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ついにシリーズ最後。寂しい。
前作を読んでからだいぶ時間が経ってしまったので、忘れてるところもちらほら…。
でもやっぱり面白かった!そして最後は切ないながらもとても良かった。
この作品は間を空けずに読んだ方がもっと楽しめたと思うので、またいつか一気に再読したい。
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一貫して日本的神の在り方をモチーフに取り入れた物語でした。そしてそれが面白い。3巻完結なのが勿体ないくらいですが、短いにもかかわらず壮大で着地もしっかりしていて良い読後感でした。今後の作品も楽しみです。
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烏有さん達が宮木おじいさん達に悪者扱いされた時は焦った。
宮木礼さんが何も覚えてなくて、おじいさんの口車にのせられて烏有さん達を敵だと考えてしまうのではないかと怖かった。
烏有さん達が何をして何を守ってるのか分からないから、信じられない。仕方が無いけど悲しい。
江里さんが無事だったと分かった時の安堵が凄い。
梅村さんずっと後悔してたんですね。
まさか宮木おじいさん達が国生みの神にいいように使われてたとは。
桑巣の神や件の神がまた助けてくれた。
そこに在わす神がずっと守ってくれていた。
宮木礼さんは神義省に居た頃からあきつ神と一緒にずっと戦っていたのか。
誰も覚えてないけど良かったんだろうね。
まだ終わってないけど良かったと思える世界。
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民俗学ミステリーにSF要素を足して二世代に渡る奮闘を描いた内容
先に領怪神犯1,2を読まないとあまり楽しめないかも
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終わってしまった!
もっともっと読んでたかったー。
でもきっと一番良い終わり方なんだろうな。
なんか本当にありそうな世界で、どっぷりハマってしまった。
そこに在わす神や蚕の神とか、泣ける。
ラストもとてもよかった。
新シリーズとか始まらないかなぁ。
いや、でもこれで終わりの方がいいのかな。
とにかくめちゃくちゃ好みの本だった。
もう一回一作目から読み直そう。
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webで読んでいたものの、改めて読み返すと本当に素晴らしかった。
宮木礼が烏有に感謝を伝えるシーン、蓮華畑で烏有が切間と再開するシーンは特に涙があふれた。最後は全員あるべき姿に戻ることができて良かった。宮木だからこの世界に戻ることができたのだと思う。
世代を超えて、神と関わりながら国を守り人を守る人々を描いた本シリーズ。一人でも多くの人に読んでほしい。また一つ、大好きなシリーズに出会うことができた。きっとこれからも大切なシリーズとして、わたしの心に残り続けると思う。人が神に祈るように。
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前回の切ない終わり方から、怒涛の終幕に。
大切な人と未来を護る為に消えてしまった人、自分を押し殺してしまった人、ただひたすらに記録することで見守る神……。
無かった事には出来ない過去があるからこそ、今を生きる人が存在するんですね。
烏有さんの祈りに応えて、人の未来を願ってくれた桑巣の神と件の神、お気に入りです!
読み応えのある民俗学小説でした。凄く好き!!
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良い完結編だった!
最後の宮木さんらしい選択良いなぁって思いつつ、その選択が本当に最善だったのか問いかけるような余韻も残してるのが良い。
徹底的に「神とヒトは考え方が違うもの」って前提で組み立てられてる世界観なのですが、豊穣の神のあり方は特になるほどなー!って思いました。
現実の世界各地の地母神とかも実は同じような行動原理だったら……と嫌な想像をかき立てられてしまう説得力ある。
もう一度、「どの時点で、誰が何を知っているのか」をちゃんと確認しながら1巻から再読したくなった。
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物語をまとめる3冊目。最終巻。
現在に戻り現実と過去と改められた過去とが重なり合い透けて見えるちゃんと立っていられなくなる回。
知られずの神とそこに在わす神、人に認識されて何某かの感情を捧げられ続けることが神としていられる理由であるならば、権能が忘却にあることに祈るということの身勝手さを押し付けられている気がした。
最後が駆け足で二拠点を往復するもんだからごっちゃにはなるけれど、場面としての説明が少なくエモさ少なめ感情を呼び起こす小道具などがあるから読みやすい。
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民俗学ミステリー『領怪神犯』3部作、完。
2作目で深まった世界観はそのままに、伏線を回収しながら一気に駆け抜けた。わたしが信じたいものはなんだろう、わたしが守りたいものはなんだろう…
調査員たちがとにかく魅力的で、「また会いましょう」という気持ちで本を閉じた。
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10〜20代前半に多大な影響を受けた大塚英志の小説、彼が原作を担当した漫画達を思い出した。そういった作品にもあった民俗学の香りを感じつつも、それらの作品にはなかった綺麗な終わり方に心が洗われ、思わず胸が熱くなった。元々、神は人の想いにより生まれたものであり、おのおのが強い想いを持ってそれに向き合う終盤はそりゃたまらないよね。
可愛らしい、くわすの神は終盤にも活躍の場があって良いね。真っ白な糸で包んで強制退場させる能力はきらりと光っている。
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なんかもう色々ぶち込んできたー
はい、『領怪神犯』完結の第3巻です
神様なんでね
古事記とかもちょこっとぶち込んできたりね
もうほんとにこれ収拾つくの?ってくらいぶち込んでくるのを、わいは「ごった煮設定」と呼んでおります
たぶんこれ流行ります
はい、前巻で予想した上の方で暗躍してたのが出てきます
もちろんそいつも(ネタバレだめ)だったわけですが、実はこっちにも(ネタバレだめ)がいて、もうエライことになってますが、最後はもう問答無用!だって(ネタバレだめ)だもん!
