誰かがこの町で
著者 佐野 広実
江戸川乱歩賞作家が「地域の同調圧力」をテーマに描いた衝撃作。ゾクゾクが止まらない、読む前には戻れないミステリー!高級住宅街の恐ろしい秘密。住民たちが隠し続けてきた驚愕の真...
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商品説明
江戸川乱歩賞作家が「地域の同調圧力」をテーマに描いた衝撃作。
ゾクゾクが止まらない、読む前には戻れないミステリー!
高級住宅街の恐ろしい秘密。住民たちが隠し続けてきた驚愕の真実とは?
人もうらやむ瀟洒な住宅街。その裏側は、忖度と同調圧力が渦巻いていた。
やがて誰も理由を知らない村八分が行われ、誰も指示していない犯罪が起きる。
外界から隔絶された町で、19年前に何が起きたのか。
いま日本中のあらゆる町で起きているかもしれない惨劇の根源を追うサスペンス!
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連ドラ化
2024/11/23 11:02
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投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
12/8からWOWOWで連ドラ放送決定。間違った正義に支配された町で起きた「一家失踪事件」の調査が、この町に隠された根深い闇へと連鎖していく。抗えない同調圧力にひたすら慄える、オカルトミステリの文庫化。
同調圧力に屈した過去を引きずる真崎が調査をする、という所に面白みがある。真崎に限らず、誰しもがこの社会の歯車でいる為には多少の忖度は必要で、その経験があるからこそ作品の恐ろしさが身に沁みる。狂って狂って狂いまくっているが、それが「悪意からではない」という時が一番厄介。謎の団結力が生まれるまでの見事なプロセスに嫌悪を抱きながらも、自分ならどうしただろう、と考えさせられた。
意味がわからない、でもニュースを見てるとそういう理解不能な事件って意外と多く、人間の本質が炙り出されたような妙なリアリティに、最悪の後味と最高の満足感を味わえる作品。