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出版社(集英社)のページ
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「絶賛の声」、著者紹介、試し読み、
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先史時代から現代まで、世界中を飛び回りながら筆者とともに家父長制の歴史を辿れる本。一部地域で残っている母系制の名残とか、家父長制を正当化するために各種教典が都合よく解釈されてきたこととかの話が面白かった。
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男性が女性を支配する家父長制はしっかり頭と心に染み込んでおり、それを生物学的に説明する説もあったりしたが、この書は古代から現代までの歴史的に家父長制を調べ、そしてイスラム圏や社会主義圏での家父長制を論じる。また生物学的に規定されたものでないことを証明する大胆な書である。家父長制は支配の道具であり、現在の支配層は容易に手放さないが、現代の若者には必要でなくなってきており、そのために歴史は逆流のように締め付けを行う。歴史はジぐザグであっても前に進む。希望が持てる書であった。