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うーん、正直訳分からん。
大好きな天空の犬シリーズ、今回も楽しみにしていた。
冒頭少し気になるエピソードが挟まれてはいたが、いつもの夏実とボーダーコリーのメイ。
2人の話題を中心とする山岳警備隊の活躍を、いつものように楽しんでいた。
それが、驚きのラストにつながるとは....
武装酒場の樋口明雄氏の作品ではある。
だが、天空の犬にぶっ飛びの結末が用意されているとは....
面白いと言えば面白いが、ファンとして好きか嫌いかと言えば、評価は分かれるかもしれない。
でも、安定して楽しませてくれる作家さんではある。
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南アルプス山岳救助隊K-9シリーズ。
北岳で星野夏実は、記憶を喪失している青年を救助する。赤石岳に登っていたはずだと証言する彼を、甲府の実家へ届ける。
その頃、甲府では猟奇的な連続女性殺人事件が発生。
犯人は誰なのか?記憶喪失の彼と、殺人事件は関係あるのか?
彼に疑惑が深まる中、彼の妹と彼女の友達たちが北岳山行を計画する。彼女の危険を予感する彼が強引に同行し、そして・・・
殺人事件の犯人は?というミステリーに、山での超常現象を絡ませているが、多少消化不良の感がなきにしもあらずというところ。
確かに、山で不可思議な現象や怪異譚がみられることがあるだろうが、少なくとも小説上では殺人事件のリアルさとは相容れないのではないかと思うが。
しかし、このシリーズはもともと、星野夏実が持つ超能力(人に色が見える)がベースになっているのだから、今回のケースも許されるか。
1年に1冊のペースで刊行されるこのシリーズ、次回作の刊行も待たれる。
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大好きな南アルプス山岳救助隊シリーズが、やっと回ってきました
今作では、山岳救助隊も出てきますが、どちらかというと連続殺人事件のパートが多く、甲府署や山梨県警の警察官が活躍(かな?)します。
以前にも出てきた人たちなのに、読んでから時間が経って、あまり覚えていない…残念。
もっと山岳救助隊、そして救助犬メイが沢山活躍してほしい~。
シリーズものは段々とマンネリ化しがちなので、今作のように、捻ってきますね。
お気に入りシリーズは、それもまた楽しめます。
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お久し振りに<南アルプス山岳救助隊K-9>シリーズの11冊目。
夏実が北岳で記憶喪失の男性と発見するところから始まった話は、その男性・水越和志とその妹・真穂の日常に、甲府市内で起きた連続殺人事件の捜査が絡み、加えて折々に北岳での山岳救助隊の様子が描かれていく。
巻頭に北岳周辺の地図は載っているが、今回もまた、甲府市内での事件が話の中心で、途中の北岳の場面は無くても話はつながるし、このシリーズ、最近はだんだん山岳救助隊の話から離れてきているのが残念。
捜査の話自体は面白くないことはなかったが、なんだかオカルトめいた話は分かったような分からないような結末だった。
以下、どうでもよいこと。。
谷口は、宝石店強盗事件で北岳に入り高山病にかかったとあるので、きっと「白い標的」に出ていたのだろうが、名前を覚えていなかった。
ニック・ハロウェイが何者だったのかを知りたい。
夏実と深町のメロドラマみたいな場面が、なんか、なあ。