自分を開放させるということ
2006/07/10 11:42
11人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひよこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
少し疲れたときに読んだ本です。
こうしなきゃいけない、こうじゃなくちゃ、こうあるべき、
なんで、どうして?
そんな言葉に(世の中の理想に)がんじがらめになって極限に達すると肉体は悲鳴をあげるそうです。
人間の精神ってそんなに肉体に影響を与えているんだと、ちょっと怖くなった一冊。
イヤだということ、できないということ、
ネガティブな答えを言うことに戸惑う人に是非読んで欲しい一冊。
心は無理できません
2019/10/13 21:35
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投稿者:くぼたま - この投稿者のレビュー一覧を見る
よくスピリチュアルの本で心と体はつながっている、というのを見かけます。
この本の作者はカナダの医師です。
実際に作者が診察したり話を聞いた患者からエピソードを重ねているので、エビデンスがしっかりしています。
家族への不満や忙しすぎる生活をし続けることで難病ALSやリウマチ、ガンになってしまう。
理性が無理を選択しても、よく言う言い方ですが「体が悲鳴を上げる」のです。
ちょっと400ページはボリュームありすぎで読むのに体力がいりますが、我慢強いという自覚のある人は読んでみた方がいいです。
自分を守るために。
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
心と体はつながっていて、どちらかが疲れたら無理はできないのですね。元レーガン大統領、フォード大統領の夫人、その他、数々の有名人も……。コロナ禍で、世界中の過労の方にいいかもしれません。
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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
共感できるることが多くて、勇気をもらうことができました。読んでよかったなと思いましたが、若干難しかった。
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勝間和代氏のあとがきで読んでみた本。
帯に書かれている
──「いやだ!」「ノー!」と言わなければ、結局、私たちの身体が、わたしたちの代わりに「ノー」といい始めるだろう──
そのとおりののことが書いてあるんだけど……心が弱っている時に読む本じゃないなと思う。厳しい。耳が痛い。
しかしながら作者の優しい視点で救われる本でもある。
厳しいけれど、読後感はさわやか。
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心がノーと言えない対価として、身体がノーと病気になるの・・・。うーん、そうなのかな。抑圧された感情は、身体に悪影響を及ぼすものなのかな、と思うけど、極端な場合と思ってあまり気にしないようにしよう。自然に思うままに子育てをしよう。と思いました。
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主にがん患者向けの内容が多い。
心理学的にも医学的にもはてなな部分はあったので、
本当に失礼なことを言わせて貰えば、前半は退屈だった。
でも最後半から始まる認容プロセスは面白かった。
あと、「怒り」に関するくだりも面白い。
著者によると、普段よく目にする泣いたり叫んだり叩いたりする
「怒り」は「怒り」ではない、という。
では一体なんなのか。
本物の怒りとはどういったものなのか、という記述を読むと
確かに外見上判別可能な怒りというのは
単に、「「怒り」を爆発させた」、という行為に過ぎないという意見も最もに思える。
この話が腑に落ちると、自然と怒りと怒りの爆発の峻別がつきやすく、
爆発させるかさせないかという自由が得られる。
一般的には歯を食いしばり我慢しろとか怒りを堪えろ、などと言われるが
自分自身の(著者のいう本当の)怒りをある程度正確に把握できるなら
それは単に牛丼を選ぶかカツ丼を選ぶか程度のもので、
自分が怒りというものに対してどれくらい無頓着だったのかがよく分かる。
コントロールできない、ということに人は結構不満を感じる。
だから怒ったり叫んだりするわけだが、
本当に事態を制御下におきたいのであれば
ある程度年齢を重ねた場合たいていの場合は怒る以外の方法をとった方が良い場合が多く、
そうした選択が特に苦もなく後悔もなくできるのであれば大きな利益であるようにも思う。
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この本では、がん、免疫疾患、その他難病がストレスによって引き起こされると言うことを様々な事例を通して実証している。ストレスというのは子供の時に親から虐待もしくは精神的苦痛をうけたというトラウマであったり、現時点での親や身近な人との人間関係によるものである。
ストレスによって重篤な病気を発症する人には8つの思い込みがあるという。そして著者は最後の章で「治癒のための7つのA」を提唱している。
重篤な病気を患っている方自身は、その原因が自分の生育歴や現在の人間関係によるストレスが大きく関わっているということに気づけなかったり、また認めようとしなかったりする。医療は症状を一時的に緩和させることはできるかもしれないが、その奥に潜む心の闇までケアする必要性を強く感じた。
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カナダの医学博士によって、病気とストレスの関連性についてまとめられたものの翻訳本。
