間の描写になんとなくデルトラクエストを思い出して読んでいた。が、中盤からギア変えてきたすごい展開で一気に読んでしまった…。予定されているという続巻で、この巻の人物についてまた言及されると信じてる。