暴露本じゃありません。
2024/10/02 14:39
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投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「正体」と書かれると黒い話かと身構えてしまうが、現役の小児科医の日常と簡単な営業収支についての本。
医師としての心構えと、実際に地域に医院を開業しての実感が語られている。
現役の医師が、お医者さんの色々を語った内容です。
2024/03/18 21:21
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は現役のベテラン医師であり、開業医。著者ご自身の医師としての体験を踏まえ、改めてお医者さんの世界はいかがなものかを著した1冊です。
著者が開業医を志してから開業するまでの話、実際に診察しているときの話、ぶっちゃけ医師の収入はどれくらいか、大学の医学部の実態、実際に医師としての働き方など、お医者さんについての色々が語られています。お医者さんの世界に興味がある人や、医師を志す人には是非読んでいただきたいです。
また、著者の医師としてのプロ意識や、人間臭さが感じられる内容なのが、読んでいて気分良かったです。
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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
開業医の実態が、すべて明らかにされていて、面白く読むことができました。裏の苦労も含めて、わかりやすかったです。
開業医の裏話のあれこれ
2024/09/17 16:06
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投稿者:チップ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「開業医の正体」というタイトルはおどろおどろしいが、真面目な開業医の裏話あれこれ
クリニックを開業する時の金銭的な話はかなり具体的
年間の収支も詳細にあかしてある
待合室が常に満室の行列の絶えないクリニックでこの収入だと「高齢化」を理由に診療をやめる開業医が増えるのもわかると納得した
お医者さんの選び方がわかる
2024/08/17 21:12
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投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
開業医である著者が開業に至るまでの経過や開業後に何を考えてどう対処しているか、提携している大学病院に対してどう思っているか等、かなり率直に語ってくれている本。自信満々の医者の方が危ないとか、経験を積み重ねてから開業しないと患者さんに十分対応する能力を有していないから若い開業医はいまいちかもとか、患者が医者を選ぶときの視点を教えてもらえました。開業資金の調達やスタッフの選び方等も書かれているので、これから開業を考えているお医者さんにも役に立ちそうな本でした。
正体というので…
2024/07/24 00:30
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルが「正体」とあったので、なんだか、不穏なイメージ持って、読み始めました。しかし、実際は、患者さんを丁寧に診察され、とても大切にしておられるドクターの……。しかし、開業って大変なんですね
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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
なかなかなタイトルですが、内容は重々しいものではなく、開業医のつぶやきあるいは身の上話という感じの一冊でした。
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開業医の正体というタイトルに惹かれて、手にとりました。
患者、看護師、お金の全て、この先生の感じていることをキチンと書いてくれていると思いました。
とても患者を大切にされる良い先生ですね。
興味深い本でした。
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開業医の舞台裏を、包み隠さず、明かします! 医者はこんなことを考えています。「良い医者」とめぐりあうための必読書です。
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千葉大医学部を卒業後、小児外科医となり、大学病院勤務後、現在まで17年間、開業医をしている著者がその舞台裏を赤裸々に語る。
クリニックを開業する際の資金の工面、開業医の生活ぶり、患者との距離感、診察しながら考えていること、看護師に求めることなど、興味深い話が満載だ。
特に興味を引かれた点を以下に列挙しておく。
