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投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
12/8からWOWOWで連ドラ放送決定。間違った正義に支配された町で起きた「一家失踪事件」の調査が、この町に隠された根深い闇へと連鎖していく。抗えない同調圧力にひたすら慄える、オカルトミステリの文庫化。
同調圧力に屈した過去を引きずる真崎が調査をする、という所に面白みがある。真崎に限らず、誰しもがこの社会の歯車でいる為には多少の忖度は必要で、その経験があるからこそ作品の恐ろしさが身に沁みる。狂って狂って狂いまくっているが、それが「悪意からではない」という時が一番厄介。謎の団結力が生まれるまでの見事なプロセスに嫌悪を抱きながらも、自分ならどうしただろう、と考えさせられた。
意味がわからない、でもニュースを見てるとそういう理解不能な事件って意外と多く、人間の本質が炙り出されたような妙なリアリティに、最悪の後味と最高の満足感を味わえる作品。
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自分の生い立ちや家族を知りたくて調べた結果、村八分にされて家族を殺された麻希、愛息子を殺した犯人が街の人だったと知って絶望する木本夫妻、自分はリコール隠しに怯えながら仕事を退職した真崎、
いろんな人が辛い過去を持っていて読んでて心痛んだけれども、読み進める手は止まらなかった
同調圧力に屈することなく生きていけるか、隠蔽とか人間の嫌なところが垣間見えた、
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400ページを超える作品でしたが、先が気になりすぎて一気読みしました。
二つの視点から、三つの事件を紐解いていくワクワク感と、町の雰囲気がどうこっちに影響してくるのかというハラハラ感もあり、読み応えがありました。
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ちょっと極端な設定な気もするけど「本当のことを知っていながら口をつぐんでしまう」という事は誰にでもあり苦しくなるほどでした。
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社会、学校、会社、同調圧力によるいじめがテーマ。
なかなか読み応えのあるサスペンス小説に出会えました。
面白かった。
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怖すぎるわぁー。確かに人間は弱い部分があり、自分や自己の大切な人を守るためにいけないこととわかってても過ちを犯してしまうこともあるかもしれない。でも殺人は、もう人間じゃない。この町の住人、人間じゃない。宗教?洗脳されてるが、サイコパスすぎる。現実にもこういう人間は沢山いるから、改めて怖いなぁと思った。
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あらすじを読んで興味を惹かれて購入した。
施設で育った19歳の女性がある法律事務所に19年前に行方不明になった彼女の家族について相談が持ち込まれる。
彼女の家族は埼玉県にあるかつてのニュータウンへ引っ越したあと失踪していた。安心安全な街をうたうその地域は独自のルールがありそれに従わなかった彼女の母親と地域住民が揉めていたらしい。法律事務所の助手をしていた真崎が調査に乗り出すが、自身の娘と彼女が重なり。。
同調圧力の理不尽さに辟易とするが多かれ少なかれ現実社会にもあるなと少し恐怖した。4.0
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オーディブルにて。
読んだはずなのに未記録だったため。
期待値が高すぎたせいかそんなにだった記憶。