興味深くサクサクと読むことができた
2023/05/16 10:00
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うむうむ - この投稿者のレビュー一覧を見る
聞いたこともない古い言葉が近年の版まで残っていたり、途中で一旦削除された言葉が復活掲載されていたり、掲載されてもすぐにあっさり削除されている言葉もあったりして、興味深くサクサクと読むことができました。
私が今でも使う言葉や使いそうな言葉もけっこうな数、既に削除されているのを見ると、私自身が時代遅れなのか?とも思いました。まさに国語辞典の項目の見直しは生き物のようなものだと実感できる面白い企画の本だと思います。
しいて言えば、もっと幅広く消えた言葉をチョイスして、ドンと2倍の2000項目位あった方が「辞典」らしかったかなと思います。
収録する基準と時代がよくわかる
2023/05/31 21:53
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投稿者:トリコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
パラパラめくりながら、意外に感じたり、クスっと笑ってしまったり、昔を懐かしんだり、いろいろな楽しみ方ができる。各版の版面をそのまま使っているのは、その雰囲気を出すためか、組版の都合上か。
消えたばかりでなく、一度消えても、また復活した言葉が興味深い。
シネラマ、そうか、そんな映画もうないんだ
2023/09/05 16:32
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「三省堂国語辞典」から消えてしまったことばを集めた本、というだけで私は興味津々、シネラマとかファミコンとか、もう消えてしまった言葉なんだなあ、切手収集家をさすフィラテリストということばも死語、元収集家としてはさみしい限り
☆三省堂の辞典から消えてもなお生き続ける言葉たち☆
2024/05/14 18:27
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投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
歴代の「三省堂国語辞典」とその前身「明解国語辞典」から削除された1000項目をピックアップし、当時の紙面のまま拡大して収録する。
俗語とか、結構消えたんだなぁ~、と思いつつ、知ってる言葉・知らない言葉が押し寄せてくる。
面白い。
☆三省堂の辞典から消えてもなお生き続ける言葉たち☆
2024/05/14 18:26
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投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
歴代の「三省堂国語辞典」とその前身「明解国語辞典」から削除された1000項目をピックアップし、当時の紙面のまま拡大して収録する。
俗語とか、結構消えたんだなぁ~、と思いつつ、知ってる言葉・知らない言葉が押し寄せてくる。
面白い。
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何気なく開いたら「ペチャパイ」が出てきて笑った。性的な語句は収録しないよう方針が変わったそうで、「巨乳」と一緒に消えたらしい。
「辞典」という形式より、インパクトあるものをピックアップした「読み物」として作った方が受けたかも。
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改訂で削除した言葉に関するエピソード集かな?と、勝手に、そう本当に勝手に思い込んでいた‥
手に取りやすいソフトカバーのB6版だったし‥
開いてびっくり、あ行から、ただただ消えた言葉が並んでいた。
逆に「らしく」て笑えた。
内容はかなりカタイのに、ソフトカバーで、字も大きく、老若男女に手にとってほしいという祈りも聴こえてくるような気がして、泣き笑いしたくなるような何とも言えない優しい気持ちになった。
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タイトル通り三省堂国語辞典から削除されてきた言葉を集めた本。それ以上でもそれ以下でもないこの本は読み手の読み方が問われる本と言ってもいいと思う。全く聞き覚えのない単語もあり、やはり言葉は変化していくものだということを実感する。詳細な挿絵とともに掲載されていたというバリコンは懐かしさ200%(笑)。
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三国から削除されてしまった言葉を、実際の国語辞典のように、集めた本。削除された理由や代わりに立項された言葉などの紹介もあり、読んでいて面白いです。
聞いたことのない言葉が大半なのですが、この言葉削除されてしまったの!と発見もある本でした。
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おお、そうだ、あったあったというものから、大層大時代なものまで。アルファベット略語の墓場がなんとも時世を感じるのが多い。
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三省堂国語辞典から消えた言葉を集めた本。
見坊さんがすごい。ワードハンティングという言葉も初めて知った。(辞書にはないが)
