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<目次>
第1章 平安京と嵯峨
第2章 中世・近世初期の洛中洛外
第3章 近世の京
第4章 近代の京都
<内容>
各時代の古地図をベースに、京都の町を語っていく。京都大学を出て、京都大学で教鞭を取られていただけあって、テーマも視点もしっかりしている。その辺の観光本とは違う、地に足の付いた京都ガイドとなっている。おそらく取り上げられたところの多くには観光客が来ることはないだろうが(天竜寺や金閣、三十三間堂や平安ジングもあるが)、京都の成り立ちや発展を考えるときに重要なところが取り上げられている。
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平安、中世、近世、近代の京都で、それぞれの時代で代表的な2つの地図を紹介している。現存するもっとも古い時期の平安京図は九条家本『延喜式』(東京国立博物館)収載の左京図・右京図とのこと。また日本最初に刊行された都市図は、「都記」(みやこのき)なども紹介されている。なんとなく地図に親しみがでてくる。
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各時代にいくつもの地図作製
1624年・都記
散歩・お気に入りの道
平安京と嵯峨:
延喜式左京図と葛野郡班田図
東寺と六角堂
羅城門と唐橋
堀川と神泉苑
清凉寺と檀林寺
中世・近世初期の洛中洛外:
応永鈞命絵図と洛中絵図
臨川寺と天龍寺
相国寺と鹿苑寺金閣
御土居と寺町
二条城と東・西本願寺
京の七口と荒神口
近世の京:
新撰増補京大絵図と改正京町絵図細見大成
上賀茂神社と下鴨神社
大仏と三十三間堂
壬生寺と島原
高瀬川と一之舟入
内裏と公家町
近代の京都:
京都絵図と『京都地籍図』
龍池小学校と京都国際マンガミュージアム
インクラインと蹴上発電所
平安神宮と岡崎
舎密局と第三高等学校
西陣と清水