ほっこりな番外編
2024/11/10 13:32
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投稿者:ゆい - この投稿者のレビュー一覧を見る
本編では物語が更に核心へと迫ってきて目が離せない状態なのですがexの番外編では本編とは違い穏やかな日常が描かれています
もちろん民俗学的内容でちょっぴりホラーな展開もあります
番外編でしか描かれない様な登場人物の以外な一面を見ることができます
民俗学に興味のある人もない人もみんなにオススメしたい作品です
まさかの番外編第二作!(嬉しい驚き)
2023/09/25 16:39
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投稿者:sm - この投稿者のレビュー一覧を見る
まさかこんなに早く、他キャラ視点の番外編がまた読めるとは思っていなくて、すごく嬉しかったです。
智樹くん視点があって意外に思ったのですが、これが結構よかった。特に、智樹くんのあの小学校高学年から中学生にかけての何とも言えないイライラ感に対する高槻先生(?)の解釈がしっくり来た。言語化してもらうとスッキリするよね。あと、他のレビューでも感想がある通り、遠山さん視点もほっこりしました。遠山さんの深町くんへの想い、特に自分が諦めてしまったことを乗り越えようとする深町くんへの応援的な想いがすごくよかったです。
次回は本編に戻るのでしょうが、またこうした番外編を書いていただきたいです(全力待機)。
☆怪異か? 人為か?☆
2024/05/21 22:29
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投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
【やがてソレはやってくる】
その日、高槻が扱ったのは、電話にまつわる都市伝説。中でも有名な「メリーさんの電話」についての講義が終わったあと、尚哉は友人の難波から、話があると誘われる。
そして現れたのは、難波の彼女愛美。彼女は「なくした人形が、だんだん近づいてくるみたいなの」と話した・・・
【遠山と猫の話】
建築設計事務所を営む遠山宏孝は、尚哉と同じ、嘘を聞き分ける力を持つ。
その力を手に入れてしまった幼い頃から、彼はひとりになった。
そんなある日の出来事・・・
懸命に生きようとする2匹の猫達と、ひとりぼっちの遠山との出会いが招く、素敵な奇跡。
【大河原智樹の冒険】
高槻を「特別な友達」だと思っている小学生の智樹。6年生になり、中学受験で周りがピリピリし始めた頃、彼は不思議な話を聞く。ある廃工場で工場長が失踪し、なんと異次元に行ってしまったらしい。
「その工場は、今でも異次元とつながったままなんだって」 早速高槻に連絡する智樹だが・・・
【俺の友達の地味メガネくん2】
今までの事件解決の裏で、尚哉の秘められた力に気づいてしまった難波の葛藤を描く。
【それはまるで祈りのように】
幼いころから一緒だった佐々倉と高槻ならではの喧嘩を描く。佐々倉にとって、高槻が平穏に暮らしていけることが、何よりもの望みだ。
☆怪異か? 人為か?☆
2024/05/21 22:27
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投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
【やがてソレはやってくる】
その日、高槻が扱ったのは、電話にまつわる都市伝説。中でも有名な「メリーさんの電話」についての講義が終わったあと、尚哉は友人の難波から、話があると誘われる。
そして現れたのは、難波の彼女愛美。彼女は「なくした人形が、だんだん近づいてくるみたいなの」と話した・・・
【遠山と猫の話】
建築設計事務所を営む遠山宏孝は、尚哉と同じ、嘘を聞き分ける力を持つ。
その力を手に入れてしまった幼い頃から、彼はひとりになった。
そんなある日の出来事・・・
懸命に生きようとする2匹の猫達と、ひとりぼっちの遠山との出会いが招く、素敵な奇跡。
