心地良いスペース
2023/11/17 20:21
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投稿者:ピーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
これを読んで、そのうち映像になるだろうなあ・・・と期待しつつ読んだ。
色んな人々が、それぞれに弱点というか知られたくないポイントを持って生きている。
この猫目荘はそんな人が下宿人として住んでいる。
食事時間は食堂に集う、ただし適当な心の距離を取りながら。
とは言え、フトしたことから助けられたり助けたり。
なかなか魅力的な猫目荘である。
こういう所があれば、救われる人も多いだろうと思いつつ読んだ。
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投稿者:ママさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
まさにいまの時代にピッタリの小説ですね。
色々な事情があったり勘違いだったり…
でも美味しいご飯があれはみんな幸せなんですね!
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親のレールに乗ってきた事に反発して上京したが、何もかも上手くいかない降矢伊緒。そんな時、友人から紹介された、古いけど格安家賃な上にまかない付きの下宿屋「猫目荘」に住む事になり…
伊緒の融通が効かない所が息苦しいなと感じていましたが、男尊女卑が強い父とそれに従う母に育てられれば、何となくそれは判る気がしました。
誰かに必要とされたい、夢中になれる何かが欲しい。
それを求めて模索する伊緒と、猫目荘の人達の交流が温かく、読了後は爽快でした。
触れてはいけない話題の「中村さん」がラストに回収されるとは思いませんでした。
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書名に思いっきり惹かれました。
カバーイラストも可愛らしくて手に取りました。
昭和レトロな所で美味しいまかない料理があって、と想像をしていました。
もちろん、美味しいまかない料理はあったのですが、少し私が思い描いていた内容とは違っていました。
三十歳手前の女性、降矢伊緒。
父親の呪縛や劣等感に悩まされ、自分の人生、生き方が解らなくなりもがいていた。
そこに友人の紹介で猫目荘を紹介されて入居。
住民との交流の中で様々なことを知り、自分と向き合い自分らしさを大切にしていく物語でした。
猫目荘が「多様性」をギュッと凝縮したような場所で、こういう場所に引っ越して触れたからこそ、伊緒は自分らしさを見つけることが出来たのだろうと思いました。
大家を含めて住民は、世の中の「普通」では当てはまらない部分を持っている人がいるけれど、しっかりと自分を持って、それを大切にしていて魅力的な人ばかりでした。
もし続編があるならば、住民一人ひとりに゙スポットライトを当てた物語を読んでみたいです。
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親からの仕打ちにいつまでも縛られ自分の現状を嘆くことしかできなかった主人公の伊緒が猫目荘で暮らしていく中で世の中には色んな人がいて、人と比較しても意味なんてないという当たり前のことに気付いていく。
人生に絡みつく悪しき物をスパっと切り捨てる潔さと自分の足で立つ覚悟を持つことのできた伊緒を応援したい気持ちになった。
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タイトルから、おいしいものたくさんで、猫が活躍すると思ったんだけど、ちょっと予想とは違ったー。
決して嫌いなタイプのお話ではないのだけど。
猫目荘の2人の大家さんを含め、住人たちもそれぞれに魅力的だし。猫のボタンももちろん可愛い。
主人公の伊緒だけでなく、他の住人のことももっと知ってみたくなった。
シリーズ化、あるかな。
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色々な人がいて、いろんな価値観があるんだと改めて思った。
そういうことを知れただけで、自分を知らず知らずに縛ってた常識や世間体から解放できるし、世界が広がる。
1人1人ほんとに違うのだから、自分だけの価値観、人生観があって当たり前で、誰にも遠慮せずに自分の幸せを求めていいんだよなぁ。
それにしても猫目荘のまかない食べてみたい!
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感想
常識に背くことは悪くない。誰かに後ろ指差されても。自分と自分の大切な人が幸せならば。だけどそれに気づけない。少しずつ分かれば良い。
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賄い付き、風呂共同の木造二階建ての下宿屋「猫目荘」。神戸から東京に来て5年、29歳の女性・伊緒は友人の紹介で猫目荘に入居する。再就職も婚活もうまくいかない伊緒が、職業も考え方もさまざまな住人たちと出会い、何かを見つけるまでのお話。
格安でも賄い付きの下宿屋に暮らすだけあって、住人も個性的。住人5人しかいないのにすごい多様性社会。色々知らないこともあったし、調べてみようというとっかかりになるかもしれない。
6人目の住人中村さんというのが時折話題になるけど、何だったのかいまいち謎だった。
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私の人生、私が主人公。だし、
とにかく行動!が夢や豊かな暮らしにつながるんだな〜と思った
まかないつきの猫目荘、住んでみたい。
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封建的な考え方の父親 父親に逆らわない生き方をしている母親
それにうんざりして 東京にやってきた伊織
友だちの紹介で 賄いつきの猫目荘に入る。
昔ながらの下宿屋さんの建物
私が所帯を持って住んだ45年前の 東京の建物みたいで 懐かしく読みました。
そこは賄いつきじゃなかったけど。
猫目荘に住む人と一緒に銭湯に行ったり
コーヒー牛乳を飲んだり まあ懐かしい!
アルバイトをすると クレーマーのおばさんに捕まったり
それでも 料理に関わる仕事はしたくない
父親のしばりから 脱却したい
でも 自分には 何が出来るかわからない
それでも 周りに支えられて 猫目荘のスタッフになる。
帰省して 親にも報告して 区切りをつける。
独り身なら 何歳でも 混ぜて欲しい猫目荘です。
可愛い猫のボタンちゃんも寄り添う
いいなあ!と羨ましくなっちゃう猫目荘です。
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まかないつきの下宿屋さんというと住人同士の関わり方が難しそうなので、猫目荘の住人同士の関わり方を強要しない!というポリシーがとても心地良さそうだと感じました。
猫目荘で暮してみたい!
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なりわざか、かりうどめさつじんも、なにくわないきやらわかわいかわいなおかん、きやっばれえ、ひぞくもしかあ!なかいからわかばいたん?も、とちいるびびりあここ、いだしだしをとわれなかったいぬわしよりの、ひくいひたまおんちようただだよ!いくいないかあかいかだより、あこうろ?ろぱねくすよりのよいと、たまつけだいかあ、や、どすいばんじようのはっかあめやよりあみらあぜ、ほしもふるよな、よなきはん、しきい?へどくそんと、ぱたとちりとあんはたにはたをあかるくししゆうもしか!おんなぬんか、じやまくにこさんまつたかそんしたぜよ
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猫目荘、いろいろな生き方をしている人がいて、みんなしっかり前を見ていて勇気をもらいました。
ドラマ化できそうな
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変に斜に構えたりせず、素直な気持ちで読むと「いいなぁ...」と思える(^ ^ ひねくれて見ると、善人ばっかりしか出て来ないような印象で(^ ^; うっそ臭ぇ、と言えなくもない(^ ^;
住人たちは「あぁ...いそうだな、こういう人」と「まさかそんな...」の間くらいの絶妙なキャラで(
^ ^ できすぎな感じもしなくもないが、でも物事がうまく転がる時って、すべてがこう「流れに沿ってハマる」んだよなぁ...とも思えて(^ ^
つまり、すべてが「極端に走る」ことなく、絶妙なバランスで成り立っている、ということなのでせう(^ ^ そのバランスを保ちつつ、最後まで破綻なく、しかも面白く描ききった作者は、やはりただ者ではない(^ ^ ちょうどうちの子供が大学を辞めてニートな生活をしている時に読んだので、何というか普通以上に感情移入してしまったような(^ ^