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ついに完結!
京都に行く前の多摩時代から箱館戦争終結までを描き切った新選組漫画は自分の中では稀有な存在だったので、それだけで感無量。
キャラ設定のぶっ飛んだ作品だったので、最後まで描いてくれるか最初は心配していたものだが、完全に杞憂だった。
完走してくれたことに心からの感謝を。
二股口の戦いから、土方さん最期の戦いとなる五月十一日、そしてその後の件も含めてやや駆け足で駆け抜けた最終巻。
個人的にはもう少し箱館の日常パートが欲しかったけれども、テンポが乱れるし、緊迫感も削ぐかなとも思ったので、これくらいの速さでよかったのかも。
今回の土方さんは本気で名言しか吐いていないので、どのシーンもぐっときてたまらんかった。
最期の瞬間に過ぎるのが鴨さんだったのが、また『ちるらん』の土方さんらしくて。
もう本当に最期までかっこよかった。
最強はあんただよ、間違いない。
個人的に黒田清隆さんが敵軍ながら、やることが粋すぎて、それも見所だったと思う。
見所と言えば、もうね、最後も新選組集合のバカなやり取り。
もう本気で涙が止まらなかったという。
ベタではあるけれども、だからこそ涙腺も緩むという。
よかった、本当によかった。
ここまで描き切ってくれた先生お二方には感謝しかない。
最高の物語を、ありがとうございました!
初回限定版には描き下ろしイラストのメッセージカードが入っているのだが、これもまた本編では決して見られなかったシーンが描かれているので是非。
こういう未来も見たかった!
(……結局、琴さんといつ契ったのかは分からんままだったか……そこだけが心残り。気付いたらできてたもんね、お子様)