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みんなのレビュー26件

みんなの評価4.5

評価内訳

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  • 星 1 (0件)
26 件中 1 件~ 15 件を表示

それにしてもの「幻の湖」

2024/06/03 09:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

今、春日太一氏の467ページにわたる力作、シナリオライター・橋本忍氏の評伝、力作「鬼の筆」を読了した、私はこの評伝を読む前から「羅宗門」「七人の侍」「日本沈没」「砂の器」「八つ墓村」「八甲田山」といった邦画史に燦然と輝く脚本を書き続けていた人がどうして「幻の湖」のようなゲテモノ作品を書いたのだろうと不思議で叶わなかった(映画は観ていないが脚本を読んで愕然とした記憶がある、まさしく「北京原人」「シベリア超特急」とならぶ最低映画だと私は断定する)、犬の復讐のために走り続ける女、そんな映画を映画館で見るというのは時間の無駄も甚だしいのだ、「砂の器」の親子の旅を書けた人が、なぜにマラソン女なのだと、著者がいうとおりそれは加齢によるものだろう、剛腕で作品を作り上げてきた人は劣化する時にはこうなるのか

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あなたはどの映画が好きですか

2024/04/19 07:08

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

橋本忍。
 戦後の日本映画を牽引した脚本家。
 彼の名を一躍高めたのは、おそらく1974年公開の「砂の器」(野村芳太郎監督)だろう。
 もっとも映画に深く関心のある人なら、「張込み」(1958年)や「切腹」(1962年)、
 さらにはTV草創期の名作ドラマ「私は貝になりたい」の脚本も知るところだろう。
 いやいや、橋本のデビュー作はあの黒澤明監督の「羅生門」(1950年)とくれば、
 橋本忍という脚本家がどれだけすごい人だったかわかるはずだ。

 橋本は1918年生まれ。亡くなったのは2018年100歳の時。
 戦時中に結核を病み、その療養中に独自でシナリオの勉強を始めた。
 当時日本一の脚本家として知られた伊丹万作に師事し鍛えられていく。
 そんな橋本の人生を、
 生前行われたインタビューと関係者への聞き取り、
 橋本が残した資料や関係文献を緻密に取材したのが
 春日太一さんの『鬼の筆』だ。
 取材開始から本の刊行までに12年かかったというから、
 労作というしかない。
 そして、労作だけあって、読み応え十分といえる。
 橋本作品のファンだけでなく、日本映画に興味のある人にとっては
 欠かせない一冊になるだろう。

 橋本の代表作といえば「砂の器」であったり「八甲田山」であるのは間違いないが、
 橋本のフィルモグラフィを見ると、この2つの作品は後期に分類される。
 そのあと、彼は駄作を連発していく。
 この本の副題で使われている「栄光と挫折」はそのことを差している。
 だからといって、橋本が残した名作の光は日本映画史から消えることはない。
 そういえば、筆者の春日太一さんの肩書は「映画史研究家」でもある。

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戦後最大の脚本家

2024/04/13 23:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hiroyuki - この投稿者のレビュー一覧を見る

戦後の日本映画界にこの人が果たした功績は計り知れない。「羅生門」に始まる黒澤明監督作品はもとより、ベストテン級の名作には必ず脚本橋本忍とクレジットされていた。学生時代シナリオの勉強を少ししたことがあるのだが、そのテキストには橋本忍脚本はうってつけ。シナリオの構成力でこの人の右に出る者はいないだろう。昭和30~40年代が全盛期だと思うが、それだけに自分も「幻の湖」には公開当時唖然としたひとりだ。そのいきさつはこの本を読んで分かったが、いまやカルトムービーとなってブルーレイ化されるのだから、泉下の橋本忍氏は喜んでいるだろうか。

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2023/10/16 17:59

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2024/01/22 13:30

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2024/02/07 00:33

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