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第二章まではよく理解できたのですが。3章以降は大事なポイントだと思いますがイマイチピンときませんでした。
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仕事や資格勉強の際に役立つかなと思って手に取りました。ノートを上手に使って思考を整理するのが大事なのだと思いました。
確かに周囲の仕事ができる人を思い浮かべると、皆さん情報をうまく整理して会議を引っ張ってくれています。
そんな人達に少しでも近づけるよう、東大ノート術を実践していきたいと思いました。
印象的だった箇所は、予備校の先生とのエピソード。成績が上がる方法について「学んだことや聞いて理解したことを白紙のノートに書き出すこと。アウトプット前提で学べば、インプットの質が高まる」
とても大変な作業だけど、効果は高いと思うのでチャレンジしてみたいです。
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さすご東大論理的でわかりやすい
暗記の仕方が分かる
ノートにする順は、
大→小
【】◯●◎・の順
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えーとですね。皆さん、ご自分の作るノートはお好きでしょうか。私は、このほど、無事に社会人大学生として在籍していた大学の卒業研究を提出し、口頭試問を終えました。高校から大学に進学したあとの、第一回目の大学生活の頃も、就職してから夜間で通い始めた短大も、今回卒業を待っている大学でも、悪筆にも関わらず、自分のノートが好きでした。
試験の成績がいい時は、やはりノートも充実して書けていましたし、読むだけで講義の内容が蘇りました。逆に、全然出来なかった時のノートは、スッカスカで、板書にちょっとのメモしかない。自分のノートほど信頼できるものはなかったし、出来の悪さを如実に知らせる反面教師の役割も、担ってくれていました。
で、じゃあもういま専攻している分野の学部も終わるんだから、ノート関係なくない?って思われるところですが……。英語をやり直さなきゃいけなくなったんです。
学部の勉強なら何でも楽しかった私なんですけど、英語だけはアホで(笑)。いや中学からやり直さないと無理!ってなるレベルなのですね。タイムリミットは2年。ノート取りながらの勉強が、どうも効率が悪いんですね。単語も暗記し直せないし。
たまたま私の授業を持ってくださった先生方が、東大でも教えていらっしゃる先生が多くて。あんなすごい先生方が教えてる学生さんは、どんなノートの取り方してるんだろう?ノートの取り方、英語だけは刷新したい!という欲求を持って、この本を読みました。
物事の関連付けと、物事の起きる原因と結果の流れに注目して、情報の整理ができれば、自ずとノートは良くなるよ、ってことがざっくりしたようてんなんですけれど。無意識に自分がノートを取る時、どういう手法でノートを取ってるのか、全部言語化された感じで…。
読者はこの本で得たノートテイクのやり方を、実際にノートに構築していくんですが、自分のノートを言語化されて、無意識にやってたことを
「こうじゃん?ね?」
って、解像されていった……SFとか映画で、自分しか知らないアタマの中を、他人にぶわーって物事が逆回しに構成されなおすような、かなり、生理的には気持ち悪い体験をしました。
本の語り口は親しく丁寧で、わかりやすいです。良書なのに。うううん。特異な体験をした……。
アウトプットのお稽古のとこで、今日習ったことを何も見ずに白紙に書き出す、ってのがあるんですが。
「なんも書けないわ」→そのままほっとく。だと、なんぼしてもノートは良くなりません。
書けるだけ白紙に挑み、一行でも二行でも白紙になにか書いたら、その白紙を横に置きながら、学校やお稽古ごとなどで取ったノートを見直します。
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白紙の方に、自分のノートに書かれている情報を、インクの色を変えて書きます。
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今とりあえず、習ったことに対して自分が思い出せる、ないしは大事と思ったことや、先生の板書は、白紙の上に再現されています。
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でも、単語の羅列とか、ざっくりしたメモしかなかったら、それを見ても、多分内容理解には自信ないですよね。私はないっす。はい。
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教科書や参考書持ってきて、書かれたものに対して、それに対する説明を、また違うインクの色で書いてください。
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バラバラな単語や事項の説明が、どう関連したり対立するのか、時系列・内容・何らかの規則性、などなど、この本の「事項の関連付け」のルールを用いて、矢印や記号で結びつけてください。
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全体を見渡して、特に「ぜんぜんわかってないわー。説明なんかろくに書き加えらんなかったっす」ってとこに、赤と黄色でマーキングしてください。
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そこが特に復習の必要なとこです。
ノートやテキスト見て、何ぞ書き加えられたとこで
「あー!そうそう!そうだわ。言ってた言ってた」
って思ったところは、割と大丈夫。その中で
「忘れそうw」
って思ったとこや、
「ここ大事そう」
ってとこは、赤だけでチェックしといてください。この時、間違っても色んな色を使ってカラフルに書いちゃダメです。
こうなると何が分かるか。
1 最初に習って一回で覚えていたこと
2 授業の時にはノートに出来たこと
3 自分のアタマから抜け落ちてた詳細
…その中で特にすっからかんに忘れていた、分かっちゃいない大事なこと
…説明があれば思い出せるし理解もできるけど、定着してないので弱い事項
が、紙の上に再現されているはずです。
これが分かってると、お勉強、だいぶ楽になりますよ。
私自身の英語については、フィンランド式のノートテイクの自己流アレンジとか試したいので、この本ではダメっぽくて…まだ試行錯誤が要りそうです。
しかし、説明しにくいことを、よくもまあ分かりやすい文章にした本です。そこは感心しました。