さらにスケールアップ
2024/11/29 22:37
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投稿者:リオボカ - この投稿者のレビュー一覧を見る
与党の党首選というタイムリーなテーマで読みごたえがありました。次は韓国が舞台?
内容がリアルで読み切りました
2024/08/31 06:58
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投稿者:ポッポ - この投稿者のレビュー一覧を見る
当確師、聖が総裁選の参謀として依頼を受けて進めていく話ですが、実にリアルの描かれているので現実を重ね合わしながら読みきってしましました。登場人物にもいろいろなスキャンダルを隠しながら自分自身が正統派だと主張する姿には変に納得しますが、結末には驚かされました。本当の依頼人はだれなのか、聖の人間関係も複雑ですね。
ぜひ、読んでみてください。
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当選確率99%を誇る選挙コンサルタント、聖達磨。
現与党の次期総裁選が近づき、続々と議員が候補に名乗り出る中、彼が参謀を務めることとなったのは、新時代のリーダーと目される政治家・本多さやか外相だった。
時を同じくして、新聞社のベテラン記者が静かに動き出す。
聖も関わりのある、22年前に起きた大疑獄の可能性を秘めた事件に迫るために……。
『ロッキード』も話題の著者がつぶさに描く選挙戦エンタテインメント!
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中盤までは策略渦巻くハラハラの展開だったが、諸外国がちょっかいを出してくるあたりから勢力図がわからなくなった。なので結末の納得感も乏しくやや残念。
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政治と選挙ショーの駆け引きと、党総裁=総理大臣を党員で選ぶことのメリデメを上手くミックスして料理したポリティカル小説。まあ普通に面白いがそれほど評価される作品でもない。これこそ評価3、という小説。
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オチはかなり奇天烈だったが、久々に著者作品として満足。裏の裏、また裏とテンポよく進んでいく。
現在にリンクし、今をリアルタイムで描いているようで、新聞や雑誌のオールドメディアと政治の旧来からの関係はそのままに、敢えてネットやSNSをあまり関わらせないところに、この小説の面白さはあるのかもしれない。
初版といえ、珍しい誤植。
P186 北村×→北原、一瞬混乱した
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なんでもありのインテリジェンスの世界。息子はどうなるのか、気になる。「皇居見下ろす最上階のレストラン」読売新聞か?大きな掃き出し窓で皇居眺め今半の肉食べてるんだもんなぁ…「事件を追えば社会が見える。社会の病巣の原因や不条理を浮かび上がらせる事で課題が鮮明になる。それこそが記者の存在理由だと思っている」なんだか…
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シリーズ3作。当確師と呼ばれる選挙コンサルタント聖達磨が、与党の次期総裁選。参謀を務めるのは友人根津ではなく新時代のリーダーと目される本多さやか外相だった…。結局落選師というオチでなるほど。個人的には、国際的謀略も絡むストーリー展開はこのシリーズとしてはどうなのか?と感じる。このシリーズはもっと泥臭くていいのに。
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総裁選を軸に、欲に塗れた議員達の駆引きや派閥組織の裏事情、22年前の事件を洗い出す新聞記者の矜持、執念をリアルに描いた作品。政治家への期待要素がゼロなのも現実的。
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当確師シリーズ3作目。常に候補者を当選させる事を生業としてる当確師。今回も身内から対立、それぞれの人間関係や利害関係を炙り出している。今回は国際的な問題にも波及してて当確師には権限が及ばないでしょ、と言いたかった。
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偶然というか、縁あって、自民党総裁選の時期にこの本を読むこととなった。
政治資金問題、派閥解散、ロシアのウクライナ攻撃など現実を小説の素材にするところがさすが真山さん。
現職内閣、国政を裏で操る重鎮、過去の総裁選の不正を執念で追うベテラン記者、日本初の女性総理を目指すシングルマザーの女性議員、主人公の旧友で本命の総理候補など、役者は揃いに揃っているが、話が壮大で、置いてけぼりになった感じだった。
結局、総裁選は党員の旧派閥、選挙後の保身やポジションを巡る駆け引きの結果だと思い知った。
日本の首相を有権者の1%未満の人間が決めていいのか、その1%は本当に国民の代弁者たる資質と信念を持っているのか。
答えは否だが、国民が義務を放棄し、地方選挙の投票率は下がる一方。若者は勉強もせずに無関心を装い、将来を見ようとしない。
そんな虚しさが一番心に残ってしまった。
続きがあると期待する終わり方だったので、当確師の本来の仕事、矜持を発揮した新作を待ちたい。
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民自党という与党の総裁選に関する話。
ちょうど現実の世界で自民党の総裁選もあったし、面白いかと思って読了。
総理大臣が民自党総裁への再選を目論むのだが、総裁選告示直前に過去の金の問題で失脚する。
告示直前というと、選挙までに根回しなどが効かなくなり、後継者候補選びも難航する。
加えて、アメリカや中国からの圧力なども加わり、ゴチャゴチャの総裁選となる。
読んでて、これが日本の政治なら悲しくなる部分が多い。
物語としても楽しめなかった。
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面白かった。
総裁選挙に絡み22年前に報道されなかった疑獄事件が、再び総裁選の中で密かに頭をもたげてくる。
そんな状況の中で当確率99%の選挙コンサルタント聖達磨は外務大臣の本多さやかの参謀に就いたが、聖の真の目的をカモフラージュしながらギリギリの票読を続けていた。
一筋縄では済まない政界の裏の動きや、総裁選挙に絡む力関係と政治力学の様や、アメリカや中国をも関係してくる難題を、聖達磨の行動と共に老練な新聞記者北原たちの取材活動を同時に描いている複雑な話を見事に纏め上げていた。
政治家、政治記者、検察官、政治家秘書、これらの魑魅魍魎的な人物たちの
伏魔殿の話を、興味深く面白くリアルに描き読み応えある小説だった。