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桜志の雪への想いが切ないですね。あと逸臣の子供時代のお話です。やっと雪に話すことで2人の仲が深まりましたねー。11巻は過去の話が多かったので、12巻は2人の同棲生活や、桜志との関係がどうなるのか楽しみです。
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ついに逸臣から7歳の誕生日からの話を、指のタトゥーの意味を打ち明けられる。
7歳でその感受性はすごい。そしてずっとその気持ちを持ち続けているのもすごい。そんな逸臣をまるごと受け止める雪もすごい。
桜志くん、いいお友だちがいて良かったね〜。やらなきゃいけないことってなんだろう?
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雪に優しくしたいという譲れない一点を理解した桜志が思い出す過去
桜志って初めて会った時から雪に惹かれていただろうに正直になれない捻くれさが雪に優しく出来ずに居たというのは彼の性格の悲しさが出ている
というか「手話覚えてないし」と手話で伝えてしまうのは優しさと面倒臭さが見事に同居している(笑)
ただ、彼としてはその捻くれさだけでなく、肝心な時に雪を守れなかったし、彼女を慰められもしなかったのが大きな後悔として引き摺り続けて来たのだろうな…
あの時、彼女を泣かせてしまったから自分は優しくないのだと
そんな後悔まみれな桜志を友人達が優しいと言ってくれたのは良かったなぁ…
裏なんて無い表情で彼らが語ってくれたから、あの時雪が伝えてくれた言葉の正しさとそして雪も桜志の優しさに気付いていたのだと判る
なら、彼が雪の為に今示すべき優しさは自明となってくる気もするが…
旧知の人間との再会や時の経過により逸臣の中で踏ん切りがついたようで遂に彼の過去が語られたね
そこで語られたものは想像していた最悪よりも酷くはないものだったけど、一人の人間の価値観を根底から変えるには充分過ぎる出来事
自分は豊かな国で温かいシャワーやベッドに包まれるような暮らしをしている。けれど、世界にはそのような物に手が届かない暮らしをしている子供も居る
まるで自分が罪人になったかのような感覚だったのかも知れない。だからこそ、届かない子供達に多くを届けようとする香成に憧れた面が有ったのだろうな
憧れからボランティア活動へ入ったからか、当時の逸臣の表情はキラキラしているね。行動は大人でも見倣うべき程だけど、やはり子供だからか見通せていない面もある
それを香成は気遣って隠していたようだけど、当事者との手紙の遣り取りは良くも悪くも相手の実情を逸臣に伝えてしまうもの
自分の家には新たな命が生まれたのに、ソアンは3食食べる事すら夢のまた夢で
ソアンとの体験はきっと逸臣にとって後悔であり恥であり決意だったのだろうな
それは日本の中だけで暮らしてきた雪にとってあまりにも遠い話。でも、逸臣はその決意に本気だし雪にも本気
だからこそ、自分の夢が雪に重荷となってしまう事を恐れていたのか…
なら、逸臣が雪に話しても良いと思えたのは二人にとって一つの成長で、雪が逸臣の夢を受け止められたのは一つの決意と言えるのだろうな
大きな分水嶺を乗り越えられた二人に訪れるのはまた別の分水嶺のようだ
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いつおみ君のキャラ設定が深くてすごい。
これまでシンプルな恋愛漫画感が強かったけど、更に深まった感じ。
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逸臣くんがこれまで抱えてきた想い・過去を雪ちゃんに打ち明けるお話。
逸臣くんの7歳の誕生日、香成さんとの出会い、中指にあるマークの意味などが次々と明らかに。
そして心くんに触発された桜志くんも想いを伝えるのか?12巻で雪ちゃん、逸臣くん、桜志くんの3人で会うみたい。何かがまた起こる予感がします。