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リーダーシップの定義を従来の「リーダーとなったものが発揮するナニか」ではなく、「集団の共通目標の達成に向けて発揮させる影響力のプロセス」としているところがとてもしっくりくる。
その既成概念の「リーダーシップ」からのシフトを具体的なステップを踏んで変えていく説明はとてもわかりやすい。
ビジネススピードの変化に伴う事業範囲の広がりや責任範囲の曖昧さを乗り越えていくためのマインドをシフトすることとそれを時間を駆けて変えて必要性を感じる一冊だった。
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メンバーの一人ひとりがリーダーシップを発揮することで、全員活躍チームを目指すシェアド・リーダーシップ。
その有効性の科学的根拠に続き、5つのステップで組織の作り方を示す。
リーダーシップは全員が発揮するものという考え方は、今では目新しくはないが、それを意図的に引き出すという点で、いくつかの気づきがあった。
まず、順番が大事だということ。
特に1.イメトレしてはじめる。2.安心安全をつくる。3.ともに方針を描くの順番は必須。
そのうえで4.全員を主役化する。5.境界を揺さぶる。
チームの規模や、チームの目的目標、構成員によってもかなり差があるとは思うが、1〜3だけでも相当な労力と時間を要するイメージを持った。
マネジャーは、結果や変化を焦らず、忍耐強く一つずつステップを登ることが求められるのではないか。
したがって4半期ベースの業績KPIだけを追い求めるチームで取り入れるには、かなりハードルが高そうだ。
その期間を耐えられるかどうかに、実践企業の本気度が現れそうな気がした。
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成果を上げているチームで、シェアド・リーダーシップのあり方が実践され、注目を集めています。
シェアド・リーダーシップとは、職場の一人ひとりがリーダーシップを発揮し、その影響力が、複数のチームメンバーによって担われている創発的なチームの状態を指します。
全員活躍チームです。
リーダーひとりがリーダーシップを担うのは、今の社会では限界が来ています。
昔のリーダーと比較すると、あまりにも忙しすぎ、やることが多すぎ、多様化した部下とどのようにチームを作っていくのか、先の見えない未来にどのように向かって行けば良いのか、その役割や在り方は様変わりしています。
マネジャーの行動のシフトによって、シェアド・リーダーシップを発揮し、全員活躍のチームへとシフトさせていくプロセスを5つのSTEPで解説します。
調査や実例に基づいた実証的、実践的な書籍になっています。
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新人マネジャーにとって、メンバーとの関係性は本当に難しい。
そんな時に大好きな中原先生の名前の本!
実質的な著者の堀尾さんにも中原イズムが感じられ、実務に活かせそうです。
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職場やチームが「全員活躍チーム」になること、すなわち、「シェアド・リーダーシップ」をいかに実現していくかを様々な調査・研究に基づき明快に解説しています。
シェアド・リーダーシップの概要やメリットの解説も充実していますが、それに留まらず、それを実現する(=リーダーシップをシフトする!)ためにマネジャーが取り組むべきことを5つのステップで具体的に説明しているところが本書の一番の特徴かと思います。
関連して、「心理的安全なチーム作り方」や「仕事の任せ方」のポイントや実際に職場で行える具体的ワークの紹介なども非常に有用に感じました。
特にマネジャーの皆さんにお勧めしたい良書です。