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投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
バイト仲間から留守の間のペットの世話を頼まれたモトコが、手探りで命と向き合い、その責任を噛み締めいく。消すのは簡単、でも生かすはまさに命懸け。戦争などの人為的なものや、天災などの自然の摂理に逆らい、ひたらすら命を守り育み続ける事の大切さを問うた作品。
パンダを始め沢山の豆知識が興味深く、モトコの静かな好奇心に感化され、久し振りに上野動物園に行きたくなった。
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アルバイト先のカラオケ店の同僚・村崎さんから、彼の留守中に飼っている生き物の世話を頼まれたモトコ。様々な生き物の世話をしながら、海外に出かけてしまった彼とのメールのやりとりが綴られる。
物語としてはそれだけの話なので特別面白いとは思わない。ただ、メールのやりとりで披露される膨大なトリビアが興味深く、こちらがメインなのかなと思った。
人と生き物との関わり、地球に与える影響などに思いを馳せた。
※NetGalleyにて読了。
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一気に読了。バイト先の先輩が海外に行く間、飼っている動物たちを預かることから、続いていくはなし。パンダが中国でどのように社会的政治的なマスコットとして用いられてきたか、主人公が子供の頃に起きた実際の毒入りジュースの事件、いろいろな社会の出来事や周りの人々から発されるエピソードを、主人公とともに思考するような、ちょっと謎解きのような。とてものめり込む読書だった。
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人との関わりと動物と自然環境。
淡々としたメールでのやりとりの往復書簡の中で綴られるトピック一つ一つが興味深く話しの主軸なのかも。
外交目的による動物の譲渡、貸与。
絶滅したと思われた生物が保護されて個体数が増えてもその土地から消えた生物に実は寄生していた小さな虫は絶滅していたり。
個体と種別は別である。DNAは同じでも同じ生物ではないのかもしれない。
人間という生物もマクロで見ればたくさんの個体の集合でも、ミクロ視点に立てば地域によっては絶滅に瀕しているのかも。と思いました。