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関西で何度か見た洋館ミステリ劇場を思い出しました。謎解きゲームみたいで設定は楽しめました。ミステリ好きの仲良しがいたら、私もやってみたいくらい。ただ、ゲームだからなのだろうけど、結末が安易すぎ。だからピップが自由研究しようと思ったのですね。納得できます。これからとんでもないことになっていく人たちがのんびり登場してきて、遠い目になっちゃいます。本編の番外編として巻末についてそうな軽いお話でした。
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「自由研究には向かない殺人」から続く三部作の前日譚。短編だが、ストーリーはなかなか凝っていて面白かった。三部作の登場人物たちがまだ何も知らない状態で出てくるのだが、この後の色々な展開を知っていると何ともやるせないし切ない。
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面白かった!!
三部作の前日譚として、ただのほのぼのしたマーダーミステリーをやる高校生かと思いきや、最後は1作目に繋がるピップの事件への集中力、不条理さ、そしてラヴィ!
普段、マーダーミステリーが大好きで友だちとプレイすることがあるので、こんなふうに衣装合わせして招待状から作るマーダーミステリーのGMやってみたいななんて思ってしまいました。このマーダーミステリーが出来るゲームブックがあれば買いたい!もちろんオチはピップの推理の方でお願いします(笑)
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#読書記録
#受験生は謎解きに向かない
6人の友だち同士がそれぞれの役割に扮する殺人事件の謎解きゲームに挑むピップ。
3部作を予感させる名推理が冴え渡る。でもハッピーエンドといかないところがよき。「自由研究には〜」につながる描写、人物にニヤリ。
#読書好きな人と繋がりたい
#読了
#ミステリ
#自由研究には向かない殺人
#優等生は探偵に向かない
#卒業生には向かない真実
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『卒業生には向かない真実』があまりにも悲しいストーリーだったので、久しぶりに元気なピップに会えた気がして楽しかった。
『自由研究には向かない殺人』の前日譚のため、ラヴィは出てこないから少し淋しかったけれど、まだ仲良しだった6人組のわちゃわちゃとしたやりとりに触れられてほっこり。
子供達が計画したゲームにしてはなかなか難易度高くて、実際に私が招待されても絶対に上手く立ち回れないだろうな、、笑
読んでて思ったけれど、ピップは根っからの探偵なのかな?
白黒ハッキリさせたい性格だからこそ、この後ピップの人生を大きく変えてしまうほどの事件にが変わってしまうのかぁ…と今後のピップの成れの果てを知ってる身としては、なんだか少し胸がギュッとなった。
最後、家に帰る途中、まだ平穏に暮らしているエリオット・ワードが登場し、運転中にラヴィを見かけて動揺するところが、もう…
もし、ピップがこのゲームに参加せず、“安易な結末”に疑問を抱かなければ、アンディ・ベル事件に関わることはなかったのだろうか…?
やっぱり、あの最終章を読んでしまった後はどんなピップに触れたとしても悲しさが上回ってしまうなぁー泣
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2024/1/21読了
『グリーン家殺人事件』と一緒にAmazonで購入したのだが、受け取った包みの厚みの感触はどう考えても、文庫1冊分。おかしいなと思って開けたら……「薄っ!」。しかし、内容は十分に読み応えがあった。『自由研究には向かない殺人』3部作の前日譚で、登場人物たちがこの先どうなっていくかを知った上で読んでの感慨もあったのだろうけど。本作で取り上げられていたマーダー・ゲームは、シナリオが少々お粗末だったようだが、各登場人物の設定、行動を指示したブックレットを人数分(しかも、それぞれ異なった内容が書いてある)用意して、とかなり凝ったものだったのだろう。こういうのは、欧米では、割とポピュラーなものなのかな?
