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投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
佐藤春夫と谷崎潤一郎の女性を介してのいざこざは知っていたから相当やりあっただろうけれど、いくら女性の権利がないに等しいからって、当の千代夫人の気持ちはどうなの? と言いたくなる。
文豪といえどもただの人間。実に生臭い。
表紙でもう笑ってしまう!
2020/03/28 09:59
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投稿者:まんまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙でもう笑ってしまいます!
本当に悪口ばかり!中也さんのあおさばが、、笑
文豪は悪口のセンスまであるんだと感銘しました。
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
女性を介してのこのいざこざというか、争いというか………。後世、こうして読むと、醜いとしか。でも、女性には人権が薄かった時代、女性としてはかなわないなぁ……この二人の。なんとも言えません。
本当にただの悪口
2019/07/18 16:12
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投稿者:ぷりしら - この投稿者のレビュー一覧を見る
文豪らしく凝ったレトリックの「頭のいい悪口」を期待していたら
本当に感情に任せたド直球な悪口だった(笑)
文豪と言えど喧嘩になると普通の人間味が感じられて親近感が湧く、と思えるか、
こんな悪口なら身の周りに溢れているからわざわざ本で読まなくてもいい、
となるかは読む人しだい。
とりあえず、太宰治と中原中也にはリアルでは関わりたくない。
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投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「文豪」ならなにを書いても許されるというものでもないですよね……今の掲示板の悪口雑言に近いものがあったりして、正直微妙な感じです……
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投稿者:ぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る
文豪たちの悪口で、一般の人たちの言うような悪口なので文豪たちも普通の人たちと同じなんだなと切なくなりました。
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太宰治と中原中也がぶっちぎりで面白い。谷崎潤一郎と佐藤春夫の女性をめぐるトラブルの終わり方に思わず「なんだそれ!」と声に出してしまった。
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ふーんってな感じ~1太宰治の章・川端康成へ2中原中也の章・誰彼構わず3無頼派×志賀直哉の章・織田作之助・太宰治・坂口安吾4夏目漱石の章5菊池寛×文藝時代の章・今東光を中心に6永井荷風×菊池寛の章・断腸亭日乗による7宮武無骨の章8谷崎潤一郎×佐藤春夫の章・谷崎の妻・千代を巡って~腰巻きには「先生方!!お口は少々悪いようですね」「悪口から見る、文豪たちの魅力」とあるが、馬鹿馬鹿しい。谷崎と佐藤の喧嘩は、谷崎が千代を離縁し、それを佐藤が拾うことで解決したって、この部分が一番馬鹿馬鹿しい。悪口なんて誰だって考えるけど、「文豪」って「偉そう」って意味以外なら、悪口に文豪らしさは見られない。誰も彼も感情むき出しじゃん
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〆切本とかもそうだけど、文豪はマイナス感情を書くとき一段と情熱的になるんだろうか
中原中也とかのっけからぶちまけてるし
こんなん読んでどうすんだ、と思いつつおもしろかった
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谷崎純一郎と佐藤春夫のいわゆる小田原事件後の往復書簡は、お互い煙でも立ち昇らんと言わんばかりの勢いで迫力があった。佐藤に至っては、つらつら書いていたら20枚にも及んだというから笑ってしまった。
ただ、作家紹介などこの編集部が書いたと思われる文章が、助詞のてにをはが抜けていたり、織田作之助の説明に「喀血で大量の血を吐き」(p56)とあり、右に右折するみたいな文章で、なんだか残念な印象が残った本だった。
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①太宰の如是我聞における志賀直哉への文書が実に直情的で当時の人もこれ読んで?だったんじゃないかってレベル。現代で有名人同士がツイッターでバチバチやっているの見る感じなのかも?
