感情の民俗学　泣くことと笑うことの正体を求めて みんなのレビュー

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感情というものを考えてみる機会、答えがはっきり出せることでもないし、なかった。でも、本書を参考に考えてみるのは面白そうなので読みたい

#感情の民俗学　泣くことと笑うことの正体を求めて
#畑中章宏
23/9/26出版

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題名の通り、民俗学の立場から感情とはなにかを考察していく本です。
考察していくうえで、民俗学だけでなく、心理学や科学、歴史的背景などの立場で感情を議論する面もあります。
あとがきで著者本人が語っているように、本書だけでは結局感情がどういうものなのかは明らかにされていません。まあ明らかになっていたらノーベル賞ものだと思いますので、当然かなと。
感情同士がやり取りをする幕間も面白いです。

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笑えているからといって幸せとも限らない、泣いているからといって不幸せとも限らない。そこには文化や民俗という文脈が必ずある。

一つ一つの事象がおもしろくて、サクサク読めた。
昔と今を行ったり来たりしてくれるのも、人間の連続性を感じられて良き。