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吉本ばななさんが「小説家としての生き方」の100箇条を書かれた本なので、小説家でない私にはまるで関係のない部分も多いと思いましたが自分にとって有益だと思われる部分だけを以下にメモします。
吉本ばななさんはデビュー当時からブクログ登録前まではまるで信者のように出る作品を追いかけて拝読していましたが、最近はあまり読んでいない作家さんです。
001 人の言葉で書かない。自分の体から出た言葉だけを書く。
004 時代をよく見る。変な服を着てもいいが自分にとってダサイ服は着ない私の場合のそれは、会社員的な服やマダム的な服であるが、そこは人それぞれの好みであろう。
005 あたりまえとされていること全部をいったん疑ってかかること。
016 「違うこと」をしないこと。
体と自然がそれは違うことなのかどうか、いつも必ず教えてくれる。
017 つまらない怪我をしない。そういうのに時間を取られないように用心深く動く。
027 誰も空を見てなくても、ひとり見上げよう今、月がどのくらいの月齢なのか、せめて知っている。
029 少しでも「これは魂が死ぬな」と思ったら、全て止める。
044 すごく大事な事。転んでもタダでは起きないこと。
049 変わった人、刺激をくれる人、目から鱗が落ちるようなことを言う人に、いつも出会えるようにしておく。
050 考えるより動くこと。なんとなく光っているほうへ。計算したら文章が腐る。
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なんで ばななさんの本を読んでも 主人公の顔が浮かんでこないかがわかった!
滞在意識に読んでもらうために書いてるからだ!
長年の謎が解けた感じ。
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茨木のり子の「自分の感受性くらい」を思い出した。
自分が自分でありつづけ
あわよくば、さらに進化するために
やるべきこと、避けるべきことを
それぞれで考え、貫くってことかな
と受け止めました。
いろいろ考えさせられる本。
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シンプルに生きることは難しい。だからこそ 自分を信じ好きでいなくちゃいけない。「媚びない。自分の生き方だけを 強く信じる」この一文に 「そうだ!」と拍手しました。
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ちょっと厳しいなと思うところや
学校が洗脳と言い切ってしまうところなど
共感できないところももちろんある。
第六感は信じる方の自分でも、スピリチュアルだなぁと思ってしまうところもあった。
しかし基本的にはそうだよなと思いながら読んだ。
特に共感したのは以下。
男は一心に集中できる。女は全体を見ることができる。
男の人に子供を見ててと預けると本当にただ見てるだけ
特徴には性差がある。
やりたいことがあったとして、忙しいから時間がないのではなくて。優先順位を上げれば、時間は確保できる。時間があるなしの問題じゃない。
自分の書いたものに、私はあまり向き合いたくない。
そのときの自分自身だから、もう過去になっている。
忙しいを言い訳にする人は腹が立つし
時間は平等に24時間なので、優先順位を変えるしかないのは本当にその通り。
多くの読者が持っている印象だそうだが、ばななさんの小説、私は復活の印象は無いのでそこは意外に思った。
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吉本ばななさんが大切にしてきた考え方や習慣を綴った本。表紙の漆黒と、右側に100ヶ条が書かれ、左側に短いエッセイが書かれたデザインから『Gacktさんやローランドさんのような本』と言っていた(本人談)
執筆を志す僕には刺さるものが多かった。
名作揃いのばななさんでも、同じことを意識してたんやと知ることができると自分の背中を押してもらえたし、うわ〜そんな細かいところまで芯を持っていたんだなと発見も多かった。定期的に読み返したい。
少し紹介します。(番号は100ヶ条の番号)
001 「人の言葉で書かない。自分の体から出た言葉だけを書く」
ここでのエッセイに「読者の潜在意識に読んでもらう」「体の持っているリズムが大事」など、いきなり金言を連発される。自分の文体で書くことの大切さ。
005 「あたりまえとされていること全部を、いったん疑ってかかること」
これは世間的にもよく言われるし、ビジネス本にも多く書かれているが、実践できているかは別の話。ばななさんはデビュー前の『ムーンライト・シャドウ』デビュー作の『キッチン』の設定やキャラクター設定から、完全にその片鱗が見てとれた。
