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『自由研究には向かない殺人』の前日譚ストーリー。
孤島のクローズド・サークルを元ネタにしたマーダーミステリーに参加したピッパとその同級生達とその兄の7人で真相を明らかにしていくという話。
単純なミステリー小説としても面白いが、それ以上にこれからの3部作に繋がる布石のような物がいくつも出てきたところがとても面白かったです。最初は乗り気ではなかったピッパがどんどんと嵌っていき、ゲームで出された以上の答えを提示していたのがこの時から、片鱗があったのだなと思うし、その真相を否定されると拗ねてしまうところもこの後の自由研究やその後の悲劇に繋がって言ってしまったのかとも思えしまいとても切なくなってしまいました。
初めてこのシリーズを読む方は時系列順(謎解き→自由研究→優等生→卒業生)で読むことをお勧めします。彼女の考え方や価値観がどんな形で変化をしていったのかという所も楽しめると思いますので是非読んでみてください。また、4作品の繋がりがとても強いのでまとまった時間で読むことをお勧めいたします。伏線を見つけやすくなると思います。
この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
ピッパ・フィッツ=アモービ:高橋李依
ヴィクター:安元洋貴
カーラ・ワード:進藤あまね
エリオット・ワード:諏訪部順一
ローレン・ギブソン:大和田仁美
アント・ロウ:田村睦心
ザック・チェン:小林裕介
コナー・レノルズ:河西健吾
ジェイミー・レノルズ:神谷浩史
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ホリー・ジャクソンにハマに一気読みした三部作だっので、これも読まずにはいられなかった。
本作を読むと、また三部作を読み直したくなる。
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3部作を経て終わったと思っていた『自由研究には向かない殺人』シリーズが帰ってきた。
なんと前日譚!
シリーズファンにとっては嬉しい限りでしょう!
まず最初に断っておきますが、この作品は単独で読むことはあまりオススメできません。
シリーズ3作を読み切った読者へのご褒美作品です(笑)
主人公はもちろんピップで、その仲良しメンバーも登場!
同窓会気分で読んでいるこちらもワクワクしてきました。
これまでの作品とはうって変わって160ページ程の作品でサクッと読むことができます。
今流行している「マーダーミステリー」をピップたちが遊んでいるストーリーです。
なんだただのゲームか、と思いきや、流石のホリー先生。
まるで私たちもゲームに参加しているかのようなドキドキ具合。
真相に迫る感じや徐々に情報が増えていく感じ、そして最後の解決編まで、ノンストップで読んでしまいました。
このページ数でこの充実度はすごいな〜、ぜひシリーズも楽しんでください!
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三部作の前日譚としてピップがお馴染みの同級生達と犯人当てゲームに参加する。最初は気乗りしていないピップが徐々にゲームにのめり込んでいき、鋭い推理を披露しつつも先走り気味な行動を取る姿は本編に通ずる危うさが垣間見えてよかった。
この後ピップに起こる様々な出来事を思うと少し複雑ではあるが、本編よりもかなり気楽に読めた。
自由研究としてあの課題を選んだきっかけと思われる描写もあったりと、その他サービスいっぱいの番外編だった。
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薄い本だが、内容は相変わらず面白い。
殺人事件(仮想)に巻き込まれたピップたちが、自分の役を演じつつ、犯人を推理するというストーリー。
私も参加してみたいが、推理力が皆無のため、探偵役にはなれなさそうだ。ただ、自分が犯人だったとしてもポーカーフェイスを貫く自信はある。
さて、ピップは自分が犯人なのではないかとドキドキしながらも、犯人を懸命に推理していく。その手腕は相変わらず見事で、ラストの謎解きに関しては納得がいった。
しかし、そう来たか!
結局、誰がなんと言おうと、こういうゲームはストーリーテラーの思うがままになってしまうのだ。今回の殺人事件を構想したのがピップだったら、より筋道立てられた犯人にも納得のいくストーリーが仕上がっていたに違いない。
周りの人間にバレてはいけない決定的な証拠を置き忘れる人間なんて存在しないよね(笑)。
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「自由研究〜」のピップシリーズ三部作の前日譚。
まだ自由研究のテーマも決めていない高校生のピップが、試験を終え、友人達との推理ゲームに参加する。
まだかつての事件前の、若々しい彼らの青春とミステリが描かれる。
長編というより中編で、サクッと読めますが、ミステリとして最後の捻りは効いている。
登場人物の何人かに待ち受ける苦難がわかっているので、心配半分、また、彼らの日常を垣間見れた満足感が半分。
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自由研究には向かない殺人の前日譚。
もちろんラビィ・シンはほぼ出てこず、あの掛け合いが好きだったりするのでちょっと物足りない気がした。
ここからあの結末を迎えていくのかと想像すると何とも切ない気持ちになった。
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『自由研究には向かない殺人』の前日譚。
ピップが謎解きゲームに挑むというもの。
3部作読んだ後に読むと「でもこのあとさ……」と考えずにはいられなくなるが、ピップが生き生きとしているところが読めるのは嬉しかった。
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最初は乗り気じゃなかったのに友達と架空の殺人事件の推理にのめり込むピップ。
こんなゲームあるんだ!
友達同士で役になりきって謎解きしていくのが楽しいりゲームと知りつつもドキドキした。
キレキレの頭脳が冴えた元気なピップにまた会えて嬉しく、「自由研究に向かない殺人」へはこうして繋がっていくのだなと知れて面白かった。
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これを読み終わって、また1巻に手を伸ばしそうです。やっぱりラヴィとピップのコンビが見たい。
本作はサクッと読めて、ピップの類稀なる集中力と観察力の片鱗を見られるし、仲が良かった頃の6人を見て人間関係の儚さを感じました…。
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本の薄さにびっくり。ピップの推理にはスッキリ!!全てが上手くいかないところが、またありそうな雰囲気になってる。
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自由研究には向かない殺人の前日譚。
本作よりも薄くて軽妙に書かれている(実際に本作のような深刻な事件が起きているわけでもない)のでサクッと読めました。途中ドキドキさせられる展開もありますが、淡々と話は進んでいく。
アメリカの学生はこんな面白いホームパーティを本当にやっているのか。。日本だとちょっと考えられないけど。
本作のピップがなぜ自由研究のテーマに未解決の殺人事件を選んだのか、納得できました
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シリーズファンとしてまたピップに会えたのが何より嬉しい!登場人物含めてシリーズの片鱗があちこちに散りばめらめ、今回の謎解きを通じて1作目に繋がっていくラストも良い!
シリーズ最初からもう一度読み返したくなりました&マダミスやりたくなりました!
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過去の作品と比べるとあまりの薄さにびっくり。
といえやっぱり面白かった。
ゲームの世界なのに、この中で事件が起きそうな気配もいいし、ピップの推理が外れてしまうのもまたよし。
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関西で何度か見た洋館ミステリ劇場を思い出しました。謎解きゲームみたいで設定は楽しめました。ミステリ好きの仲良しがいたら、私もやってみたいくらい。ただ、ゲームだからなのだろうけど、結末が安易すぎ。だからピップが自由研究しようと思ったのですね。納得できます。これからとんでもないことになっていく人たちがのんびり登場してきて、遠い目になっちゃいます。本編の番外編として巻末についてそうな軽いお話でした。