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若い頃、殺されると予言された大叔母が急死。遺産をかけて、姪の娘が親類らと捜査合戦を繰り広げるが…というフーダニットで、けっこう欺かれたのでプロットはよろし。しかし、10人くらいの登場人物が現在と50年くらい前を入り混ぜて登場し、名前も平凡なので、なかなか苦労しちゃった(^_^;)
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犯人の動機がわかるようで、本人の独白がないので想像するしかなかったのが残念。
フランシスがなぜ夫と結婚したのか、二人の夫婦生活がどんなものだったのか、もっと知りたかったかな~
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とても話題になっていたので。
主人公アニーの大叔母フランシスが殺されるこの物語は、犯人探しをする現代のアニーの視点と、ティーンエイジャーの頃に書いたノートのフランシスの視点が交互に描かれる。
現代でまともに見える人も、昔の姿を知ることによって、どんどん怪しく思えてくる。
面白くて一気に読めた。徹夜本としてもおすすめしたい。登場人物も結構多いし、細かな描写を覚えているうちに推理したほうがいい。
エミリー殺しの犯人は、途中でわかりやすいが、フランシスのほうは難しかった。特に動機。
あと、とても稚拙に伏線も回収してきたのに、サクソン絡みの残った謎2つがモヤモヤしたまま…
本当は寄宿舎学校に行っていた?
本当はノートPCなどを壊した?
どちらも多分サクソンの嘘だろうで片付けられ、オリヴァーの最後の話も結構雑。
私の見落とし?どなたかの考察を読んでみたい。
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#読了 #白の殺人事件 #創元推理文庫 #読書好きな人と繋がりたい
登場人物が多くて時間が、かかってしまった
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登場人物が多く、また過去と現在をいったりきたりするので誰が誰だか……という感じで慣れずに読み進めるのに若干時間が掛かってしまった印象。
それでも、書かれているエピソードはどれも丁寧で情景が浮かんできてからはサクサク読めるようになり、気づけば主人公と一緒に犯人探しに没頭していた、という感じです。
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タイトルと装丁に惹かれ、手に取った。
英国を舞台にしたミステリーではあるものの、
作者はアメリカ人だそう。
資産家の大叔母が亡くなったことから
25歳、作家志望のアニーがその事件の犯人探しをすることに。
その死には大叔母が16歳の時に占い師から告げられた予言が大きく関わっていた??
海外ミステリーで登場人物多数。
現在と過去が交互に繰り返され、その関係性は複雑!
かなり読むのに集中力が必要とされるのに、
その集中力がなかなか保てず、苦労した。
結末は納得行くものだったけど、
いかんせん情報量が多すぎて、もう少しシンプルにまとまっていたらもっと純粋に楽しめたかも。
謎解きをする時の、主人公とその親友とのやり取りに好感が持てた。
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クリスティの雰囲気満載。登場人物たっぷりでしかも名前も一般的なので誰だったっけ、とすぐ忘れしょっちゅう冒頭に戻るのでクリップ挟んだほど。入り組んだ構成で展開も複雑で読み応えありました。展開が緻密だったのに比して、この人が犯人?なんて気がしたのは確か。非常にハードで命張らないといけないけれど、大叔母の莫大な遺産を継ぐ、なんていかにもイギリス的体験をしてみたくなりました。
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CL 2024.10.28-2024.10.31
登場人物が3代に渡っていて、年代の違いがわかりにくかった。
過去の、フランシスたちが10代の頃の物語は面白かったけど、現在のアニーのパートは、関係者の人物像がなかなか浮かび上がらなくて読みにくかった。
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2024/12/1読了
約60年前の、自分は殺されるという予言を信じ続け、実際に殺害された大叔母、フランシスの死の謎に挑む、ミステリ作家志望のアニー。関係者が狭いコミュニティ内に限られるという設定は、D・M・ディヴァインっぽいともいえるが、主人公で語り手で探偵役のアニーは外部の人間であり、被害者である大叔母に会ったこともない。その大叔母の遺言の所為で、財産を相続する者の候補として事件を解決しなければ相続権を失うし、かといって普通に警察が解決すると地所は開発業者の手に渡るという地元が望まない事態になる。一応、関係者たちは協力してくれるが、彼らは容疑者でもあり、駆け引きもしなければならないetc. 中々にサスペンスフルな設定だった。明かされた真相の意外性はあったけど、目眩まし的な出来事の説明が些か雑だった印象あり。
しかし、ある人物がフランシスのためにしたことが、彼女に“予言”を確信させ、その確信の下にフランシスが行なったことが60年も後の今回の事件に繋がることになるという、運命の皮肉というか恐ろしさというか。そもそも、占い師が「お前は殺される」なんて物騒な予言をするからこうなるんだ、商売なんだからもっと当たり障りの無いことを言えよ、とか身も蓋もないことを言ってはイカンのだろう。“お話”が成立しなくなるし。
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読み物として、本当に面白い!でも個人的にはミステリじゃない
良かった点
・"フランシスの日記"(早く続きが読みたくなる素晴らしい筆致)
・登場人物は多いけど、親族で固めているから把握しやすい
ここはどうなのか?と思う点
・とにかく中途半端な描写が多い
・アニーの恐怖症の数々(これは要るのか?)
・現在のサクソンが余りにも小物
帯とかで“ホロヴィッツと並ぶクリスティの後継者”って書かれてあったけど、それは本当なの?
推理小説として、放置してある事象多くないか?
細かいけど、
・フランシスの紫色のカーディガンを何故かローズが持っていくが、それについては触れてない
(多分、ローズのフランシスへの強迫観念の現れ?)
・何故エミリーは、ローラという最大の切り札を手放したのか
・フォードの元妻オリヴィアの真相
・エルヴァがローラを嫌う理由
(↑3つは推測での理由付け有り)
・サムの調査ファイルをわざわざ回収させる必要性
こういうのが至る所にあって、でもそれに対しての答えは推測とか憶測が多い。
まじで細かいと自分でも思うけど、クリスティとホロヴィッツはこういう細かい全ての事象にちゃんと答えをくれるから、本作もそうだろうと、ちょっと期待してしまった。
著者のクリスティン・ペインさんは元々児童書を書かれている作家らしい。だからか、先を読みたいと思わせる力が卓越してると思ったし、最初に書いた通り、読み物として、面白かった!
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大叔母を殺害した犯人は誰なのかをミステリ作家が推理するというストーリー。
登場人物が多くて区別を付けにくく感じた。
序盤から全員がそれなりに殺害動機を持っていそうな描写ではあるものの、「注射器を使った毒殺」と序盤に検死結果が出た時点で「皮下注射ではなく血管への注射に手慣れた人物が犯人か」と容疑者を数人に絞れそうではある。
そもそも、犯人はどこで被害者に注射をして、そこから被害者は遺体発見現場までどんな様子で歩いて行ったのかが想像できない。それとも、絶命してから犯人が搬送したのだろうか。
「大きな屋敷に住む富豪が死んで遺産争い」という舞台の設定が、いかにもな懐かしき古典ミステリっぽくはあるが、内容はあまり楽しめなかった。