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2冊を併読する面白さ
主の利を得て勝つ
ライバルよりも先に知る
己を知ることの難しさ
商いの根本=道徳
言葉の重みと責任
補佐役がいてこそのリーダー
君主は舟、万民は水
集団のエネルギー勢で勝つ
人相・手相・地相
3つの鏡:銅・歴史・人
健全な興奮→着想
水の姿=組織の理想
朝の気は鋭し
拙速が力を生む
一人勝ちは危うい
明代ー菜根譚&呻吟語
目には見えない真理をつかむ
財産・色欲・名声・身分→品格左右
3ランクで述べるー孔子以来の伝統
恥の気持ちに問いかける
山登りの方法は1つにあらず
反省=薬石
幸と不幸・喜びと苦しみは紙一重
適度な心の空間に神が宿る
自是自私
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人生は、孫子だけでは渡れない、んだな、と読み終えてふと思った。
孫子や貞観政要は、オンをどう戦うか、を
違う視点から述べている。
一方で我々は、自分、家庭がある。
オフを豊かにすることも、大事。
その意味で、菜根譚などが役立つ、と。
オンオフ両方をバランスよく。
さらに、オンも孫子の視点だけではなく、
貞観政要の視点も入れて多角的に見よ、
ということなんだ。
奥が深い本
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貞観政要、孫子、菜根譚、呻吟語などから抜粋し、意味やその解釈も著者の人柄が現れているものでした。
故事、ことわざ、が深すぎずちょうど良い感じで触れることができる良書でした。
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伏すること久しきものは、飛ぶこと必ず高し
中国の処世訓『菜根譚』後集七七に出てくる言葉である。
意味は長く地上に伏せていた鳥は、いったん飛び立つと他の鳥よりも高く飛翔する。
今は泣かず飛ばすでも、未来を見据えて勉強しようと思えた。
そんな言葉に出会えたこの本に感謝です。
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さまざまな中国古典に照らして、
現代にも活かせる生きる上での本質を、
「効率よく」読めるのでは、という都合の良い期待から読んだ。
期待したが、期待外れだった。上記の動機が不純だったのかもしれない。
著者についてはNHK100分de名著での指南役で見たこともあり信頼を置いていたのだが、
この本に関しては、
老いた著者による、大学で教えてきた身から見た今どきの若者へのとまどいや一方的な推測などからなる「自分日記」の域を出ていない。
タイトルに示すような深淵・懐深い本質、という内容は感じられず、
著者の学問的知識と著者自身の日々の生活との接点を、気づいた端から書き留めて、溜まったので出版した、というくらいの、エゴの感じられるものだった。