カバーの前袖に、見坊カードの実例があったが、このような収集を約145万枚行ったという。消えた言葉も面白かったが(結構知らないのもあったし、辞書に残っててもいいのにと思うものもあった)、見坊さんの凄さを感じた一冊である。
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第105回アワヒニビブリオバトル まるごと1日茶源郷!抹茶アートとビブリオバトル テーマ「大人もこどもも楽しめる本」で紹介された本です。ハイブリッド開催。チャンプ本。
2023.10.29
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伝説のワードハンター、レクシコグラファーの孫が集めた三省堂国語辞典から消えた昭和、平成の言葉。
時代とともに変化するコトバ、辞書を改訂するたびに削除したり新たな用語を追加したり。本書は辞書から消えた懐かしいコトバ多くは死語を収録。
私的にはツボにハマったのは「なお助」、「おんな」をひっくり返して人名のようにみせかけた言葉。「スケ」の語源だとか。「一六銀行」は質屋(1+6)の俗語。
筆者は三国の前身の明解国語辞典、編集主幹の孫だという。
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意味が意外だった言葉や興味深かった言葉抜粋
「ぐりはま」
食い違うこと。ぐれはま。
ぐれるの語源とも言われる。
「家兎」かと
→肉や毛を利用するために兎を飼っていたことにびっくり
「懲り性」
一度で懲りてしまう性格。×凝り性。
「向老期」こうろうき
老年に差し掛かる時期。五十代後半から六十代前半まで。
→今でも使われていてもおかしくないのに、知らなかったのであまり浸透しなかったのか。
「こギャル(→ギャルとして少しずつ意味を変えながらも現在まで残っている)」「エムディー」「市場化テスト」
→まさに時代を象徴する言葉。
「さわやま」沢山の訓読み
「消費税」
→消えることがあるのかという驚き
「自動券売機」
今もなお使用されることばだが、無限に組み合わし作り出せる複合語(自動+券売)であり、その中でも文字通りの意味であるため削除された。一方で、「緑の羽根」のように、組み合わせたそのままの意味ではなく、ほかの意味を示す言葉は残されやすい。
→辞書に選ばれる基準が分かりやすい
「使い切りカメラ」なども上記と同じ理由?
「セブンティーン」
今でも間違いなく使用されていて、社会的に認知されている言葉なのに削除されているのは意外。
「縦飯」日本食、和食
日本語は文章が縦書きであるという由来から来ているのがわかりやすくて面白い。
「企業戦士」「がんばりや」「グレース(優雅、しとやかさ」「家庭争議」「ウォームビズ」「口語法」「-こくる(黙りこくるなど)」「スタントマン」「赤外線通信」「同期の桜」「NIES」「ファミコン」「見てくれ」
→今も使われてる気がするけど、メインは自分が小中学生の頃かも。流行しなかったり、言葉としては一般的に認知されているものの現在日常的に使わないという理由で削除されたものもある。一方で「ポケベル」のように時代を象徴する言葉はずっと残っていたりする。
掲載時期と削除されたタイミングがひと目でわかるので、自分が身近で使ってきた/使われてきた言葉が、案外最近のもの(自分の子供時代に流行ったもの)であると驚かされる言葉も多々あった。
差別用語や性的用語とみなされ、消されたものが多い。また、制限漢字のため載せられない言葉があるのを初めて知った。
「A.B.C.D.I」
恋愛のABCといえば、A=手を繋ぐ、B=キス、C=性行為、だと思ってたけど、この辞書にある意味は違ってて、もっと直接的で皮肉的だった。意味が時代とともに緩和されてきたのか。
「てく」歩く
今でも東北の方言として残ってるらしい。「てくてくてく(歩く)」になるのかな。
「とぼん」1人でぼんやりしている様子
言葉の雰囲気から伝わってきて面白い。
「何にもないけど」おもてなしの時に言う言葉
そのままの意味とは違う意味で用いられる言葉と思えば、昔辞書に載っていてもおかしくない。
「ニヒ・る」
元は動詞だったのか。
「根明」
現在は「根暗」の���義語として記載されているらしいが、感覚的には、独立して記載されいてもおかしくはない。
「ハッピーマンデー」
祝日が月曜にくるように移動されたものだとは知らなかった。
「ミゼラブル」みじめ。悲惨。
いわゆる下ネタなど「俗っぽすぎる」という判断で消された語が多いことに、日本ぽさを感じた
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不思議な本。
字が大きい。
時点から消えた言葉を、辞典のようにあいうえお順に並べる。
コンピューター、電話のように、技術進歩とともに言葉が変わり、なくなる言葉。
MD、レーザーディスクは触る機会がなかったな。
ペチャパイ、ボインも、概念は今もあるけど、いろんな意味で使わない言葉。
あ、そうか、フテほどの世界か。
翔んでる ってことばももはやない。ある意味セクハラ用語なのかな。
一番関心した消えた言葉はオナペット。代表格はアグネス・ラムだろうか。
確かにこの言葉は消えた。概念も消えたのかな。
今のネット上のどぎつい映像がすべて。想像の世界にはいられない。
どんどん頭が悪くなりそう。
こうした言葉を1000も並べている。コギャル、着メロ、メーンエベント、
オート三輪(車)、キーパンチャー、バスガアル、iモード、企業戦士、、
会社生活で初めて知った半舷上陸の半舷もあったな。
なんだか不思議な本だった。