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盛り沢山の内容で、読み応えがありました。
2024/05/12 22:31
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
著名な宗教学者の著者が、日本にある様々な宗教で「カルト」扱いされている雰囲気のある組織10ヶ所を取り上げ、独自に分析した1冊です。
今回取り上げられた10ヶ所は、今現在ある組織からなくなった組織まで、多岐にわたります。また文中に、10ヶ所以外の組織名も掲載されています。
刊行後すぐに当書を購入しました。盛り沢山の内容に加え、著者らしいしっかりした分析が展開されており、期待以上の読み応えがある1冊でした。
10のカルトをコンパクトに解説
2024/06/16 19:10
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
指導者による聖典解釈への絶対的コミットメント、指導者は間違わないという信仰、先行する啓示と矛盾する啓示への信仰、終末を生きているという信仰、「私たち、彼ら」という心性、集団の命令に従わせる圧力というカルト基準はあるも、カルトと宗教の線引きは容易ではない。例えば3大宗教はいずれもカルトとして始まり、時を経て世間との妥協の中でカルト性は弱まったとのこと。本書では、旧統一教会やオウム真理教をはじめ10のカルトをコンパクトに解説。特に自民党と旧統一教会の関係性がよく分かりました。
正統と異端
2024/05/27 23:03
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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルのとおり、島田氏が選んだ
・旧統一教会
・オウム真理教
・エホバの証人
・顕正会
・浄土真宗親鸞会
・幸福の科学
・サイエントロジー
・ライフスペース
・パナウェーブ研究所
・法の華三法行
の10の新宗教を紹介。オウムには氏の思い入れがある感じがしました。しかし期待して読んでみた結果としては正直、可もなく不可もなくという印象です。
オウムを礼賛したのは使い込みやセクハラよりマシなんでしょう?
2024/05/17 21:35
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投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いわゆるカルト教団について本が書かれたのはオウム事件の前後が多かったと思うが、この本に出て来る教団は大体その頃には問題視されていたものが多い。サイエントロジーが出て来るのは珍しいが。法の華三法行について書かれた個所で福永法源と対談した相手や公演のスポンサーになった縁で蜷川幸雄と番組で取り上げたNHKの「黒歴史」と茶化すように触れているのに自分自身がオウムを礼賛したのは使い込みやセクハラよりマシだと開き直っていたので書けばいいのに。「1991年9月に放送された「朝まで生テレビ」」で共演した時ならオウム真理教は既に殺人事件を犯した後の時期なのに麻原を「いかなることに対しても宗教者として積極的に発言する」と書いているところを見ると「積極的」に見ていたわけだ。
著者の義理の叔父の稲垣真美の「兵役を拒否した日本人」を読んで明石順三や灯台社の「勇気」に感銘を受けてエホバの証人に接してバプテスマを受ける人がいるかどうかは分からないが昭和60年の輸血拒否事件まではエホバの証人を「天皇制ファシズム下で兵役を拒否した勇気ある教団」としか知らない人は多いだろう。少なくともマルガレーテ・ブーバー-ノイマンの著書で彼女とミレナ・イェセンスカーがエホバの証人を共産党員と同じ心理にあると批判しているのを読んだ人よりは多いだろう。
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