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いやぁー、難しくて頭がちぎれそうになりました。題名はあっさりしているし、170頁ほどの文庫なので、書店で購入しましたが、半分も理解できていないと思います。内容的には宇宙や時間は無限なのか有限なのかといった議論なのですが、考えれば考えるほどわかりません。無の状態から第一の閃光があり、その閃光どうしの流れが生まれて時間が誕生する?なんのこっちゃ?
相対性理論と量子論的をミックスすると「宇宙の哲学」が生まれるらしい。ううぅぅん!わからなかったけど、ケプラーやニュートンやカントやパースが凄い人だということはわかりました。
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・フランスの詩人マラルメは、今から一〇〇年以上前の十九世紀末に、白い紙のうえにインクで記した自分の散文詩が、天空の星座を白黒逆転した存在となることを欲し、それによって、芸術作品創造の作業が宇宙創世の秘密に連なることを願ったと伝えられています。マラルメの考えでは、天空にちりばめられた星々が神の創造の産物であるとすれば、人間はインクの墨をつかって裏返しの世界の創造作業に参加することになると思われたのです。
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ルネサンス以降近代科学が勃興してから現代のビッグバン宇宙論に至るまでの流れを、科学と哲学の共同作業という観点で追っていく好奇心唆られる著作
デカルトやパスカル、カントの宇宙論は勿論、ニュートンら科学者の宇宙論も概観できて面白かった
第1講から第6講まで名だたる科学者や哲学者が交代しつつ進んでいって、近代という時代は皆が「コスモロジーの自立」に向かって手を取り合っていたんだと思うと熱くなる
カントの理論を敷衍したパースら論理学者の理論も興味深かった
解説も、理論物理学者の補足があったりとワクワクさせられた