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2011年書籍化した「日本ボロ宿紀行」の改訂版。
旅館、湯治宿、商人宿、民宿等・・・ボロ宿と銘打っているけど、
歴史を経た内装、少人数の経営の人情溢れる宿ばかり。
土地に歴史あり、宿にも歩みがある。
カラーグラビア16ページ
第一章~第十四章で宿を旅行記で紹介している。
「日本ボロ宿紀行」の改訂版ということだけど、
「~2」も含まれているような~。
それらは確かに古びた宿だけど、
モダンでロマンでノスタルジックな宿です。
読み易く、宿も旅も楽しんでいる感がある文章が良く、
写真に写り込んだ内装や建具、コタツなどに心惹かれてしまう。
宿の人との会話も良く、宿の歴史やエピソード、その土地に
ついての歴史や情報、そして心遣いがたっぷりで、
心地良かったです。食事も美味しそう。
伊豆の長八の鏝絵がある「長八の宿」は実際に泊まってみたいし、
ラブホテルを改装したビジネスホテルなんてのも、
なんか面白そうで興味惹かれました。
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<目次>
第1章 昔の姿を残す青森の湯治宿
第2章 花巻のお馴染み宿から、遠野へ
第3章 つげ義春ゆかりの宿を訪ねて西伊豆へ
第4章 忍者の里をさまよい歩く
第5章 伊勢から鳥羽へ歴史を訪ねる旅
第6章 四国から瀬戸内を渡って尾道へ
第7章 鳥取の限界集落と出雲への旅
第8章 熊本の日奈久温泉から鹿児島へ
第9章 雪国を旅する
第10章 震災後の東北を巡る旅
第11章 北関東で見つけた貴重宿に泊まる
第12章 熱海から小田原へ昭和レトロを求めて
第13章 町にも宿にもドラマあり
第14章 瀬戸内海の風と光に魅せられて
<内容>
おそらく10章以降が細く部分か?なんとなくうらやましい旅であり、自分にはできない旅だ。このように宿以外が無目的には旅はできない。
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一人旅と鄙びた宿は私も好きなので興味深く拝読しました。が、宿や飲食店の女将に対して「美人」だの「かわいい」だの見た目に関する言及が頻出するのでうんざりしました(諄いくらい出てくるので)。人情味があって美人の女将、というのはこういった趣のある宿に泊まりたい方にとって重要な要素なのかもしれませんが、正直どうかと思う。
元がブログということで、文章は非常に平淡でよく言えば読みやすいですが、このページ数を読むには平淡すぎて少々きついかな。
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もう閉業してるところもあるけど、温泉宿は一度行ってみたいところが多かったです 今はなき新むつ旅館にも、この本をきっかけにして女将が元気な時に行くことができて幸運でした