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「自由研究には向かない殺人」の前日譚。ピップとその友人たちがマーダーミステリーで犯人当てゲームを行う本作、短い作品ではあるものの今回もピップがキレッキレの推理力を披露している。
「自由研究には向かない殺人」のシリーズ三部作を読んでいなくても楽しめる内容だが、個人的には三部作のあとに読む方がより楽しめると思う。
ホリー・ジャクソン氏は、必ずしも探偵役(本シリーズではピップ)が ずっとかっこいいわけでも、全てが上手くいくわけでもない。苦労や危険、立ちはだかる壁をあえて描いた現実的な側面もあるため、「とにかく探偵役が華麗に事件を解決して欲しい!」といった爽快感を求めてしまうと合わないと感じる人もいるかもしれない。
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ピップ三部作のスピンオフ的な前日譚。
ASレベル(高校卒業及び大学受験資格)試験が終わり、その後の“EPQ(自由研究で得られる資格)”のテーマに悩むピップのもとに、友人・コナー宅で開催される、架空の殺人事件の犯人当てゲームへの招待状が届きます。
当初はゲームの参加に乗り気ではなかったピップですが、“殺された館の主の姪”という役に扮してゲームを進めていくうちに、次第に謎解きに夢中になっていき・・・。
まずは、ピップと再会できて嬉しい!の一言。
三部作では、思わぬダーク展開になっていってしまいましたが、こちらはまだピップが健全で、“自由研究”に手を付ける前の・・ある意味、その取っ掛かりになったともいえるストーリーです。
内容的には、実際に事件が起こる訳ではなく、“KillJoyGames”というマーダーミステリーゲームの設定内で起こった殺人事件を、参加メンバーが割り振られた役に扮して真相を追っていくものとなっております。
三部作では、SNS等の今どきツールを駆使して推理していたピップの姿が印象的でしたが、本書ではゲームの舞台が「1924年の大富豪の館での事件」という設定なので、事前にスマホは没収されている状態です。
ですので、参加者の会話や、館(コナーの家なのですが)内で見つけたヒント等をひたすらノートにメモしていくというアナログ推理になるのですが、これが却ってピップの頭の良さを引き立てている感じがしますね。
面白いのは、各自ゲームのブックレット(台本)の指示通りに行動(いかにも怪しげな行動でも)をする必要があるので自分の行動も予測つかず、さらには“もしかして自分が犯人なのか?”という事も含めたドキドキ感が楽しくて、自分もピップ達と一緒にゲームに参加しているような気分を味わいながら読みました。
時折、皆が“役”から“素”に戻る時もあり、無神経なアントが“アンディ・ベル事件”の件をいじったりして場をヒリつかせる場面では、思わずハッとさせられました。
さて、ピザを食べるのも忘れる程、謎解きにのめり込んでいたピップですが、そんな彼女の推理は“ゲームの筋書きを超える”程の出来栄えで、その後の三部作で見せてくれた観察眼や洞察力の片鱗がここで見られますね。
同時に、ピップの“没頭しすぎてしまう”危うさも仄めかされている印象です。
そして、ゲーム終了後ピップがカーラの父・エリオット(!)が運転する車の中での場面が何とも暗示的で、特にラストの1ページは、“すべてはここから始まった”のだな・・と、切なくも感慨深いものを感じました。
ところで、結局ピップはピザ食べなかったんですかね?残ったピザはレノルズ兄弟が美味しく頂いたのかな~・・と、どうでもええ事が気になった私でした~(;´∀`)
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ミステリとしては、単独で見ると物足りなさは少し感じる. しかしこれは「「「前日譚」」」だ....活き活きとしているピップが見られて満足はした...(言うまでもなく..この消化不良感はそれに直結するのだろう(?))
