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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後はアンドロイドがどうこうというより、
怪異には怪異をってオチがついた感じかな。
AIで怪異を検知するっていう視点はおもしろい。
続きはあるようなないような。
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怪異に対峙するけど祓うわけではないアンドロイドのアリサ。
裏世界ピクニックや唐木田探偵社の物理的対応にめちゃくちゃ通じる作品で好みすぎた。
設定面白かったから続きがぜひ読みたいです。
出来たら文庫なら良かったのにな〜と思う。
いちばん気になるのは貝洲理江子さんとビバ・ヒバレッジという会社と久方タクシー。
この3つはまだあかされていないしこれからまだ続きそうだと思った原因です。
異界への入り口のはなしが好きなのでそこをさらに描いた作品を読みたい。
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怪異テイストは好きだけどホラーまでいくと苦手、という人にちょうど良い一冊。終盤の湿っぽさは私好みではなかったが、全体を通してとても楽しめた。小難しい用語が散りばめられており、厨二心をくすぐる。総じてハイティーン向けだと思われる。
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設定勝ち。怪異というゲームイベントの裏側をデベロッパーツールで覗こうとするようで、ゲームデザイナーらしい怪談へのアプローチだと思う。これまで「そういうものだから」と納得するほかなかった怪談の裏側にはじめて頭を突っ込めたような快感がある。
アリサの先進性、得られた記録の重大さに対する世間の反応があまりにアンバランスで、それに伴って研究所の成り立ちに色々と疑問が生じること、いかにもラノベ/アニメっぽいキャラづけ・口調づけ、会話主体で話を進行させる作品としての軽さは個人的に好きじゃない。
良くも悪くも設定の面白さ一本で押し通した感がある。異世界アニメみたいなギルティープレジャー。
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ジャンル:ちょい怖ホラー寄りSFエンタメ
正直ちょっと期待しすぎたかな〜、というのが本音
本格ホラーを求めて読むと物足りなさを感じてしまうと思う
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続きがあるとしか思えない終わり方なので、次作に期待。
落とし所を気にしなければ、怪異は面白かったです。
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怪異を科学的に解明していく話かと思ったら、だいぶ違った。アンドロイドのどんな怪異にも恐怖しない様子は読んでいて小気味良い。
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領怪神犯がとてもよかったので、似たような話が読みたく読んでみたけど、怪異ということと解決しないという点では似てたけど、イマイチだった。
読みにくいしわかりにくい。
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近城大学白川研究室。ここで対怪異アンドロイドを開発している。実は白川教授の妹の有紗に似せたアンドロイドだ。有紗は行方不明になっている。そのために白川教授がアンドロイドを開発して、失踪した妹の跡を探そうともしている。そしてそのアンドロイドには対怪異AIが搭載されていて、怪しいものの怪しさを評価してくれるという。
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近城大学の白川有栖教授が、女型アンドロイドのアリサをつくって、怪異調査をする話。アンドロイドなら祟られないから問題なし とはいかない。充電しないとだめだし、AIは自意識過剰なポンコツなところがあるし。最終章も顔をみたら死ぬおばけの画像でラスボスを退治するのはやや無理がある展開だったので小説的には星三つ。怪異が見える子ちゃんを使って怪異検出AIの学習するアイデアは 上手い。
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高性能アンドロイドは不気味な怪異なんて恐くなくても、その行動を追って読んでる方はちゃんと恐いんだな…とビビりながら読んだ。大筋はなんだかんだ上手いことまとまって大団円の雰囲気を出しているけれど、締めに至るまでの幾つかの変事件はきっちり解決していないので、余計に恐いというか、嫌な後味が残るので良かった。『異界案内』が何も信用できなくなるので、面白かった。
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SFもホラーも好きなので前から気になっていて読んだ。おばけが怖くないアンドロイドが怪異とどう対峙していくのかの描き方が良かった。ヨモツノヘグイのくだりが好きだった。怪異を「認知フレームの外側にあるもの」として扱っているのが自分の考え方に近くて「わかる~」ってなった。
ラストはこの先も続きそうな感じだったが、続刊が出たりするんだろうか、、、
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怪異に感情がないアンドロイドをぶつける発想は面白いし教師データを集めることで怪異かどうか判断するとかの設定も楽しかった。
AIの絶妙な融通の効かさなさも良かった。
アイデア一本勝負でなく出てくる怪異もちゃんと不気味で良かったけれど最終章が少し唐突な感じがした。
次回作が出るならぜひ読みたい。
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「怪異」をAIで問題とされているフレーム問題(現実世界で起きる無数の出来事のうち当面の問題と関係ある事柄のみ抽出(=フレームの設定)し、それ以外の事柄は無視して思考しなければならないことで、たとえば人間はハウスダウトの動きをいちいち目で追ったりしないし、物を移動する時に壁の色が変わってしまう可能性などは無視し効率よく認知処理を行っている)にからめ、怪異そのものは物理的に存在しているが人間の認知フレームの外にあるから人間は実態を把握できないと定義づけしているという設定が勝利。オカルトとSFという異ジャンルの組み合わせがただの目を引こうとするだけのアイデアではなく、AIだからこそ人間が認知できないものを調査でき得るという必然となったわけだ。オカルトとSFというと円谷プロの特撮ドラマ「怪奇大作戦」を連想してしまったが、こちらは一見オカルティックに見える奇怪な現象は、実はすべて科学技術で犯罪者が作り出したものだとするミステリーだったが、まったく違う発想だったのにとにかく感心してしまった。登場人物のアンドロイド『アリサ』の開発者である博士が、なぜ怪異を自分で調査せず超高性能アンドロイドを作ってまで調査させるという遠回りこの上ないことをするのかという問題も、自分で調査するのが「怖いから」という理由で解決しているのも上手い。確かに怪異に直面したら人間は調査どころかそこから逃げ出すことしか考えられなくなるが、アンドロイドは平気で怪異の中に飛び込んでいくというわけだ。その設定が、ガチのホラーは読むのが「怖いから」ダメという読者でも、ホラーの表層のゾクっとするところだけを味わうことができるという仕掛けにそのままつながっている。