【大河原智樹の冒険】
高槻を「特別な友達」だと思っている小学生の智樹。6年生になり、中学受験で周りがピリピリし始めた頃、彼は不思議な話を聞く。ある廃工場で工場長が失踪し、なんと異次元に行ってしまったらしい。
「その工場は、今でも異次元とつながったままなんだって」 早速高槻に連絡する智樹だが・・・
【俺の友達の地味メガネくん2】
今までの事件解決の裏で、尚哉の秘められた力に気づいてしまった難波の葛藤を描く。
【それはまるで祈りのように】
幼いころから一緒だった佐々倉と高槻ならではの喧嘩を描く。佐々倉にとって、高槻が平穏に暮らしていけることが、何よりもの望みだ。
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投稿者:MIKA - この投稿者のレビュー一覧を見る
なかなか本編の話が進まない中での番外編その2。
本編は解決せずに現状のままダラダラ続いていくのかもと諦観な気持ちでいたけれど、この番外編でちょっと癒されました。
難波くん、良い人だなあとしみじみ。
良い友人がいて良かった深町くん。
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彰良や尚哉の周辺の人物目線で語られるスピンオフ第2弾。
やっぱり、難波くん、好き。
ほんとうに、なんていいやつなんだ。
彼が尚哉を見付けてくれて本当によかった。
耳のことを尚哉に訊いたことでの難波くんの葛藤が、、、
2人が仲直りできて、そのなりゆきに泣きそうになる。
健ちゃん目線の話もよかったー。
あの人が不穏な空気を醸し出してはいるけど、でも、みんな一緒ならきっと大丈夫。
こういうスピンオフもまた読みたいし、本編の続きも早く読みたい。
欲張りな私であるw
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シリーズ番外編。
どのお話もよかったー。
遠山さんのお話と難波のお話がとても良かった。
遠山さんはとてもとても孤独に感じたので、猫ちゃんとはいえ癒しができてなんだか安心。
そしてやっぱり難波くんはいいやつ!
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本編の隙間を埋めてくれる短編集。
やっぱり高槻先生と佐々倉さんと深町くんが揃うと、ラブい夫婦とその愛息にしか見えないんですけど〜と萌えた。
ますます本編が楽しみになってきました。
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シリーズの中から生まれたいくつもの単話。それぞれの思いやその人目線の話が面白かった。
本編では高槻先生と深町くん目線の話でも、難波くんや健ちゃんの目線からだとこう見えてるんだなって思う。
遠山さんと猫の話もなんだか可愛くてほっこり。自分も猫を飼いたくなる話だった。
個人的には難波くんと深町くんの話が好き。友情っていいなって思うし、難波くんみたいな友達が1人でもいたら救われるなって思う。
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番外編ということで、遠山さんが猫を飼うことになった経緯や難波くんの人知れず悩んでいることなど、普段は見られない面から描かれていて面白かったです。何も考えていないように見える人ももちろん様々なことを考え、悩み、過ごしているんだよねと。やっぱり難波くんはいい人です。きちんと向き合ってくれる。
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難波くんと深町くんの関係が好き。難波くん良い子。登場人物みんな良いのよ。ほんとみんな魅力的だから飽きないのね。
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番外編集第二弾。ここでは、本編のエピソードを視点を変えて、難波や遠山、佐々倉側からの相手に対しての深い思いや葛藤が表現されていて、絶妙!