前半は、医師の言葉で専門的な内容・固い文体のせいか、あるいは訳者が文章に慣れていなかったせいか、難しかった。
しかし、だんだんと読むコツを身につける(40分で1章分を読んで休憩する)と、スラスラ読めるようになった。
特に、第18章のネガティブ思考の力については、まるで自分のことを指摘されているみたいに、ズバリと当てはまることばかり書いてあり、たくさん引用してしまった。
どちらかというと、お医者さんに読んでもらいたい本。
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ストレスの身体への大きな影響について警鐘を鳴らす本。ときどき「このひとは、ストレスを単なる気分の落ち込みやイライラに過ぎない思っているんじゃないだろうか」というひとを見かけるけれど、そういうひとには刺激的だと思う。
ストレス反応の生理学的な説明は復習になってよかった。けど、事例→ストレスの説明→研究例→筆者の考えという構図が続いて、だらだらして読みにくい部分もあった。
虐待などで辛い思いをしたひとが重い病気になるという事例を読むのは少ししんだかった。もし自分がホスピスに入っても、同じようにしてしまうんだろうなーと思ったり。あと、極端な事例に思えるけど、疲れたときに風邪をひくことの延長線上なんだよなーと。
ストレスフルなライフイベントではなく、そこまでの布石、日々のストレスに着目しているのが好印象。感情を否認したり、完璧にならなくてはと無理をしたり、そういうことが日々の生活を難しくし、ストレスの種を増やしていくんだよなーと改めて思いました。感情を否認するための形だけのポジティブ思考への批判には共感。
警鐘を鳴らすための本だと思うけど、ラストに少し「ノー」を言うためにはどうすればいいかを載せてあるのが好印象。これをキーワードに進んでいこうと思う。
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『身体が「ノー」というとき』
副題は「抑圧された感情の代価」です。
この本を一言でいうならば
科学的仏教本であるとお思います。 ←わぁ乱暴なw
作者のガボール・マテ博士は
一般開業医および緩和ケア病棟の医師として
四半世紀に及ぶ経験がある
いわゆる臨床バリバリの専門家です。
博士はその経験のなかで
自己免疫疾患
(リウマチ、ALS、アルツハイマー病、ガンetc・・・・・)などの
深刻な疾患の患者に
ある共通点が見られることに気がつきます。
疾患にかかった著名人の
幼少期からの心の軌跡をたどるとともに
自らが出会った患者たちの、それまでの人生について
直接のインタビュー、カウンセリングを行い
彼らの歩んできた人生と感じ方が
その病に、無関係ではないと明らかにしていきます。
幼少期の抑圧が知らずに思考のクセになり
それを人は抱えていく。
それがストレスに成るとも気がつかない
親の因果が子に報い。
すべての事には理由があるのだ。
「感情の抑圧が身体へ影響を与えること」
これを知るだけではなく
【私の感情】は何を抑圧しているのか
どう影響をしているのか?
それは結局
どう生きるかという
問題そのものなのである。と感じました。
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自分を一番に大切にするようになりたくて、参考図書として呼んだ。理論についてはよく解ったが実践が難しい。
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慢性的なストレスは死神への道。
心と身体は別々にではなく、同時に存在している。
思っていることをちゃんと感じて、身体に語らせずにすむようにしたい。
行動の変化は生理的な変化をもたらす。
心臓病の患者は、感情の抑圧傾向が一般の人より低い。
ストレスや不安は意図するわけではないのに世代を超えて伝えられる。
罪悪感は自分のための決断をした証。
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図書館で返却コーナーにあり、自分は病気ではないけれど、なんとなく手にとった一冊。
読まないまま返却期限が来て、ぱらぱらと目を通したら、すごく興味深い内容で延長して借りた。
付箋の数は50個以上。
マインドマップは三ページぎっしり。(決して良いことではないけれど)
自分自身のこと、子育てのこと……。
自分もこどもも、病気になる前に読めて本当によかった。
皆に勧めたい。
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精神的な慢性のストレスが免疫性の疾患を引き起こす、という話。「精神的な」「慢性の」ストレスというのは、いわゆるエリクソンの言う基本的信頼感を獲得できなかったことが原因で、自分の感情を抑圧してしまって自分で感じられないとか、自分と他者との境界が健全でないとか、そういう状態にあることを言ってるみたい。
ALSなどは、医療関係者の間で「あの人はいい人だからALSになったのよ」などと言われることがあるそうで、ある種の疾患の発症がストレスと関係があるんじゃないか、というのは彼らの間に広くある認識みたいなのだけれど、科学的にきちんと証明されているわけではない。けれども、それを疑わせる研究はいくつもあるそうで、そういう研究を引いてきては、「そうに違いない、そうとしか考えられないじゃない」という調子で話が進むので、さすがに医者がこんなに感覚的な根拠で本を書くのもいかがなものか、としきりに思った。
「精神的な」「慢性の」ストレスといってもいろんな種類があるだろうに、上に書いたようなものだけを取り上げて疾患との関係を云々するのがいかがわしい。