良いお話でした。
2024/10/29 13:17
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投稿者:MIKA - この投稿者のレビュー一覧を見る
良いお話でした。
何より、主人公の小夜がきちんと自分の足で立っているのが良い。
また、相方の鬼灯も嫁に依存せず、すべきことを成すのも良かった。
こういうジャンルにありがちな共依存がなく、良い作品でした。
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泣きました。そして話の展開がとても良かった。
1冊目からそしてこの先も、出来上がってるのかな。
兎に角、胸に温かいものが残る作品でした。
キャラクター達も存在感が出てきて、次巻も期待大です。
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ある日見つけた枯れた藤の木の側で禍々しい気配に遭遇した鬼灯と小夜。心配した鬼灯は小夜に外出禁止を言い渡すも、火蔵で鬼灯が書いた恋文を見つけてしまった小夜は、ショックで火蔵御殿を飛び出してしまう。その隙をつかれて、禍々しい気配の主に違う時代へ飛ばされてしまう。
飛ばされた先は50年前の火蔵御殿。
そこで、小夜は先代の火の神・金剛と、まだ工房の神であった若かりし頃の鬼灯に出会う。
タイムリープ!
恋文については時代を遡った事で大方の予想はついてしまったけど…前作に比べて鬼灯の小夜ラブが深まってて、キュンポイントも増えたし、全体的に鬼灯がポップな雰囲気になったような!
過去の鬼灯は乱暴、粗忽、若さゆえの荒々しさがあって、最初から小夜がタイプなのは分かったけどもどの段階で心を寄せていったのかはあまりはっきりとは分からなかった。サッパリした態度だったのに、いつの間にかすんごい愛情を小夜にむけている展開に!そしてその愛情をもって、過去の鬼灯との別れはとても切ない気持ちになった。
過去に飛ばされることになった原因の元神やそうなった理由は、切ないやら理不尽やら、やっぱそれでも勝手に飛ばしといて身勝手な態度はあかんやろ、という複雑な気持ちだけど、全体を通して、小夜が強く優しく愛情に溢れた、少し大人になるストーリーで心温まった。次作も楽しみ。