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もう少ししたら年金生活者の身としては、インフレに向かっていく状況がとても怖い。必要なことがあるなら備えるために読みたい
#僕たちはまだ、インフレのことを何も知らない
#スティーヴン・D・キング
24/3/6出版
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き
#読みたい本
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この本の論点
国は量的緩和やりすぎ。貨幣供給量増やしすぎ。
政府がインフレを債務削減策に使うことある。
インフレは金持ちをもっと富ませ、貧乏人をより貧しくさせる
MV=PT
Mは貨幣量、Vは貨幣の流通速度、Pは物価水準、Tは取引量
インフレ予防にはテイラールールが効果的
テイラールール=インフレ率がFedの想定する2%のインフレ目標を1%上回るたびに、または実際の産出量が潜在産出量を1%上回るたびに、政策金利を0.5%引き上げること。
量的緩和政策による貨幣供給量の著しい増加。
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自分には難しいところもあったが、最後の14の教えの部分が分かりやすい。インフレとはなにか、どう対処すべきかが、ざっくりとわかる。もう少し背景までとなった場合、もう少し読み込む必要があるかも。
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インフレの歴史で1番印象的なのはドイツのハイパーインフレ。低い金利で融資を得られた大企業は、まるで蜂蜜のツボが無限に手に入る熊みたいなもので大金持ちになった。強い外国通貨を担保にドイツマルクを借り入れできた人は巨額の補助金を受け取って利益を追求しているに等しい状態だった。シュティンネスの例。
預金という資産を何に変えるのかということが論点だが、マイナスの実質金利と急騰する名目所得の両方によって、住宅ローンが目減りしていくことを教えてくれている。
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内容はとにかく難しいけど、言わんとしていることはなんとなく。インフラを許容する国家の成れの果てはスーパーインフレに、国家破綻。どこかの国のようだ。
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物価が上がるインフレと貨幣が下落するインフレ。
MV=PT交換方程式。トートロジー的方程式。
MMTが支持を集めたのはインフレが長く抑制されたから。財政支配を支持しているが、虚構の世界。
インフレの代償は表面化するまで時間がかかる。
マクロ経済刺激によって失業率を下げようとしても、インフレが加速するだけ=フィリップス曲線は幻想。
金融当局が財政を支配しないとインフレになるのは当然。
パンデミック、ウクライナ、ロックダウンによるサプライチェーンの毀損、によってインフレが起きた。だけなら戻る可能性もある。戦争の終結が物価の安定に繋がる。
巨大な政府支出がこの先、どこに収まるのか。
テイラールール=バックミラーを見ながら運転する=需給ギャップを指標にする。そもそも数値が曖昧。
予測ターゲッティング=新たなインフレ率と失業率を予測する。予測が正しいかわからない。
量的緩和によって、金利という早期警戒シグナルが消えた。
中央銀行が独立性を守るために、財政政策には文句をつけない傾向にある。
全般的いんふれにならなくても、資産価格インフレが起きる。
持続的なインフレは貨幣供給量の急激な伸びを伴う。
需給ギャップは、供給を固定して考えるが、供給が悪化することもある。需要だけ見ていてはインフレの芽を見損なう。
インフレの通り雨と長期的なインフレを見分けるのは困難。
ドイツ連銀=信頼の見本。
ボルガーのインフレファイターぶり。幸運もあったのでは。
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長期にわたるデフレを経験する中で、日本人にはインフレに対する感度が十分に備わっていないのではないか。日本は政策的に持続的な2%の物価上昇を目指しており、2024年12月時点で、物価は継続的に上がり続けている。インフレに対して資産防衛する必要があり、その備えとして過去のインフレの状況や処方箋についての知識を蓄えておくことが有益。
(知っていたとて個人が取り得る対応は限られているだろうが…)