- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
8 件中 1 件~ 8 件を表示 |
波多野澄雄氏による「徴用工」の問題にかかわる数々の事実を腑分けしながら、分かりやすく解説した一冊です!
2021/03/01 16:58
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、日本政治外交史を専門に研究され、『幕僚たちの真珠湾』、『太平洋戦争とアジア外交』、『国家と歴史』、『宰相 鈴木貫太郎の決断』などの著作を発表されている波多野澄雄氏の作品です。2018年秋、韓国最高裁は「徴用工」訴訟で韓国人被害者への賠償を日本企業に命じたことは多くの方々がご存じのことと思います。同種の裁判は20世紀末に日本の最高裁で、2000年代半ばに韓国でも原告敗訴でした。なぜそれが一転したのでしょうか。同書は、日本統治下の朝鮮人労務者の実態から、今なぜ問題化したかまでを描いた内容で、この問題は、事実関係から離れ、個人請求権、歴史認識、国際法理解、司法の性格など多岐にわたる問題へと発展しています。同書の中ではそれらを腑分けしながら解説し、日韓和解への解決の糸口を探った一冊と言えます。
日韓関係史を根本から学ぶ
2021/05/10 21:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トリコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は筑波大学名誉教授にしてアジア歴史資料センター長。専攻は日本政治外交氏。このテーマの概説書を執筆するのに最もふさわしい学者の一人。
本書は、終章から読むのがおすすめ。というのは、自分も含めて、「平均以上に歴史を知っている」と思い込んでいる者にとっては、まずこの本のアウトラインから読み、自分の知識の間違いや不足している点を把握してから読んだ方が効率が良いからだ。
手を打つ必要性
2020/12/20 10:16
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ニッキー - この投稿者のレビュー一覧を見る
歴史は、現在の価値観で再評価されるべきだろう。しかし、現代の価値観で必ずしも再構築されることには、問題があります。韓国は、そもそも日韓併合が不法だという。それを認めないのなら、徴用工問題も含めてその後の全てが問題となる。しかし、それを認めれば、元寇に協力した高麗はどうなのか、日本の侵略に加担したではないか。19~20世紀の欧米などによる帝国主義や植民地支配そのものも違法で無効ではないか、となる。そうなれば、現在の世界秩序が根底から崩壊するし、歴史は不安定となります。韓国はそれを認めようとしない独善国家でしょう。日本が正しいと行っているのはないのです。どこかで手を打たないと日韓関係に未来はないでしょう。それを知るための一冊です。
戦争は続いている
2021/01/30 16:21
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
国際法や日韓請求権協定があるにも関わらず不法な植民地支配という独特の歴史認識により徴用工問題を未解決と判断した韓国大法院の判決は韓国人の国民感情を考慮したものであったのだろうが、未来志向的な関係の構築という点では如何なものだったのだろうか。
8 件中 1 件~ 8 件を表示 |