・開業の際の資金調達には、医療に特化したリース会社があり、開業コンサルタントも引き受けてくれる
大家にクリニックを建ててもらい、借金を返していく「建て貸し」という方法もある。
・電子カルテは業者から買うより、中身やひな形を自分で「作る」べき。
・開業医にとって最大のストレスは重症患者の受け入れ先が見つからないとき
・セカンドオピニオンは自由診療であり、保険は適用されない。
・風邪に抗生剤は有害無益。体内に耐性菌が増え、将来危うくなる。
・年収平均は病院勤務医が1479万円、法人の開業医が2530万円、個人開業医が2458万円
・患者が医者を選ぶときに見極めるポイントは「医療」だけではなく、家族の悩みに答えてくれ、家族を支えてくれること。
・子どもの診察で、虐待らしき外傷を見つけても、児童相談所への通告は、親との関係が悪くなったり、それを断ち切ったりすることになるので難しい。
開業医の診察を受けるときは、他の患者も待っていることから、病気の原因、薬の効能や副作用などについて、腑に落ちるまで聞けないことが多い。また、開業医ともっと親しくなりたいと思うこともある。
そんな自分が、いくぶんでも開業医との距離を縮められる話が書かれているのかなと思い読んだ本である。結果的に、あちこちに経験談やホンネが書かれており、それなりに面白かったが、専門が小児科であり、大人の患者の診察に関する話題が少ないような気がした。
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何冊か書いてらっしゃるのか。寡聞にして、存じ上げなかった。
読みやすい文章で好感。
小児外科医で、大学病院、一般病院の勤務と、開業医の違いも含めて披露していただく。もちろん、一番気になる収入の辺もそうだが、この先生が、ご本人の著を信じれば「算盤より仁」であるのだけど、それでも一般ピーからすると色々違う。まあ、命預かってるし当然の報酬と思いながら、そこまで使命感持ってやってる人と、そうでない方、ここはどう見分けるのだろう。
若い先生は、患者志向、みたいに仰っている点もあったと思うが、最近あった先生の、患者を症例としか見ない感じもあって、人それぞれだと思った。
開業するときの苦労、特に人を集めるところとか面白かったな。
かかりつけ医の大事さも理解出来たと思うが、かかりつけ医がクソかどうかなんか患者側からしたら全然分からないわけで、一旦決めたら信じろみたいなのはどうか。
そんな、理想的な駐在さんみたいな先生、どんだけおるの。
その辺が、医師が信じられてないところだと思う。
信じられるかどうかすら分からないのに信じないとしょうがない患者の気持ちもわかって欲しいのだ。
個人的に色々あって。
開業医の仕事は、診療ではなく診断、という言葉は至言。
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タイトルから想像した内容は、
親の金の力で私立の大学に入った後、開業医になって薬漬けの処方箋を出す…そんな暴露本で、その見分け方や対処方法であったが、全く違ってた。
開業医の皆がこの著者のように考えてくれているのであれば良いと思うのがだが…
本の帯に「良い医者」とめぐりあうための必読書とあったが、ほとんど医者通いのない自分には、初めて出会う開業医がどうなのかを判断するよすが(方法)が欲しかった。
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軽い気持ちで読み始めたのだが、これが意外に面白かった。
正直でフェアで好感の持てる著者である。
自分のことをビビりでいわゆる「繊細さん」だと言う。ここまで自己開示する医師ってそうそういないような?
看護師との関係性など、なるほどそういうことだったのね、と納得。開業するのって資本金ほとんど要らないなんて!専門のコンサルにお任せしているっていう世界。
なるほどなるほど。
(どこにでもコンサルって今はガンガン入ってくるのね。この件に関しては、うーん…。いろいろ思うところはある。そういう種類の「仕事」もあるとは思うけどね。)
理念はちゃんとあるのに、自分の弱さをさらけ出してくれるこんな医師が主治医だったらいいな。最近ホームドクターにしていた医院が高齢のために閉院してしまい、次の主治医を探さなくてはいけないのだが、参考にさせてもらおう。
でもこんな人なかなかいないよね。
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千葉大学の小児科でがん治療に関っていた、バリバリのエリート外科医が、開業して町医者になったお話。開業医の内輪話がなかなか面白い。両方経験して、どちらもの大変さ、やり甲斐を感じているようだが、凄腕外科医が、開業して、風邪だの胃腸炎だの、軽症の患者さんを診ているだけでは、ちょっと勿体ないなあと思った。
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非常に面白かったです。
「医師は給料をもらいすぎている」だったり「3分診療」だったりと僻まれることもありますが、この本を読んで何故それほど給料をもらっているかや何故診療時間が短くなりがちなのかがよく分かりました。