どんなに相手の事を思っても、上手く伝わらない事は必ずあるもので、誤解やお互いの意地も加わってこじれる一歩手前で、それぞれのエピソードの第三者が絡んだ糸を解いてくれる。この小説の登場人物達は、その関係性が秀逸でいつも先を見たくなるシリーズだなと思う。それと、異捜の二人がどう関わってくるかも楽しみで仕方ない。
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今回は全5編の短編で構成された番外編です。登場人物達の話や描写から時列的がわかるという発見や同じ作家さんの「憧れの作家は人間じゃありませんでした3」の話がチラッと出てきて面白かったです。悪意を持った人間はいるけれど、登場人物の信頼関係や相手を思うがゆえに秘密をもったり、すれ違ったり、だけど仲直りをしたりという細やかな描写が印象的でした。最後の佐々倉の視点で描かれた「それはまるで祈りのように」が一番好きな話です。
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現象と解釈
わからないもの、は怖く、
怖いものを解釈して理解することで怖さがなくなる。
解釈できないこと自体が人間には不快なのかもしれない。
インスタ等SNSで顔を晒すのはやめたほうがいいよとか、世の中はいい人ばかりじゃ無いとか、若者にも良い警告にもなるのかもしれない。
世の中で生きていく時の杖にもなるし、十分萌え要素もあり、エンタメとして秀逸なシリーズ。
これから、本編がどのように進むのか。楽しみ。
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本シリーズは、番外編が番外編以上の意味を持っていると思いながらいつも読んでいます。
本編のエピソードを別の視点から読み解く回、
別の視点から描きつつ、本編とのリンクが見られて新たな展開が見られる回、
あくまで普段の視点が変わるだけで、
決して本来のイメージの持つ「番外編」というイメージを捨てさせられた作品だと思う。
登場キャラクターがどんどん魅力的な側面を見せてくれるのをこれからも楽しみな作品です。
第一章 やがてソレはやってくる
難波くんと愛美ちゃん回。愛美ちゃんがメリーさんに追われているのでは…?疑惑。
とのことだが、これも普段と同じ人為的な結末。
とにかく難波がかっこいい。
愛美が大学に入学し、やっと素敵な恋人を見つけられた、というエピソードが可愛すぎる。
第二章 遠山と猫の話
遠山さんが猫を飼うお話。いつも孤独と向き合ってきた、という描写が多い遠山さんなので、奮闘しながら、猫と向きあい猫を飼おう!と決心する様は微笑ましくて仕方ないし、その温もりに心が救われていく様はとてもじーんとくる。そして、深町くんへの秘めたる想い(本編を読んでいる時に想像はできたけど)も遠山視点で描かれて明らかになるところも良かったと思う。
第三章 大河原智樹の冒険
智樹くんのお話。小学生だった智樹くんの成長とともに、周りの大人への反発、逃げ出したい衝動がとても丁寧に描かれていると同時に、このお話ではまさかの高槻ではない高槻が出てくる。でも、その高槻に智樹くんは救われ、中学になった時にも、心の中にはあの日は工場での出来事が残っていると思う。
高槻の完全記憶能力のおかげで、いつまでも智樹くんの居場所が高槻の中にあると思うと、
あの能力のおかげで救われている人がたぶんにいるのだと思う。
第四章 俺の友達の地味メガネくん2
深町くんの秘密が難波くんにバレてしまった時の難波くんサイドのお話。深町くんが思い悩んでいたのと同様、難波くんも考えていたことがよくわかる内容になっている。難波くんが本当に深町くんを大切に思っている様子が描かれていて、本編でも泣いたけど、こちらでも泣いた。
第五章 それはまるで祈りのように
健ちゃんのお話。彰と健ちゃんの本気の大人の喧嘩の様子、そして異捜との関係性、そして回想で幼少期帰ってきた直後の彰の様子も描かれている。
とにかく、普段は豪快で力強い様が描かれがちな健ちゃんのとにかく彰と深町くん、二人ともをなんとかしたいんだ。という気持ちが全体を通して伝わってきて、一番好きな話だった。
最後に、まさかの異捜に健ちゃんが誘われて…今後異捜との接点が強くなっていくのでは…と若干の恐怖を感じながら読み進めました。
最後の健ちゃんの祈りは、読者みんなの祈り、
沙絵から笑われても、それでもそこには決して負けたくない強い気持ちが伝わって、次巻に続いているような気もして…また今後が楽しみになりました。
このシリーズは、発売されるとすぐ読みたくなるけど、読んだら読んでしまった感をいつも感じます。
単発の怪異話短編集で1冊、とかでもいいのに、
主人公は成長し(もう就活…)、
もう一人の高槻の登場や人魚の謎、祭りの謎など、ちゃんと前に進んでいる、ということはいつか高槻の背中の傷の謎も解ける日が…と思うと、早く読みたいような、終焉に向かっているなら読みたくないような、もったいぶりたいような、そんな気持ちでこれからも読み続けたいと思います。