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南極に工学担当の人が行く話。珍しいことらしい。知らなかった。ROV?とか何か技術的なことはよくわからないけど、結構人が行っている印象があるのにまだまだ知られていないことが南極には沢山あるんだなあと思った。昭和基地に宿泊しないのもびっくり。あと南極でも風邪ってひくんだなあ。なんかひかないんだと思ってた。
体調には気を付けないといけないよなあと思った。
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本書の著者である後藤さんに新宿での本のお渡し会でお会いすることができ、いろんな話しを聞かせてもらった。
ロボット工学者としての役割だけでなく、物資の持ち出しスケジュールを立てたり、船の中で大学院生の相談役になったり、現地では他の研究者の手伝いをしたりと本当に大変そうだなと思った。また、本書にはこの世にまだ製品として正解がないものを生み出していく研究者が抱える様々な苦悩も綴られており、本人も仰っていた“泥くさい”部分が垣間見えたのがとても良かった。私は、これからまさに南極という極限の地で己の人生だけではなく、自身のROVが他の研究者の研究成果を左右するとてつもない重責を担っている後藤さんへ心からエールとホットココアを送りたい。
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#深海ロボット、南極へ行く
#後藤慎平
23/11/16出版
https://amzn.to/3G3Ubfi
●なぜ気になったか
南極用水中探査機の開発と観測体験の記録。元エンジニアとしては、どんな困難が立ちはだかりどう乗り越えて目的遂行したのか、今すぐにでも知りたくてしょうがない
●読了感想
僕にとっては、自らが技術者として南極に行けた気持ちになれた贅沢な読後感。凍死直前の状況がサラッと書かれてあったり、探査の進展がどうなるかドキドキして気になる内容で楽しめた
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き
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いつか南極に行きたい!
子どもの頃の夢は、自分の手掛けた深海ロボットと共に
かなえることとなる。苦心惨憺のロボット製作と
南極での日々、極地探査の700日を綴る工学者のエッセイ。
カラー口絵6ページ、しらせ航路図(第59次南極地域観測隊)
・プロローグ
1章 深海ロボット、南極をめざす
2章 深海ロボット、南極に立つ
3章 深海ロボット、南極で潜る
・エピローグ ・あとがき
700日は、思わぬ縁での南極仕様ロボット製作依頼から始まる。
南極という特異な環境に対応出来るROVの開発は、
製作と設計の費用、納期との調整の苦難。だが、人との縁で
乗り越えた。賛同したケーブルの会社もG-SHOCKもスゴイ!
しかも南極行きまで決まってしまう。
だが夏隊。昭和基地ではなく、きざはし浜の小屋の
ベースキャンプでの、7名6週間の生活が待っていた。
刻々と変化する天候に左右される生活と行動。ブリザード。
そして始まる水中探査機の潜航。
大小の池(淡水湖)、南極海に繋がる湾へ。
風邪をひいて憧れの昭和基地入りし、しらせに戻るも、
再度きざはし浜へ行き、日程ギリギリまで長池での潜航。
あくまでも生態学者が主役で、ROVはツールと言いながらも、
研究に全力を注ぐ姿がかっこよかったです。
また、冬山訓練や全員参加の夏季訓練、
日本からの移動としらせでの生活、越冬隊と夏隊の違い、
きざはし浜での生活等、実はあまり知らなかった情報が
あったのも良かった。
第65次南極地域観測隊の夏隊にも参加してるとのことで、
調べてみたら2024年1月現在、南極に到着していますね~。
帰国後、是非ペンギン関係のROV調査の記録エッセイを
したためて欲しいと、願っております。
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南極ってそんなところなんだ!
と新たな発見ができる本
私の中では驚きが沢山です
工学のことはよくわからないし、無学すぎてそういったこともあるんだなとしか思えなかったのが申し訳ないくらいですが
そういう工学の知識がなくても十分に楽しめました
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映画『南極物語』と『南極料理人』で、なんとなく知っているつもりの南極観測。
しかし、映画の記憶は曖昧であり、今回初めて観測隊の過酷さを知った。
例えば、昭和基地には一部の隊員しかおらず、著者は小さな小屋と野営で観測していること、南極の暖かいこと、紫外線の強烈さについてなど、驚くことばかりであった。
そんな状況で、各人が与えられたミッションを、真摯な姿で遂行していることに頭が下がる。
未来へ向けての確実な歩みは、このような方々の想いで繋がっているのだと知ることができた。
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子供の頃、模型まで作ってあこがれていた南極観測船「しらせ」に乗って、手作りの深海ロボットで湖沼探索した著者。
好きを究極まで探求すると繋がることを実感。
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好きを突き詰め続ける幸せと、
人との縁の力と感謝を知るワクワク南極探査録
好き や 好奇心 は人間の最大級の楽しみだということがよ〜〜く分かります。
えッ!南極ってそんな所なの?!
と、驚きさらに、ええー!それで暮らせるの???
と、何度も目を見開きました。
「南極で野宿」 パワーワードですね。
トライ&エラーそして運。調査の大変さと、準備と環境が噛み合って見たことがない光景が広がる興奮!
じっくり味あわせて頂きました。興味が尽きなかった一冊です。
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遠隔操作で海に潜って調査を行う深海ロボット、ROV。その開発研究者による紹介と、そのROVによる南極探査のルポ。南極という極限状況でも活躍できるROVの開発の難しさと実際に南極に赴いて遭遇する環境の厳しさ、様々な困難を克服しながら調査を完遂する様は非常に面白く、臨場感溢れる読書体験だった。ROVにくくりつけられているG-SHOCK、微笑ましくもあるのだが、同時に研究開発のシビアな状況を物語っているようで何とも言えない気分になった。
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夢は叶う。
南極観測船しらせに憧れた小学生。一般公開で自作のしらせの模型を持って記念撮影。それから25年。ロボット技術者となり水中探査機を手にしらせで南極へ。
過酷な環境でのハイスペックが求められる深海ロボット、慣れない環境での苦労と訓練等を通じて絆を深める仲間たち。
エピローグ、夢を叶えた技術者が同じ構図で撮った写真が胸を打つ。
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足りない部品や資材が発生しても買い物に行く店がない南極で、自分の作った観測機械をメンテナンスしながら、周囲の研究者とともに何とか成果を出そうと奮闘する話です。
頼りになるスタンスと技術を持つ技術者だから、専門分野の周りにいる分野の技術者ともすぐにお互いに敬意を持った会話が始まって、ワンステップずつ進化していくということが繰り返されていきます。
旅に出ているようで面白かった。
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今まで読んだ「南極」シリーズよりもさらに初心者向けで準備段階の大変さが分かり良かったです
なかなか南極にたどり着かないところも面白かったです
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エンジニア魂のようなものが揺さぶられる本だった。
小さい頃からの南極への憧れを形にし、任務を遂行しようともがく姿など、感情移入しすぎてしまった。
エンジニアにも南極に行く道があるのは知らなかった。そしてこんなにもまだ未知の領域があることも。
未知の領域や最新の領域を研究するロマンはとてもわかる。
自分のぼんやりとしていたエンジニアとしてのモチベーションも上がった。(領域はロボットとはだいぶ違うけど)
自分は南極に行きたいと思ったことはなかった…というかあまり南極について意識したことがなかったが、この話を聞いて興味を持つ人は少なくないんじゃないかなと思う。
小さい頃から触れていれば憧れる気持ちはわかる気がする。
グリーンフラッシュやオーロラ、生で見てみたいな。