いやー面白かったなー
んでほんと今どきの感じだったよね
ちょっぴりカードゲーム的要素もあってね(あくまでちょっぴりね)
この神様は強力だけど、この神様にだけは負けちゃうでもこいつ使いづらい、この神様は弱いけどアシスト能力が…みたいな感じね
ずーっと短編を繰り返して神様カードの能力説明をしてたわけですな、要するに
うーん、今どき
そしてまんまと乗せられてしまったわー
一応先もありそでなさそでありそな終わり方
ちょっぴり期待して待っとこー
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神々による超常現象、領怪神犯。
そんな領怪神犯を記録する秘密機関、特別調査課幹部の切間は、片岸と宮木による「知られずの神」の調査が不発に終わったことを受け、上層部も加わっての大々的調査を宣言する。
危険な神との対峙が始まる一方、宮木は調査からの帰還後、大切な記憶を失っていた。
そんな折に配属された新人は、宮木が忘れている何かを知っている様子を見せる。
神々に対峙する人間たちを描いた『領怪神犯』3部作の完結編です。
圧倒的な存在に翻弄され、踏みにじられ、それでも世界を守るため、大切なものを守るために戦った人と神との記録。壮大で感動的な最終巻でした。
正直、1巻を読んだだけではこんな結末に着地すると思っていなかった。
私は1巻から最終巻読了まで大分時間が開いてしまったけど、これから読む人にはぜひ一気に読んでほしい。
ずっと張られていた伏線が巻が進むにつれどんどん回収されていくのが気持ちいいです。私ももう一回1巻から読み返したい。
キャラクターもそれぞれみんな魅力的で、それぞれの考えのもと精一杯生きているのが胸を打ちます。
なんてことない、ちっぽけでささやかなこの日常が、それを守ってくれた人がいるから、誰かが幸せを望んでくれたからなのだと、そんな切なく優しい気分にさせてくれる。
大好きな作品。綺麗で素敵な完結編でした。
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シリーズ第3弾 完結編
・まどろむ神 ・子連れの神 ・豊穣の神 ・白長の神
・火合う神 ・●●●神 ・国生みの神
・神、空にしろしめす
8編の連作ホラー短編集 完結編
特別調査課に配属された新人、穐津が怪し過ぎる。
更に、前作まで置き去りにされていた神の在り方を
一気に回収させます。
そして世界がどうなるかというと・・・
まぁ~終わり方としては良かったと思います。
あのペンライトの演出には、やられました。
これから読むという方は、3冊セットで購入して、
1冊目の最初に感じるモヤモヤを乗り越えると
絶対に続きが読みたくなると思います。
参考になるといいなぁ~
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過去編、そして現代へと物語は戻り、新旧の調査課メンバーがついに事態の全容に迫る。恐ろしい真相と、作り込まれた世界感、これまで読んで知り得た世界感全てが結実して、この結末になった。
人間と神々の物語は、この全三巻をまとめて読まないと混乱する。しかし、ちゃんと繋がるのでメモしながら読み進めるとカタルシスがある。一巻の最後の盛り上がりから一気に読んでしまった。
ここに至る全ての歴史と紡いだ人々が愛おしくなるラストだった。
最高。