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振り返るな!立ち止まるな!前だけを見て走れ抜け!
おもしろかったけど、トリスタンがあまりに不憫。。。
ご都合主義と言われても、もうちょっとご褒美あってもよかったんじゃないかな、と思ってしまった。
エールデはこのあとどうなっちゃうのか、とかは、読んでいけばわかるのかな。
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ナツイチフェアに行って、側にあった全然ちがう本に一目惚れして購入。
ものすごくおもしろかった!!
帯にたくさんお勧めの言葉が載ってるのですが、ドンピシャ。
まさに「王道ファンタジー」です。
「読後放心、空を見上げ、トリスタンとつぶやく」。
主人公のユリアは後の聖女(ネタバレではありません)、流されるだけだった彼女がレーエンデ国に来て、苛酷な運命を自ら選びとる、てだけでもドラマチックなのに、トリスタンとの純愛、ユリアの父は帝国1の英雄、各国領主との争い、法皇の陰謀、とどれかひとつだけでも充分物語になるほどの多重奏。
そして、レーエンデ国の不思議な風土と伝説が美しい!
ラノベ的分かりやすいハッピーエンドではないけれど、全員が自分の人生に納得していたのだと思える。
そして、これほど魅力的な登場人物が満載でも、やはりこれは彼らの運命すべてを飲み込んだ「レーエンデ国」の物語なのだと胸に落ちる。
それでこそファンタジーの生粋。
ファンタジーお好きな方には、ぜひともオススメしたいです!
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ごりごりのファンタジーを読みたくて手にした一冊。守り人シリーズと肩を並べるくらいよかった。
重厚で繊細な世界設定がすばらしく、レーエンデの美しくて魅力的で不思議な世界を描く筆力も素晴らしく、ストーリーも面白かった。
世界観ももちろんだが、登場人物がとても魅力的で生き生きとしているのがよかった。
特にユリアの父ヘクトルと案内人のトリスタン格好良さは群を抜いている。「自分」がない、何もできないとユリアがコンプレックスを抱くのも無理はない。身近にいるふたりが格好良すぎるんだから。
レーエンデの人々と過ごすうちに、ユリアがどんどん芯の強い女性になっていくのがまたよかったし、勇気をもらえた。
ユリアの物語は終ったけれど、レーエンデ物語自体はまだ始まったばかり。これからどんな壮大な物語が展開して行くのか、とても楽しみ。
三部作とのことだけれど、何部作でも読みたい。星5と迷ったけれど、今後に期待を込めて星4。
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最初思っていたのと違う展開でした。個人的に謎な点がいくつかあるので気になる…
これからかな、というところで終章に入りまとめられ終わってしまったのですが、あれは結ばれなかったということですよね。2人だけの切ないレーエンデ物語でした。
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一気読みしました。
トリスタン……………………………
途中で帯を見直した時に察して覚悟しながら読んだけど、電車で人目もはばからず泣いてしまいました…
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2023/7/18 読了
王道ファンタジーを読みたくて、、ようやく数年ぶりに出会えた!エレベーターに乗ってる間など少しの待ち時間も読み進めたくて、すっかりのめり込んでしまった
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舞台は異なる世界、西ディコンセ大陸の聖イジョルニ帝国。シュライヴァ州の首長の実弟ヘクトル・シュライヴァの一人娘・ユリアは、父と共に「呪われた土地」と呼ばれるレーエンデへと旅に出た。その地で出会ったのは元傭兵の寡黙な射手・トリスタンやビロードのような美しい黒髪をもつ少女・リリスたち。やがてユリアは帝国の存立を揺るがす戦いの渦中へと足を踏み入れることとなる…。
この本、めちゃめちゃ装丁が素敵ですよね。あまりにも素敵すぎて本屋さんで見つけた時に目が釘付けになっちゃいました。図書館で予約して2ヶ月…すでに読んだ方々の絶賛のレビューにわくわくドキドキでした。
表紙画、中表紙、目次、物語の世界の地図、登場人物のイラスト、序章…とページをめくる度に期待もふくらみ、レーエンデの世界へどんどん惹き込まれていきました。
普段はミステリでもほとんどメモを取らない私ですが、この物語に早く入り込みたくて、なかなか覚えられないカタカナの国名と登場人物の名前をメモするほど。
いやぁ〜もう、すごくおもしろかったし良かった!少々じれったさは感じたけれど、最後まで読んでそこも納得。ラストは…辛いけれど、かすかな幸福感もあるので、これで良かったんだと思いたい。上橋菜穂子さんを彷彿とさせる(こちらの方が読み心地はライトですが)壮大なファンタジー小説でした。
先月すでに2巻が出まして、10月には3巻も出る予定。全5巻になる予定なんだそうです。これは、最終的には文庫本で全巻揃えたいなぁ。あぁ、早く続きが読みたい…でも2巻では物語の視点が変わってしまうのかな?ユリアたちは出てくるのかしら?気になります。
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英雄の娘を主役とした異世界ファンタジー。
冒険と剣よりは不思議と恋のファンタジーであるが、設定などは政治的な複雑さが含まれており大人向けになっている。
レーエンデの土地特有の風土病である銀呪病が物語に深く関係しており、治療所である森の家や死ぬと自然に灰となるなど設定が面白い。