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ちょっと期待外れ。手に取った時、あまりの薄さに驚き。事前情報でてっきりピップがどこかに行くのかと思ったら、ゲームブックで遊ぶ話だった。
訳者あとがきに書かれているように、確かに、本編の前のみんなの仲睦まじさが微笑ましい。でもやっぱりなんだかなという作品。
ラルフと殺されたレジナルドとハワード警部が共犯というのもちょっと受け入れづらい。ゲームブック通りのボビーが犯人というのも受け入れづらい。結局モヤモヤして終わる。
ピップの聡明さはわかるし、活躍が見れて嬉しいけど、本編で感じた面白さや興奮は感じられなかった。出版しない方が良かった気もする。なんとも残念。
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3部作の前日譚。3部作に登場した友人たちと謎解きゲームをする話です。
最初はあまり乗る気のなかったピップが段々のめり込んでいきます。
途中途中ハプニングというか不穏な空気が出てきてちょっと怖かったですが、大体いたずらだったり、ゲーム内の演出だったりでした。
ピップが最後に自分の推理を披露してました。
制限のある情報の中でよくここまで考えたなと思いましたが、正解ではなかったです。完全にピップの考えすぎでした。ゲームですからね、頭いい人には物足りないというか、荒が見えたようです。
ちょこちょこ3部作に出てくる人の名前が出てきました。
友人たちは本気で推理するつもりなかったようですが、ゲーム内でピップだけが手に入れた手がかり(ブレーカーを入れた人だけがもらえる)はちょっとずるいというか、そんなことしたらゲームにならないじゃんと思いました。
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ミステリーとしてはやや物足りなさを感じるが「前日譚」と銘打ったファンサービスだと考えると納得の一冊。作中のゲームにしてもピップの推理が正解だと思う。ゲームでの正解はピップの言う通り粗が多すぎる。(ピップ曰く「製作陣に物書きとしての才能がなかっただけ」)それとアントが普通に嫌なやつで「そりゃ仲も悪くなってくるな。」ということも納得。最後のシーンで「自由研究には向かない殺人」に繋がるという構成もファンとしては嬉しかった。
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ピップと友人がマーダーミステリーパーティを開催!自由研究シリーズ前日譚 #受験生は謎解きに向かない
■あらすじ
試験が終わったピップと友人たちは、友人宅を占拠しての犯人当てゲームのパーティ開催していた。ひとりずつ役柄やセリフを与えられ、家でおこった殺人事件を解決していくゲームだ。手がかりが司会役から提示され、アリバイなどをみんなで確認していく。単なる遊びだったはずが、ピップはいつの間にかゲームに夢中になっていき…
■きっと読みたくなるレビュー
おもろい!こんなマーダーミステリーやってみたいなぁ~
最近は脱出ゲームや推理ゲームのイベントが開催されてたりするので、料金を払えば楽しめるのもありますが、そうじゃないんですよね。仲の良い友人同士、美味しいピザを食べつつ、きゃっきゃゲームで大騒ぎする。しかも友人、男女の微妙な距離感を測りながら、休日をエンジョイする感じ。いいなぁ~、私もあの頃に戻りたい。
さて本作は大人気自由研究シリーズの前日譚、文庫160ページほどの短い中編です。にもかかわらず、謎解きとしては超ドエンタメに仕上がっていて、まったく一筋縄ではいきません。正直、もっと膨らませればそのまま長編にできるくらいの濃さで、ミステリー好きにはたまらない内容です。
まず、登場人物たちが挑戦する犯人当てゲームですが、この品質が高いんです。キャラの役柄、ゲーム展開していくため指示書、手がかりの出し方なんかがめっちゃ凝ってるのよ。まさに自分も参加してるような、ワクワクドキドキがたまらなく、自由研究1作目を思い出しちゃう。むしろゲームパッケージ化して、そのまま販売できるんじゃないでしょうか。
ゲーム真相、そして本作の結末としても、綺麗に仕上がってます。物語が収束していく感じ、やっぱりそうなりますよねっていう予定調和な感じが、むしろ大好きでした。
■ぜっさん推しポイント
本作は自由研究三部作を楽しんだ方へのボーナストラックのような作品です。作中に出てくる友人たちや、時折でてくる見覚えのある名前が懐かしい。この後、彼らがどうなるか知っているからこそ、この平和で温かい時間を見てると、心が浄化されていく感じがしましたね。
もちろん本書から読んでも問題ありませんが、まさかまだ本編三部作を読んでない方はいませんよね。きっとあなたの人生にワクワクをもたらしてくれる名作で、全三部作とも年間ランキングでもトップの実績があるミステリーですよ!
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今まで海外の推理小説は読んでこなかったので、新鮮だった。しかも、こんなに薄い本にぎゅーっと詰め込まれたストーリーは見たことない。登場人物の推理は素晴らしい!学生時代に戻って、こんな推理ゲームをしてみたい!ただ、海外小説に慣れていないので人間関係を把握するのに苦労して、なんども配役を確認してしまった。
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楽しみにしていた新刊。
また明るいピップに会えて嬉しかった。
あと、ピップ含め6人が仲良かった頃の話をまた読めてよかった!!
ピップの推理は見事!!
ゲームとしては不正解だけど、私もピップの推理が好きだったなぁ✌︎
『自由研究には向かない殺人』映像化されるみたいで…見てみたい( ¨̮ )