②菊池と永井の章で、永井が菊池と菊地を間違えたのをきっかけにとあるが、この本の中での断腸亭日常でも菊地表記が多い。原文で間違えているのか誤植なのか(p166,167の見開きでも「菊地」が3か所)
③佐藤と谷崎の女性をめぐっての往復書簡。なんでこんなの残っているんだよ。結局仲良しかよ
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やはり太宰治が一番面白い。志賀直哉への悪口だけであんなに書けるとは。川端康成については「刺す」と言っておきながら、「私への愛情が感じられる」「あの文章の裏には世間と金銭がある」といった勝手な想像みたいなことを書いているのがなんとも。
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中原中也のエモさ爆破してる。
悪口だけ書かれた本なのかなと思えばそうでもない。文豪同士の言葉の応酬や、批判し合っている文豪たちを客観的に見た文まで、文豪たちの悪口を見ると言うよりは、文豪たちの生きた風景を見ているように感じられる作品。憧れた文豪も私達と変わらず、醜い感情を抱くんだなと改めて感じる。
普通にストレスフルのときに読むのがオススメ。
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お互い下手な嘘はつかないことにしよう。私はあなたの文章を本屋の店頭で読み、たいへん不愉快であった。
・・・
事実、私は憤怒に燃えた。幾夜も寝苦しい思いをした。
小鳥を飼い、舞踏を見るのがそんなに立派な生活なのか。刺す。そうも思った。
・・・
ただ私は残念なのだ。川端康成の、さりげなさそうに装って、装いきれなかった嘘が、残念でならないのだ。
こんな筈ではなかった。たしかに、こんな筈ではなかったのだ。
あなたは、作家というものは「間抜け」の中で生きているものだということを、もっとはっきり意識してかからなければいけない。
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これは太宰治が芥川賞の落選を受け、太宰の私生活を暗に批判しつつ他の作品を推薦した川端康成に向けて書いた抗議文ですが、見ての通りなかなか読ませる文章です。
本書は名だたる文豪たちが記した「悪口」を集めた異色の作品ですが、歴史的に証明されているその文章力で他者をいかに罵っているのか興味があり、本書を手に取りました。
結論から言うと、本書の内容に少しがっかりしました。
いや本書はそのうたい文句通りに、稀代の文豪たちがただひたすらに相手を指弾する言葉をこれでもか、とばかりに書き連ねているのですが、なんというか、ひねりが少ないです。
思うに、これら文豪たちは想像力豊かにしてそれを文章に落とすことにかけては天下一品ですが、こと現実の人や事柄を罵るとなると常人の表現に落ち着いてしまうのでしょう。菊池寛や永井荷風の章では、語彙こそ豊かではあるものの目を引く文章はありません。本当に、単なる俗な批判文が延々と続きます。
しかし、太宰治や佐藤春夫の「悪口」には読ませる何かがあります。彼らはたぶん純粋なのでしょう。純粋がゆえに、現実の事物に対してもどこか夢心地であったり、燃える情熱が文章に表れています。読みごたえがあります。
一方で、そんな太宰の自死を受け、友人の坂口安吾が太宰の行動・心理を分析した「不良少年とキリスト」にもとても鋭いものを感じました。これは悪口とは言えないものの、とても読みごたえのある内容でした。
全般的に期待した内容ではないものの、部分部分でキラリと光る文章を楽しむことができる異色の作品ではないかと思います。
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江別蔦屋書店内スタバで書店内本
借金返済の為第1回芥川賞金500円が欲しかった太宰治は選考委員川端康成に罵詈雑言。
無類派を文学の異端と一刀両断の志賀直哉し太宰たちと紙面上対決。
菊池寛の名前を菊地と間違ってしまい死ねまで怨恨が生涯続いた永井荷風。
初対面にも礼儀知らずな中原中也はガタイの良い坂口安吾には何も言えないチキン野郎。
谷崎潤一郎は妻と別れて妻の妹と結婚したい。谷崎は妻と別れた後、妻が友人の佐藤春夫と一緒になることを認めていたが、妻の妹にフラレ事態は急を告げ小田原事件に。
愛すべき文豪さん達 今の時代だとTwitterあたりで場外乱闘でしょうか?