016 「『違うこと』をしないこと。体と自然がそれは違うことなのかどうか、いつも教えてくれる」
これはめちゃくちゃ大事にしたい。もう帰らせてくれと思いながら、その場にいることも多々ある。「利害の感覚と魂の感覚は違う」とも書かれている。僕も体の反応に正直にいたい。
031 「書いたのが自分だとはゆめゆめ思うな。書かせてくれた何かに感謝を」
これも深く刺さった。これは絶対面白い、と思いながら書き上げて、読み返してやっぱり自分すごいと思うことはある。書き上げることができたテンションなのだろう。その裏側にはヒントをくれた人や情景や物語や自然がある。
042 「目の前の人が『おい冗談だろう』と思うことを言っていても、いちいち参加しないで心のメモ帳にメモる」
その後に『モメるよりメモる』と書かれている。これは全く当てはまる。もめても良いことがない。疲れるし。特に政治や世界情勢には思うことがあっても考えが違う人の前では口に出さない。
044 「転んでもタダで起きない」
「どんなに落ち込んでも被害者にならないことが重要。被害者には簡単になれるから。」これも最高。僕も立場が弱い現場が多々あるけれど、絶対に被害者にならないようにしている。相手に感謝もしている。
090 「競わない。自分だけを深く深く掘っていく。」
比べるのは楽。そこに逃げられるから。創作には、上下が決してない。個々それぞれにしかできないものだから競ったってしょうがない。これは大切。僕は競い合う世界で生きてきたから、これからは意識して深掘りしていきたい。
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吉本ばななさんらしい、あっさりとした文章。「小説家としての」はなくてもよかったのでは?こめられた気持ちはきっとすごい。
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ー深い眠りを得るには、気付かないうちに寝落ちするくらいギリギリまで何かを夢中でやるのがいい。
昨夜の私にとって、本作が“何か”だった。
ずっとマイノリティだったけど、私も観光に全く興味が持てない。嫌悪感すら感じる。なぜか怖い。
ばななさんと同じように、見知らぬ土地に行ったらそこのスーパーとかカフェに行って、のんびり日常に入る方がよっぽど好きだ。その町を知る一番の方法だと思っている。この箇所が1番心に響いた。
そして、子供を育てるプロジェクトはほんとに私の人生でも最大のイベント。見返りなんていらない、こんなに健康的で大きな事柄が他にあるだろうか??
自分が大切にできないものを、人は大切に思うだろうか?
可愛くないと思えたら、可愛くなる工夫をしよう。
何をしたいかわからない、
子どもがもしそう言ったら、
休むか、
留学するか、
旅行に行きなさい。
なるほど。
伊佐坂先生は、刑事ものに1票!笑笑
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「001 人の言葉で書かない。自分の体から出た言葉だけを書く」。
「002 24時間が仕事で取材。そのことを決して忘れない」、等々。
これはいいですね、全文を読みたくなりました。
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ばななさんの書く小説は好きだけど、一人の人間として接するには好き嫌いが真っ二つに分かれる方なんだろうなと思う。共感できる所も全く共感できない所もあったけど、8歳くらいで自分の持ち味を発見したことがすごい。
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ひさしぶりに吉本さんの書籍にふれたくなり新しめのものから1冊選択。小説家としてこんなこと思ってるんだな、と知ることができる。あえて自己啓発的には読まないようにしました。小説家になりたい人なら参考にしてもいいのかな。
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吉本ばななが小説家として生きる流儀100箇条。
小説家志望の人向け?ばななファン向け?
いやいや、そのどちらでもない私の胸にも、そっと、サクっと、刺さる、刺さる。
「人生の最後の最後の瞬間まで進化し続けようとする」人間の覚悟が読めます。
文書量が少ないので、短時間でさらっと読めるのもよいです。
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最後のあとがき、必要だったかな?
誰に対しての言い訳だったのか?
っていうのが最後に来て、本文残らなかった。。。
2024.8.26
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