地獄に堕ちる覚悟に、もう感謝!!
2024/08/14 16:44
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投稿者:ミケ - この投稿者のレビュー一覧を見る
両親共に言います。「魔力の劣る兄の王太子を支えると約束して」
美しく可憐な妻デルフィーナを持ち、国を護る魔力と実力と誠実さを持つ弟王子レヴィアスは、臣籍降下しても両親との約束や道理を守ろうとします。
でも、能力も無く性格も悪く、一方的に僻みや嫉みを持つ兄弟はいて、こんなヤツに権力持たせたら暴君になるのは当たり前。王妃も一緒に腹いせ三昧。
箱入りお嬢様育ちのデルフィーナも頑張りました!覚悟を決めてくれたレヴィアス、ありがとう!!国も救われました!可愛いおジャマ虫ちゃんには笑いましたけど。
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代々将軍職であるロウエン侯爵家の一人娘デルフィーナと、第二皇子との政略結婚から始まるお話。
魔力やドラゴンといったファンタジー要素も少しあります。
一冊完結
えちち度…星4!
魔物たちが襲ってくるのを守る為に必要なのは魔力!宝珠に魔力を注ぐことでバリアを張り国を守っている世界。
次期皇帝として民を守る為、1番必要な要素である魔力量が、第一皇子のカヒルにはほとんどなく、それとは逆に膨大な魔力量を持つ第二皇子レヴィアス。
実の父母より「第一皇子を支えよ」と耳にタコができる程言われ続け、誓いまで立てさせられ、なんだったら母親には「レヴィアスに魔力を奪われたのよ、カヒルが可哀想」と裏で言われる始末。
普通王家の者たちは宮殿内で家庭教師に勉学を教わるが、兄カヒルが比べられないよう、弟レヴィアスは学校に入れられ、その後も将軍職ロウエン侯爵家の娘と政略結婚し、大公となることで、第一皇子カヒルの地盤を固めることに文句一つ言わず着々とこなしてきた…。
最初こそ、政略結婚面倒くさいなーと思っていたレヴィアスだが、見目麗しいデルフィーナに心奪われちゃいます。
デルフィーナに至っては、初恋がレヴィアス!でも相手にとっては政略結婚。片思い(?)的な感じだけど、好きな人と結婚できるのだから幸せ!という感じでワクワクで結婚式を迎えます。
結婚式当日、実際もう2人は両思い状態。政略結婚という名目のせいでお互いの気持ちが少しすれ違っている程度でもうすでにラブメーター上がってます!
そして迎える結婚初夜。侯爵家の唯一の娘という事もあり蝶よ花よと育てられ完全なる箱入り娘として初夜を迎えるデルフィーナは「布団に入り、一晩中手を繋ぐと子どもが出来る」と思っている脳内お花畑ちゃん。おい!父母!性教育しっかりしろよ!
レヴィアスは、ひとつひとつデルフィーナに夜伽の仕方を教えていくのですが、それがまた良い!挿入時の痛みでデルフィーナがポコポコ胸板を叩いて怒るシーンが可愛い…!
そんな感じで初夜からがっつりスケベです。
それからも幸せな日々が続くと思っていたが、そんなわけ無いよね!でました、第一皇子カヒル。こいつ最低なんだよな。自身に魔力量がなく、弟レヴィアスに対して嫉妬や憎悪をに狩られ歪みに歪んでしまった性格。救いようなし。
皇帝陛下が崩御したあと、カヒルは皇帝になれたのに、今まで溜め込んできた鬱憤を発散するかの如く、今まで前皇帝の為、国の為に尽力してきた宰相達を辞めさせ、自分のいう事を聞くボンクラの媚び売り太鼓持ち達で身の回りを固めます。目障りだった貴族達も首を刎ねたりとやりたい放題。まさに暴君。
さらには、2人に嫌がらせする為に色々画策します。
しかし、レヴィアスは大公となり、父母に兄を支えるよう誓った身。実直な彼はカヒルの尻拭いに追われます。
カヒルが皇帝となってから民への支援も打ち切り貧民も増え、国がめちゃくちゃになる中、デルフィーナの父であるロウエン侯爵がついに反逆を起こしてしまう。それもこれもカヒルの策略なのですが…、ああ、腹立たしい!
このカヒルのクズっぷりがほんと読んでてイラつくのですが、是非読んで味わってほしい!
父の失態で、デルフィーナにも危険が及び、レヴィアスはその対処に終われ離れ離れに…。胸が苦しくなる展開がここからいっぱい始まります。(カヒルめ!許さん!)
他にも書きたい場面いっぱいあります、でも読んで味わって欲しい…!一冊完結の中でしっかりまとまってて読みやすかったです。
セッセの方もお盛んで、それも良かったのですが…ちょっと似たり寄ったりだったかな…。これだったらエチチシーン減らしてカヒルへの逆襲シーンを増やしてギャフン要素出して欲しかった…!(そのくらいクズなんです。)
エピローグでも家族の幸せな様子を読めて嬉しかったし、表紙イラストも最高で、脳内で美しい彼らの睦あいを想像するだけで幸せな気持ちになれました。
素敵な作品をありがとうございました!
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評判は良さげなのだがハマらなかった。超高速スライド読み&中抜きで読了。
理由は、ヒロインが全く好みではなかったことだ。
箱入り娘だから仕方ないと納得しようと思ったのだが、あまりに無知。もともと聡くもなく、知的好奇心もない人物の場合、小さくて快適な箱庭で囲われて育てられるとこうなるのかもしれない。いや、だからこそ父親は無風の籠で大事に育てたのかもしれない。はっきり言って愚鈍。
私は優しくないので大目に見れなかった。
それから、挿絵がポルノじゃん。こういうの、私は求めてない。