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投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
孤独が苦痛でなくなってきた昨今、社会問題化し大臣まで設置された孤独。孤独の意味を解きほぐす試みとして、承認やソウルメイト、社会的・主観的意味づけ、引きこもる自由と社会に出る自由などを通して、社会的想像力の発揮を促す試み。
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親友とか恋人とか他の人とは違う存在として名付ける時、依存せずに自立できているかを見直すことは、浅い依存を生み、存在と平等と自己の自由が確立され、ぼっちのままで居場所をみつけることにつながるのではないかと思った。
アナ雪をベースに考えるととてもわかりやすい。
1では、家族とのつながりで孤独から脱したエルサだが、2では、家族の枠を超えてぼっちのままで居場所を見つけたように思う。
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#読みたい本
「孤独」は好きだけど「孤立」はしたくない、と思っているが、改めて『「孤独」は好き』を考えてみると、本当にそう言えるのか?、とも思ってしまう。「孤独」を今いちど考えてみるために読みたい
#ぼっちのままで居場所を見つける
#河野真太郎
24/10/10出版
https://amzn.to/483RcAE
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タイトルからつい、ソリチュードの心理的な側面に光を当てた本かと思っていたが、文学の話が中心となっていて最初は少し読みたいものとは違ったかな、と思った。でも読み進めるうちにこれは人間一人のソリチュードに光を当てるのではなく、万人が安心してソリチュードの楽しめる社会をどう作るか、それを妨げる社会とはなにか、それを想像しようと訴える本なのだと最後まで読んで理解した。
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孤独(いわゆるぼっち)であることをこの社会は
悪く捉えているところが問題であると著作は
本の中で語っていた。
アナ雪や葬送のフリーレン、イギリス小説などに
焦点を当てながら「孤独」について書かれている。
1人でいることを選んだ人が楽に生きれる社会の
実現というのは簡単なことではないのかなと考えされられました。
それでも自分はなんやかんや1人になりたいから
おひとりさまでも家族、恋人連れでも誰にでも寛容な社会になって欲しいなーと思います。
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エルサやロビンソン・クルーソーといったキャラクターから『森の生活』のソローや『自分だけの部屋』のウルフといった実在した人物まで幅広く取り上げながら孤独について述べられた一冊。未読の原作も多くて興味深かったし、現代社会でぼっちのまま楽しく生きるヒントがたくさん記されていました。
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アナと雪の女王のエルサや、ジェイン・エアのジェイン、葬送のフリーレンなどを例にしながら孤独について書かれた本。知っている話にそってでしたのでとても入りやすかったです。ロンリネス(苦しみや寂しさなど否定的な孤独)とソリチュード(解放、創造性をもたらす肯定的な孤独)、アイソレーション(物質的、社会的な孤立)。
「年収500ポンドと自分ひとりの部屋」は言い得て妙でした。ソリチュードを実現させるためには個人的な資源が必要ですね。社会資源は本当に当てにならない気がします。まずは暴力的な男性に依存しなくても生きていける自分でありたい。