続編はあるようだが、物語は綺麗に終わっているので舞台は同じで主人公が変わるのか。
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とりあえずこの読了直後の感情を上手に表現できない自分の語彙力の無さに絶望しました。
なんて素敵な、物語か、と。
はよくっつけー、くっつけーとニヨニヨ読み進めていたのに……。
悲しい…けど幸せなとっても複雑な気分です。
トリスタンはとても幸せだったんだろうな、とか心情を想像したら涙が………つら。
第一部(序章)、完!って感じです。
はぁ〜続きたのしみ…
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久しぶりに徹夜で読んでしまいました。
美しい表紙と分かりやすいタイトルを見て、そう言えば私はファンタジーも好きではなかったか…?と思い出し予約して拝読。
忘れるなよって話ですが、ここの所殺伐としたものや哲学書、純文学に気を取られていてすっかりファンタジーの存在が薄れていたのです。
ファンタジーを読む際に個人的に重要なのは、見た事も聞いたことも無い世界に、きちんと己も物語の傍観者として存在させる事が出来るかどうか、なのですが。
すっかりレーエンデ国の民となってしまい、丁寧に縫われた刺繍付きの民族衣装を纏って、主人公達の後をフェルゼ馬に乗って夜中追っかけ回してしまい、眩しい朝日で現実に戻されました。
厳しくも美しい世界にもっと居たかったです。
主人公と美青年トリスタンのまあ純粋な恋模様に、くぅぅー!!とこちらまで恥ずかしくなりながら、全てが美しいじゃないか…とクライマックスで思わず溜息を吐きました。
登場人物もそこまで混みいっておらず分かりやすいので、何より読みやすいので、ファンタジー初心者様にオススメかと。
続編も楽しみです。
さて、仮眠してまた殺伐とした世界に戻る事にします。
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とにかく語彙力と表現力が凄い。
これまで読み方を検索したり感じ調べたりしてたけど、それを記録して自分のモノにできれば語彙力が格段に広くなるし、表現の可能性も広がるなって思った。
ストーリーは、正直序盤部分でもう少し背景を分かりやすく書いて欲しかったが、それでも評価☆5をつけれる程ストーリーは好きです。
ファンタジーだからというわけではないけど、それなりのボリュームがあるから読むの大変って思うと思ってたけど、作家って凄いなって思わされました。
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久しぶりのファンタジー
どっぷりと浸らせていただきました
幻想的な表紙絵だけ
映像がない分、書かれた言葉で空想する
ああ、私ってファンタジー好きなんだなと改めて思う
いいですよね、年甲斐もなくなんて思わなくっても
知らずに買い求めたら、三部作だそうだ
これはまたきっといそいそと買ってくるだろうなと予想する
場所も時代も背景も作者の手中だけど
勝手に空想する
銀色の世界
この別世界を地図を頼りに読み進める
ユリアとトリスタン、ああ!涙
≪ 自由をと 闘い抜いた 花に雨 ≫
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500ページ近くある作品なのに1日で読みきってしまった。途中からは涙が止まらず、ティッシュを手元に置きながらページを捲り、最後は号泣。
自分の道は自分で決める。振り返るな!立ち止まるな!前だけをみて走り抜け!などなど、多くの言葉に励まされ勇気づけられた。いまだ、読後の余韻から抜け出せず、うまく言葉にできないけれど、確実にいえるのはこの作品に出会えてよかったということ。最高でした。
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緻密に練り上げられた美しい世界観で、物語にどっぷりと浸ることができました。
ユリアがただの”英雄の娘”から、芯の通った強い人間に成長してくさまがかっこよかったです。
トリスタンとは結ばれなかったけど、何よりも深いところで繋がった関係性にグッときました。
最後に受け取った言葉を、ユリアは生涯貫き通したんだなぁ。
似たような伝承なのに内外で見方が違ったのは、大きな力がレーエンデを脅かすと先人は知ってたんですかね…。
強大な力は、扱う人次第なんだなぁと思わされました。
(途中そっちか!!!ってなったのは腐女子脳のせいです)
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これは日本人が書いた異国籍ファンタジーです。
『レーエンデの聖母』と呼ばれることになる運命の女性ユリア・シュライヴァ16歳とその父、ヘクトル・シュライヴァが古来『呪われた土地』と呼ばれてきたレーエンデに向かうところから始まります。
そしてそこで二人が出逢った18歳の青年トリスタン。
トリスタンは不治の病と言われる銀呪病に侵されています。
ユリアとトリスタンは恋に落ちますが、二人の恋は実るのか…。
二人の未来はいかに…。
この作品は492ページあります。
私はファンタジーが本当は苦手なのでなかなか読めず、少しイライラしました。
この作品は続編の『レーエンデ国物語 月と太陽』があるので、既に図書館にリクエストしたのですが、608ページあるんですよね。リクエスト取り消すかどうか今、思案中です。
この物語というよりファンタジーで、特に王様、お姫様、王子様が出てくる感じがだめなんです。ごめんなさい。
ブクログにはこの作品に愛情溢れるレビューが他にたくさんあるので、そちらを参考にされてください。
でも最後はユリアとトリスタンの生き方に涙しました。