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投稿者:ねこにゃんこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今までも色々な本で読んできた内容なのですが、天風さんの厳しくも温かい語り口のせいか、心にスッと入ってきました。何度も読み返したくなる本です。
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日本初のヨガの直伝者「中村天風」の人生が好転しはじめる52の教えが詰まった一冊。
・人間としてこの世に生を受けたことは必然。自信喪失しても自分はこの程度と諦めず自分の力を信じて必ずより良い未来が訪れることをイメージし続ける。
・情報過多の昨今。必要で価値のある情報は限られている。なんでもかんでも取り込まず、不要なものは見極めて心の中に入れないようにする。
・後悔したくなければ最後の決断は自分で下すこと。自分の意思ありきで良いと信じた道に進むことが成功に繋がる。
・生ではなく死を重点に考えれば生きていることに感謝できる。自分の意思で産まれたわけではないし生まれる前の記憶もない。当たり前に生きてることに感謝。
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▼メモ(抜粋)
・P75:ポジティブなワードセンスを磨いていこう
・P247:「恐怖の世界に生きることほど値打ちのないときはない」。なんら恐怖を感じなくなるのは難しいとしても、「起こって当然。それが人生」とばかりにどんと構えていれば、自分を見失わずに済むはずです。目の前に死が迫っているとしても、その間際まで堂々としていられるか。そんな心持で自分の心を日々精査する事で、「いつ死んでも後悔はない」と思えるくらい、心に余裕が生まれるのではないでしょうか。
・P266:「自分が生きてるとか死んでるとか考えてないだろう。生きていても、生きてることを考えなきゃ、死んでるのと同じだ。そこを悟れよ」
・P268:死を重点とすると、今こうして生きていることのありがたさがしみじみと感じられるんだよ。
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最近「中村天風」名前を目にすることがあったので、興味がわいて読んでみた。この本、すごくいい!天風先生が、一生をかけて考えたことや伝えてきたことがぎゅっと恐縮されているし、それを現代に生かすコツもコラムにあり、とってもわかりやすい!
○幸福は物やあるいは相対的な現象の中にあるのではなく、自分自身の心の中にある。
○ 教わったことは現実の実行に移す。丁寧に教わって「あぁ、そうか」と思っただけでは、目的地には行かれない。
○「怒らず、怖れず、悲しまず」を日々念頭に上げ、心の健康を維持する。常に思いやりに満ちた、そういう人でありたい。
○たとえ腹立つ上司や気に入らない同僚がいたとしても、憎み嫌うのではなく、「この人たちがいるから、部署やチームが成り立ち、会社が存続し、自分の給料も発生している。自分1人でこの会社を支えることはできない」と考えることができたら、心は今よりも穏やかになる。誰かから何らかの攻撃をされても、まともに相手にしないこと。もちろん、こちらから争いを仕掛けるのは問題外。まずは感謝ありきの姿勢で、自分の心を明るく落ち着いた場所に置くことを意識してみること。
○ただ人の世のためになる言葉や行いをすることを楽しみにする。今日は昨日より人を幸福にしてあげるようなことを言えた、明日は今日よりもよけい、あの人が沈んでいるから、喜ばしてあげよう、というように、その人の魂に大きな光を与えてやる。
○他人に、親切にする、思いやりのあることをする、それが人間の本当の心。
○ 心朗らかに、何にも心にわだかまりがなく、楽しい、嬉しいという時を味わっている間は、時間も空間も超越する。
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自分の学び方について考えさせられたのは、「人の話を聞くなら、一度自分の頭を空にする」という教えです。「コップに水がいっぱいの状態では新しいものを入れられない」という話があり、自分も同じだと気づかされました。既存の考えを一旦外に置き、新しい教えを受け入れる、まさにこの本だと思います。
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向上心は無駄な足枷であり、「自分はもっと何かしなきゃ」というのは根拠も終わりもないこと。自分の生ではなく死に意識の重点をおくことで自然と今を感謝できるようになり、物事を軽く受け入れられるようになるというような内容。この年になると「このままでは何も成し遂げないまま一生が終わる」とどこかで寂しく思うけれど、そういうものだったと言われてしまえばそれまで。結局執着でしかなかったということを感じた。
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天風さんの独特な言い回しはちょっと難しい部分があったけど、都度解説が丁寧に書かれているのでわかりやすい。
インドで悟りを開くとこうも物の見方がかわるのだろうか。
◆幸福や健康の秘訣は心を常にリフレッシュ
自分を貧弱な哀れな人間と思う考え方ほどおよそ値打ちがなく意味のない人生はない
◆怒りや悲しみは必ず生まれるのでいちいち相手にしない。
◆他人に相談しなきゃわかならいような仕事はするな
公後悔したくなければ最後の決断は自分でくだす
◆消極的な言葉をつかう人間は悪魔の仲間入り
◆肉体の病は肉体のもの。心にまで迷惑かけるな
◆寝床は考え床じゃない。
◆なによりも自分を、よろこばせて生きるのがいちばん
◆やがて迎える死から目をそらさず、でも恐れず、今日を楽しむ
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独特な言い回しもあり、言葉の全てを理解するのが難しいけど解説文もあるので全く理解出来ないことはなかった。
言っていることは納得できるし、共感できることも多い。けど「積極的」「強気」といった前向きな言葉が前面に押し出されている印象で、本当にメンタル落ち込んでいる方が読んだら逆にポジティブ内容が強すぎて違和感がある内容なのかもしれないなーとも思う。
物事は捉え方次第、幸せに思うのも不幸に思うのも自分。起こったことには自身で責任を持とう。